二次創作小説(紙ほか)

Re: イナGO 銀色の悪魔【オリキャラ募集中!!】 ( No.109 )
日時: 2015/07/07 17:18
名前: マイタケ (ID: zTfaOGJu)  

はーい、今日は七夕で〜す♪
つー訳で番外編をしま〜す。
おっそろしいほどのグダグダっぷりですが、( ・∀・)つ




番外編Ⅰ 悪魔の願い事
「ふーん、ふふーん、ふふふーん♪」
鼻歌を歌いながら短冊を、無駄にでかい竹に飾るのは柚樹。いつもと違うのは浴衣を着ていること。
「柚樹、何をしている?」
正義は怪訝な顔で柚樹を見た。周りも周りで、楽しそうに準備をしている。正義には全くわからない。
そこへ麗夢が正義に近づいた。
「きょーおは楽しい七夕で〜す♪」
何故かひな祭りの曲なのは置いといて。
漸く意味の分かった正義は一言。
「ダメだ」
『ええぇぇえぇええぇ!!!!!!!!』
柚樹、麗夢、磐城、黎の絶叫が部屋を揺らした。他の面々は何も言わないが、明らかに嫌そうな顔をしている。
磐城と柚樹が反撃する。
「何でだよ!!ちったぁ休ませろ!!!!」
「そうだー、ひとみんの言うとおりだ!!」
「いつもダラダラしているだろう」
その通りである。
「それに雷門のこともある。なのにぐうたらしている暇は無い」
「その言い方だと今の俺達があの雑魚どもに負けるっつー意味か?」
「もしかしてビビってんのか?」
龍と刹の悪友コンビの射撃に眉をしかめる。
「別にそういう訳では…」
「それに竹を丸ごと引っこ抜いてくれたひとみんにもしわけな〜い」
「そうだそうだー」
「それはどうでもいい」
無邪気コンビを一言で斬って捨てた。
「「薄情者ー!!石頭ー!!」」
その声は無視された。
『…せっかく天の川ゼリー作ったのに』
「勿体ないね」
椿姫と尚が更に愚痴っぽいことを言い、
「てかもう御前の許可取っちまったしなー」
黎がトドメの一言を放った。
「………わかった」
さすがにボスと言える御前がそう言ったのならお終いだ。
石頭が折れた!!!
「「やったー!!」」
無邪気コンビがハイタッチを交わす。華南はパンパンッと手を叩いた。
「サッサと準備しましょう。雨宮もね」




『カンパーイ!!!』
天の川の下、デーモン・エンジェルはワイワイ騒ぐ。
そこには種族の隔てない、子ども達の笑い声が和風な屋敷の一角に響き、静かな夜に浸透していく。
巨大な竹がザワザワと風で靡く。一番上の、朱色の短冊が翻った。




『来年は京介と一緒に七夕祭りが出来ますように      柚樹』




柚樹が見上げた天の川で会った彦星と織り姫は、楽しそうに、幸せに笑っていたような気がした。