二次創作小説(紙ほか)
- Re: 怪盗レッドでリレー ( No.75 )
- 日時: 2015/09/13 10:35
- 名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: V.0hQJQJ)
【ロゼッタ!書いてくれたは ありがとうなんだけど次を書くまでにこのスレッドの作品(と作者同士の会話)を全部読んでおいてね!】
朋樹side
「……何やってんだ」
自宿所の一室で、独り呟く。
……どうも最近は依頼が減ってきたものだから まだ若い俺には なかなか仕事が回ってこない。
正直言って、
暇だ
……とは言っても。
「ここ1ヶ月、引き込もってカキコちゃんねるのROMしかしてないってのは……」
………………
「どんだけ暇人なんだ!?」
ガタッと立ち上がった。
右手にスマホ(その画面にキーボードが表示されていて「4510471」と書き込まれているが送信した試しがない)。
後ろに転がった椅子(先程立ち上がった時に転がった)。
ナイフやら鎌やらはドアのノブにぶら下げてある。
……この状態、非常に良くない。
腕が鈍るとかいう問題ではない。
「……俺、一応のところ殺し屋だったよな……?」
いや、こんな事を考える事自体が異常だ。
仕事が無い。
それだけじゃない。
ベッドで寝ている(?)2人を見る。
……この光景、明らかに「いい感じの2人がソフレになった」といったヤツだ。
殺し屋に見えない。
これじゃあカップルじゃないか。同い年だった筈だし丁度いい。
……此処まで考えて、もう一度部屋を見渡す。
ドアノブにぶら下げてある暗殺グッズ。
セミダブルのベッドで寝ている2人の殺し屋。
転がった椅子。
スマホを持って立ち尽くす殺し屋(自分)。
机。
「こんな光景……この部屋以外に見たこと無いな……」
良くない。
非常に良くない。
来るなら早く来い、仕事。
最近の日本は治安が良すぎるんだよ。
誰か殺しの依頼くらい してくれよ。
どうなってんだよ俺。
おい。
仕事しろよ俺。
無いんだよ仕事が。
仕事したくないんじゃないんだよ。
「……訓練するか」
結局その答えに辿り着いた。
取り敢えず倒れた椅子を立て直して、強志と勇香が見つからないように……
部屋を出て鍵を閉める。
部屋を出て鍵を閉める。
部屋を出て鍵を閉める。
部屋を出て鍵を閉める。
部屋を出て鍵を閉める。
……これで5重鍵の完了だ。
任務続行。
俺はあの公園へと足を運ぶ。