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二次創作小説(紙ほか)
- Re: MAJOR×キン肉マン〜清水大河を巡る決闘〜 ( No.19 )
- 日時: 2015/03/28 19:56
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
彼は怒りを露わにして私にタックルを炸裂させてきます。
先ほどのデモリッションウェーブは一体何の前振りだったんでしょうか。気にはなりますが、訊いたところで彼はまともに答えてくれるとは思えません。高速移動で彼の体当たりを避け、背後に回ります。
そして彼を掴んで上空に放り投げ、それを追いかけます。
「捌式さん、あなたは宇宙の星になりなさい!」
「拾式、貴様……!?」
これ以上彼のおしゃべりに付き合っているほど私も暇ではありません。
なぜならこの後大河さんと一緒にお食事をするのですから。
「——という訳で、止めです。行きますよ、〈完幻〉」
彼に追いつくなり、装束で彼の体を包みこみ、昇りかけてきている月に標準を合わせます。
「ファントムキャノン!」
「ギラアアア〜ッ」
炎を纏わせ勢いよく発射させた彼の体は、そのまま月に向かって飛んで行き、夜空に光るお星さまになってしまいました。
「さてと、お遊びも終わりましたし、大河さんの家に帰るとしましょうか」
手をパンパンと払って、私はリングを後にしました。
「サイコマンさん、どこに行っていたんですか!?」
「ニャガ〜、すみませんね、大河さんのお母さん。少々野暮用があって遅くなりました。ところで大河さんは、どこに?」
キョロキョロと見渡しますが、彼の姿が見つかりません。
「ああ、大河ならお風呂に入っていますよ」
「お風呂!? そうですか、それでは私も食事の前にお風呂に入ることにしましょうか」
そう告げた刹那、背後から冷たい光を感じました。
「サイコさん、何か言いましたか〜」
「いえ、薫お姉さん、私は何も言ってはいませんが……」
「嘘言わない!」
「ニャギャアアアアアッ」
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