二次創作小説(紙ほか)
- Re: サトミちゃん家の8男子と8人の完璧始祖 ( No.53 )
- 日時: 2015/04/03 09:44
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
ソウスケさんの助っ人として現れたオレは、ガンマンと睨みあいを開始した。敵はソウスケさんを一方的にボコボコにした強豪。気を付けなければオレも危険だ。適度に間合いを取りつつ、敵の出方を待つ。
「かかってくるがいい、チビのド下等が」
「秘蹴 爆脚!」
敵を体内から爆発させる技、爆脚をガンマンに見舞う。
「シャバババ、なんだそれは?」
「3……2……1……0!」
カウントを取った後に爆発が起こり、彼の体が煙に包まれる。
「終わったな」
後ろを向いてリングを去ろうとするが、突如として感じた強い殺気に振り向くと、奴が仁王立ちしていた。
「くっ、生きていたのか……」
「シャバババババ、当たり前だ! この私をその程度の蹴りで倒せると思うなぁ〜!!」
「連脚、連脚、連脚ッ」
ガンマンの体に何発という蹴りを浴びせるが、彼は踏ん張りを効かせ、よろめく気配もない。
「それなら、これでどうだっ、秘蹴 槍脚!」
右足を槍のように変形させて蹴りを打ち込む、槍脚を放つが、傷ひとつ負わない。
「くだらんっ」
奴はオレの両腕にクロスチョップを炸裂させる。
「がああああっ」
その威力は腕の骨が砕けてもおかしくない程だったが、辛うじて両腕は無事だった。
「その蹴り本気か? 蹴りってのはなぁ、こうやって撃つんだーっ」
丸太のような足が直撃し吹き飛ばされそうになるが、上空で素早く身を翻して着地する。やはり、敵は半端なく強い。
「秘蹴 毒脚!」
毒を蹴り込み相手を体内から腐らせる毒脚で攻撃するのだが、それさえも弾き返されてしまう。こうなったら……
「キン肉マン世界の技を使ってお前を倒すっ」
オレはここに来る前に、ペンタゴン先生とラーメンマン先生から蹴り技を教えてもらった。自分の技で倒せないなら、他人の技を使って倒す。
それが、オレのやり方さ。
「秘蹴 レッグラリアート!」
ラーメンマン先生から習った、ガンマンの顎目がけて放った強烈な回し蹴りは、奴の顎を完璧に捉え初めてダメージを与えることができた。