二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッドでリレー ( No.65 )
日時: 2015/07/21 00:51
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

遅れましたごめんなさい!

【紅月飛鳥生誕祭2015】
理央side


7月20日、午前6時。

今日も僕は怪盗レッドを探す為に町を見回していた。

……ああ、屋根の上でね。

こんな時間にレッドが現れた事は無いんだけど運頼みで……ん?


目に入った女子4名。名前は……右から順に……詩織と涼香と水夏と実咲。

みんな、アスカの家に向かって歩いてる。


面白い事がありそうな空気……?

よしっ、あの輪に飛び込んでみよう!



「やあ!4人揃って なにやってるんだい?」

……いきなり、後ろから大声を出したのはマズかったかな?

ビクッと肩を震わせて……そろーっと、そろーーーーっと こっちを向く3人。

詩織は普通に振り返った。流石。


「おはようございます、清瀬先輩」

「ん、おはよ」

落ち着いた挨拶。お堅いねぇ。

「……これから紅月さんにサプライズを仕掛けるところですが、ご一緒しますか?」

「ん?」

……なんか詩織らしくないワードが聞こえたような気がするんだけど?

聞き返したら、詩織の代わりに涼香が答えてくれた。

「アスカに『おはようドッキリ』を仕掛けるんですよ。あの野生中学生に対して成功するか分かりませんけど、一緒に来まs」

「よし行こう」

言葉を遮ったのは悪いと思ってる。

でも。


アスカに おはようドッキリ?こんなに面白い事は無いだろ!?

……レッドのニュースの次に。


でもさ、

「なんで今日?なんか特別な日だったっけ?」

そう訊いたら、答えてくれたのは実咲。

「清瀬先輩、7/20って何だか知ってますか?」

7月20日?

「0.35の事?」

そう言うと突っ込んでくれるのが詩織。

「真剣な話です」

「分かってるって」


……で。

「7月20日が何だって?」

そしたら、水夏が初めて口を開いた。

「今日は、アスカの誕生日なんです。だからクラッカーを鳴らして『お誕生日、おめでとう!』……って言う事になってます」

ふーん……誕生日かぁ。

僕と同じで夏休み中……ふーん。



しばらく歩いてるうちに、アスカの家の前まで来た。

「で……どうやって侵入するって?」

レッドなら鍵を開けるだろうけど、僕に それは出来ないし。

ここにいる4人にも出来ないだろうし。


これには名探偵顔の実咲が返答。

「紅月くんに、アポは取ってあります」

音を立てずにドアを開ける涼香。

この家、防犯システムは大丈夫なんだろうね?


アスカの部屋は、実咲と水夏が知っていた。

無事に侵入……

「「「「「!?」」」」」

……あり得ない光景を、僕達は見た。

同じ2段ベッドに、アスカとケイが寝てる……。

その景色を僕は、思わずパシャ。

無音カメラでね。



任務の遂行に変わりは ない。

5人で2段ベッドの2階に上がって、全員がクラッカーを持って、涼香の指合図でタイミングを揃えて……

パンッ!


















「「「「「お誕生日、おめでとう!」」」」」










【1行オマケ:アスカの反応】







「わあっ、ケーキが爆発したっ!?」