二次創作小説(紙ほか)
- Re: イナGO 銀色の悪魔【オリキャラ募集中!!】 ( No.120 )
- 日時: 2015/07/24 13:02
- 名前: マイタケ (ID: MIiIBvYo)
「っ……」
武市は精一杯睨みつける。しかし柚樹と椿姫の顔色は変わらない。
「おい。お前ら…」
柚樹の大鎌の刃が食い込む。
「あなたに発言を許した覚えはないわ」
椿姫は氷の如き無表情でそう言いはなった。柚樹は冷たく嘲った。
「ねぇ、いい加減この人コロシテいい?いいよねーじゃあいきま〜す♪」
柚樹が大鎌を振り上げた。
「真一!!」
小泉が走り出す。だがどう見ても大鎌の刃が速い。
死ぬ。そう思った時だった。
「はいはい。そこまでね」
ガンッと言う鈍い音と共に、薫が途中で割り込み、刃を刀の鞘で止めた。
「薫…!!」
「……誰?」
天馬の呟きと、柚樹の問いが重なる。薫は優雅に微笑んだ。
「はじめまして。ボクは星宮薫。黄昏の流星の人間だ」
「!!!」
柚樹は地に足をつけて、咄嗟に距離を取る。椿姫も同様で、警戒心剥き出しの目で薫を睨んだ。
「さて、そこの間抜け。後で覚悟しとけ」
「なっ……!!」
武市が文句を言おうとする。が、抜き身の刀の切っ先を眉間に当てられ、黙った。
「この馬鹿はほっといて、いくら何でも人を殺しちゃ駄目だよ」
「だってー…」
「そう言うときは存在感出しといて精神的に疲れさせんのが乙だね」
『あんた一体何しに来た!?』
全員が突っ込むがスルーされる。
「まぁ冗談はともかく、キミらは何しに来たのさ」
「「…………」」
柚樹と椿姫は目を瞬かせる。
「………………なんだったけ」
『おいっっっ!!』
綺麗にハモる。隣にいる椿姫も小さく首を傾げている。
「………やっぱりこうなるんだな〜〜〜」
「はぁぁああぁぁあー……………」
「にゃははー。ゆずきんとつばっきーおもしろーい!!」
男2人の声と、女の声。
同時に黎、流星、麗夢が柚樹と椿姫の周りに現れた。
「お前ら…デーモン・エンジェル!!」
車田が吠えるように言った。
「はじめまして。ボクは黄昏の流星の星宮薫。よろしく」
緊張感漂う中、薫は柔らかに微笑んだ。
「魔術結社、黄昏の流星か?」
「そ。忍者の末裔さんに覚えてもらえて光栄だよ」
流星の言葉に、薫は笑みを深めた。笑顔のポーカーフェイスに、黎は眉をひそめた。
「……お前、冷めてんな」
黎の言葉に、薫はパチパチと目を瞬かせた。しかし表情は変わることはなかった。
「うちら、皆に決闘を申し上げる!!」
一言、大声で麗夢が言った。
「…なんか、計画したのと全然違うくね?」
「……(てへぺろっ♪)」
「テメッ、俺の時間返せ!!」