二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッドでリレー ( No.64 )
日時: 2015/07/20 13:04
名前: あおりんご (ID: ldN9usvX)

「あ・・・・・・かあさんだ」
「はへ?」
勇香ちゃんの言葉に、不思議そ〜にしていた母さん・・・というか、アスカさんだろうか・・・が、変な声を出してこっちを見る。
あわててケイヤの口をふさぎながら、
「あ、すすすすすみません!紅月アスカさんですよねっ」
ああ、親の名前にさん付けするって・・・へんな気分。
「えと、そうだけど。・・・あなた、だれ?」
珍しく、母さん・・・アスカさん?・・・が人を怪しんでる。
って、当たり前だ!!いくら母さんでも、自分とそっくりそのまま同じ人間が目の前に立ってたら怪しむはずだ!
「・・・身長以外はな」
「だまらっしゃいっ!」
余計なこというケイヤの塞いでた口をそのままモギュッと掴む。
「いふぁあ!」
口を抑えてるケイヤは無視して、自己紹介。
「あたし紅月サヤと言います。アスカさんの遠目の親戚なんですが、冬休みなんで遊びにきたんですけど、この弟のせいで迷っちゃって!」
ついでに、嘘八百な設定を盛り込む。父さんがいたら怪しまれたかもしれないけど、今は母さんだけ!言ったもん勝ちよ!
「ああ、そういうこと!じゃあ、私がこの猫捕まえたら帰るから、ちょっと待っててね。」
そういうと、誰かの家に登ってったスコティッシュフォールドを追いかけていく。
・・・かわいそうな猫。
そしたら後ろから勇香ちゃんが、
「お母さん、じゃないの?」
と聞いてきた。
こういうとこがうちのバカとはちがうらしい。容赦無く聞かれちゃいけないっぽい話はしない。
「あのね、うちの母さんまだ父さんと付き合ってないはずなの。そこであたしとケイヤが子供でーすってでてったら、いけないでしょ?」
ああなるほどって勇香ちゃんがうなずく。
「・・・違う。そいつはカップルづくりがしたいだけだ。」
ああなるほどってうなずく勇香ちゃんが悲しい。