二次創作小説(紙ほか)

Re: MAJOR×キン肉マン〜清水大河を巡る決闘〜 ( No.1 )
日時: 2015/03/26 21:37
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

完璧超人。
それは人間の力を遥かに超えた超人達の中でも、完璧を求め続け己を鍛え続ける超人達の名称。上下関係は基本的にありませんが、平完璧超人、完璧無量大数軍、完璧始祖と役割分担はされています。
私は、完璧始祖捨式(パーフェクトオリジンテンス)サイコマン。
超人大粛清の際に、超人の神に選ばれし崇高なる10人のうちのひとり。私達完璧始祖の使命は世界中の超人達を管理、運営していくこと。
もし、それに失敗してこの世に超人と言う種が我々だけになってしまったときは、自害しなくてはいけませんから、そうならないように常に下等超人共に目を配っていなければならないのです。
ちなみに、この仕事を初めて早、数十億年の月日が流れました。
普通の超人の寿命は百年程度ですが、超人の生と死を管理する超人閻魔サンから不老長寿の命を貰っているため、これほどの長い年月を歳を取らずに生きています。不老不死っていいですねぇ。
単調な毎日の連続ですが、それはそれで面白いものです。
何をするでもなく高い視力を生かして全世界を眺めてボーっとしていますと、イタリアの完璧の塔(トゥールパルフェ)から、からかうと楽しい完璧漆式(パーフェクトセブンス)ガンマンさんが姿を現しました。岩のようにゴツゴツとしてひび割れた肌にヘラジカのような角と一つ目の顔と巨体が特徴の彼は、私に口を開きました。

「シャバババ……拾式(テンス)、スペインはサクラダファミリアで何をしている?」
「おや、脳みそまで筋肉で構成されたガンマンさん、何か言いましたか」
「貴様〜、私はただお前が何をしているのか聞いただけではないか! それに対しその物言いとは、貴様と言う男は全く持って腐れ外道だ!」
「ニャガニャガ。冗談ですよ、ガンマンさん。あなたはからかうと本当に面白いですねぇ」
「何ッ!?」
「あなたは昔からノリと勢いだけで行動したがる悪い癖があります。目玉焼きとノリとご飯は相性抜群ですが、あなたはノリと勢いしかありません。ご飯のお友には相性最悪ですよ」
「拾式、言ってくれるではないか! この私が白米と相性が悪いだと!?
ノリだけで行動する単細胞だと!? やはり貴様のような性格の歪んだ男と会話をしようと少しでも考えた私がバカだったようだな!!」
「何をいまさらわかりきったことを言うんです? あなたは昔から頭の悪さは変わっていないでしょ」
「フンッ! 貴様の顔など二度と見る気になれんわーっ!」

捨て台詞を吐いて、彼は通信を切ってしまいました。
そんな彼の態度に私は肩をすくめます。

「ガンマンさんはいつからかっても本当に面白いですねぇ。いい暇つぶしになりましたよ。さて、次は誰と話をしましょうか」

少し思案して思いついた相手は、日本の京都は銀閣寺にいる完璧久式(パーフェクトナインス)カラスマンでした。

「それでは少しこの地を離れて日本にでも行くとしますかねーっ」

こうして私は瞬間移動で日本へ向かいました。