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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 怪盗レッドでリレー! ( No.6 )
- 日時: 2015/06/20 16:44
- 名前: あおりんご (ID: i.GXPZeR)
三代目レッド候補たちのプロローグ
「できたぁ!!!」
あたし…紅月サヤは1時間ぶりに顔をあげてバンザイした。
となりで、いつまで逆立ちに耐えられるかってよくわかんないゲームをしてた、双子の弟…ケイヤがこっちを向いた。
「…サヤ、また変なものを作ったのか?」
「おだまり!」
そういうと同時に、あたしは、ケイヤのかたわらにあるタンスを叩いた。すると、ケイヤに、タンスの上の漫画が直撃!…しそうになったのを逆立ちのままよける。
「ちっ」
舌打ちしたあたしに言い返そうとして、よけたせいでぐらついた状態のまま、ケイヤが振り返る。
「「あっ」」
あたしとケイヤの声が重なる。ケイヤがあたしの方へ、ううん、あたしが作っていたもの…タイムマシーンの方へ、倒れ始めたんだ。
「だめっ」
いつもなら反応できないあたしも、ケイヤを止めようとして、マシーンの方へ、身を乗り出す。
まばゆい光が、
一瞬部屋を照らして、
クリーム色の髪の女の子が、
残像のように見えた気がして、
そして
あたしたちはその「刻」から、消えた。
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