二次創作小説(紙ほか)
- Re: イナGO 銀色の悪魔【オリキャラ募集中!!】 ( No.125 )
- 日時: 2015/08/09 21:15
- 名前: マイタケ (ID: /OJeLYZk)
40話 バトルⅡ
「わーいわーい!点入っちゃったー!楽しいかなー!こん調子でどんどん点ば入れちゃうぞー!」
大はしゃぎする麗夢をデーモン・エンジェルは呆れた目で見る。その様子からして、柚樹と同様、無邪気属性のようだがこちらの方が活発のようだ。柚樹だったら当たり前と言うように顔色一つ変えないだろう。
「ふわぁ〜」
その柚樹はベンチに腰掛け、大鎌の柄を弄りながら欠伸をする。この試合に対する興味は欠片もないようだ。
それはフィールドにいる椿姫も同様で、殺気が武市にクリーンヒット。
「おい椿姫。今の敵は松風達だからな。そっちじゃねぇから」
「……」
黎の言葉を無視し、ボールを磐城に渡す。雷門とやる気はこれっぽっちないというのが清々しいほどわかった。
「うおぉぉぉー!」
天馬が磐城からボールを奪おうとする。が、磐城は巧みなラフプレーで天馬を突き飛ばした。
「うわっ…!」
「はっーはははっ!!その程度で俺の牙城は崩せぬわ!!」
そしていつの間にか前方にいた麗夢にパスをした。
それを神童が華麗にカットした。
「やった…!」
「ありゃー」
神童と麗夢の声が重なる。
「天馬、剣城にパスだ!!」
「はい!」
神童の指示に従い、風の如く走った。
その前に流星がゆったりと走ってきた。
「サターンシックル」
流星と天馬がすれ違う。その瞬間、流星がボールを奪っていた。
「天馬からボールを…!」
剣城が呟く間に、流星が一気に加速する。DFの霧野がすぐに麗夢をマークした。
「仕方ない…」
流星はボールとともに跳躍した。
「流星ブレード!」
吉良ヒロトと薫が使えるその技がゴールへ向かう。
「信助、大丈夫だ!なんとかなる!」
天馬が声をかけると、信助は頷いた。
「雷門のゴールは僕が守る!」
彼の背後からオーラが出現した。
「護星神タイタニアス!」
巨大な腕を持つ、信助の化身がガッチリとシュートを防いだ。
「やった…止めた!止めたんだー!」
「やったな信助!」
「うん!」
ボールを掲げながら、天馬にニッコリと笑う。剣城達も笑顔だった。
「よし、剣城にパスだ!!」
「はい!」
神童の指示に従い、信助はボールを蹴った。見事に剣城に渡る。
「デビルバースト!」
自身が跳躍し、凄まじいパワーを宿したシュートがゴールを襲う。デビルバーストは、信助のクリアによって更に鋭く、研ぎ澄まされたシュートになっていた。
いける、誰もがそう思った時、
「スノーランパード!」