二次創作小説(紙ほか)

Re: イナGO 銀色の悪魔【オリキャラ募集中!!】 ( No.110 )
日時: 2015/07/17 20:13
名前: マイタケ (ID: zTfaOGJu)  

35話 練習試合Ⅰ
帝国側のキックオフで試合開始となった。
「おらぁああぁぁぁああ!!!」
武市は凄まじい速さでFWの剣城、夕葉が吹っ飛ばされた。いきなりのラフプレーに敵味方問わず目を剥いた。
「武市、何をしている!!」
「あ゛あ?テメェは黙ってろ!!フィフスセクターに尻尾を降っていた野郎が!!」
御門の声に耳を貸さず、さらには暴言も吐き、天馬達をも蹴散らしていく。
その前に立ったのは柊だ。いつもののほほんとした空気だが、目の色を変えている。
「炎薬の壁」
炎の壁が武市に襲いかかり、ボールを奪った。
「神童君!!」
柊は神童にパスを出した。
「よし、神のタクト!!」
黄色いラインが出現した。神童は指揮者の如く滑らかに腕を振るい、ボールを繋いでいく。
天馬、錦、剣城、倉間がラインに従い、パスをし、
「息吹!!」
ゴール前にいる夕葉へと繋げた。
「ファイアエデン!!」
炎のシュートがゴールを襲う。
が、その間に滑り込む影があった。
小泉だ。金髪を靡かせ、必殺技を発動する。
「嘆きの壁!」
凄まじい強度を誇る壁が、いとも簡単にファイアエデンを止めた。
「なっ…止めたんですか!?」
驚愕する夕葉。その間に小泉は他の選手へパスを出す。
高度なパス回しで雷門を翻弄し、ゴール前まで攻めあがる。
ゴール前にいる御門が必殺技を発動した。
「皇帝ペンギン7!!」
七色のペンギンが、三国が守るゴールを強襲する。
「天城!!」
三国が鋭い声で指示を出した。
「おう!!アトランティスウォール!!だド!!」
古代の神殿めいたそれが皇帝ペンギン7を防いだ。
「狩屋!!」
すぐさま狩屋にパスを出した。
狩屋から霧野、霧野から秋空にボールが繋がる。
「キャプテン!!」
秋空のパスを受け、天馬は必殺技を出した。
「真マッハウィンド!!」
強力な旋風を纏わせたシュートが帝国ゴールへ向かっていく。
「嘆きの壁!!」
またしても小泉が止めてしまった。
「…やはり、あの嘆きの壁を突破しないと無理か」
神童が呻くように言った。その時、
「テメェら雑魚相手に何やってんだよ!!」
武市が味方同士のパスに割り込み、ボールを奪ったのだ。これには誰もが顔色を変える。
「止めろ、武市!!」
「真一、キャプテンの言うことを聞くんだ!!」
御門の言葉も、兄である小泉の声にも耳を貸さず、強引なラフプレーで雷門イレブンを蹴散らし、必殺技を使った。
「グレイテスト・バズーカ!!」