二次創作小説(紙ほか)
- Re: サトミちゃん家の8男子と8人の完璧始祖 ( No.54 )
- 日時: 2015/04/03 10:31
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
スゴイ、あの武道家キャメキャメって男の子、あのガンマン相手に蹴り技で連続攻撃してる。
「秘蹴 飛翔龍尾脚、百戦百勝脚、烈火太陽脚ーッ!」
ラーメンマンっていう超人直伝の必殺の蹴りで、敵を翻弄していく。
「秘蹴 スペースシャトル、スペースファルコン!」
今度は華麗な連続蹴りを四方八方から浴びせるペンタゴンって名前の超人の技を使用しているらしい。このままの勢いだと、もしかするとあのガンマンを倒してソウスケの敵打ちに成功するかもしれない。
だけど、敵は少し血を流しただけですぐに立ち上がってきた。
「なかなかやるではないか、ド下等! これでやっと本気で闘えるというものだーっ!!」
どうやら、今までは本気を出していなかったらしい。どんだけ強いの、この超人!?
キャメキャメくんに体当たりして怯ませると、押し倒して彼の背負っている亀の甲羅を足で踏み砕く。
「ぐああああああっ」
「少し本気を出したらうめき声をあげるとは、多少見るべきところのある貴様も、所詮は粛清対象だったという訳だーっ!!」
彼は頭についている2本の巨大な角でキャメキャメくんを挟みこむ。
そして縦に回転させて彼の頭と足を挟んで飛び上がると、そのまま落下していく。
「完璧漆式奥義 エルクホルン=コンプレッサー!!」
「がはっ……」
口から血を吐いて、倒れ伏すキャメキャメくん。
「さてと、粛清対象3号を始末しに行くか」
ガンマンは勝利を確信して、リングを降りようとする。
だけど、キャメキャメくんは、苦心しながらも立ちあがってくる。
「ほぉ、私の奥義を食らって起き上がった奴は初めてだ」
「……オレは、絶対に負けるわけにはいかないんだあああああああああああああっ」
彼の全身から黄金のオーラが放たれた。
もしかして、コレは覚醒!?
「完璧漆式ガンマン、ここからが本当の勝負だ……!」
よく見ると、彼の手甲から鋼鉄の爪のようなものが飛び出している。
アレは一体……
「コレがオレの最終兵器、ベアクローだ!」
べ、ベアクロー!?
「ウォーズマン先生から授かったこのベアクローに全てをかけるっ」
「面白い! この私を圧倒してみろーっ」
ガンマンは角をヘリコプターのように猛回転させて突撃してくる。
「これでお前を八つ裂きにしてやる。完璧漆式奥義 エルクホルンテンペストーッ」
だけど、それが当たるよりも早く彼はコーナーポストに乗ると、跳躍で一気に10メートル以上の高さまで上昇した。
「うおおおおおおおおおおおおおっ、二刀流スクリュードライバー!!」
キャメキャメくんは両手に装着させたベアクローを突きだしながら超高速できりもみ回転し、光の矢となってガンマンに向かって行く。
ガンマンはそれを受け止めようとするけど、彼の勢いに押されてしまい、そのまま体を貫通されてしまった。
「シャバババババ〜ッ……」
大量の血を噴水のように噴き出して、彼はマットに沈んで動かなくなった。
「……これで、ソウスケさんの敵を討つ事ができました……!」
○武道家キャメキャメVS完璧漆式ガンマン●