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カルマside

…渚君をせっかく女子トイレに行かせたんだから、ちゃんとイタズラはしないとね。バッタリ誰かとあってアワアワしてる渚君もちゃんと写真に収めておきたいし（そしてその後イジる）誰もいなくてもトイレに押し込むぐらいはしてもいいよねw（小学生並の思考）
カ（…さてと、渚君はいるかな〜？お、いたいた。）
渚君はトイレの前でやれやれといった表情でウロウロしている。
カ（…なんか面白い事起こんないかな。これじゃ来た意味ないんだけど。）
そろそろなんか仕掛けに行くか、と思った時渚君の背後から誰かが飛び出して来た。
？「よぉ…久し振りだな。」
渚「！？」
カ「渚君！！」
相手は渚君の背後から確実に渚君の動きを止めに来ている。
カ「あんた、誰？」
久し振りと言っているものの俺には見覚えがない。
相手は青い髪の毛のショートヘアーで顔立ちはすらっとしている。
？「…」
俺に話しかけられて意識は少しこちらに向いたのか、渚君がその隙に猫だましを決めて抜け出す。
渚「…！？猫だましでダウンしてない…！」
カ「相当な手練れって事か。…でも本当に誰？渚君知ってる？」
渚「いや…」
？「…なんてね♪」
渚・カ「…へ？」
いきなり相手の声色が変わった。この声は…
渚・カ「零！？」
零「大正解〜！ピンポンピンポ〜ン！」
渚「な、なんだよかった…」
安堵した表情で渚君がため息をつく。
零「ごめんね、驚かせたくて。バレなくてよかった〜」
渚「本当に零？声色もだいぶ違かったけど…男の人の声だと思った。」
確かに例の服装はどう見ても男の人が着る服装だ。というか普通に男の人に見える。うーん零って男装しても美形なんだね。イケメンって感じがする。
普段より表情がキリッとしてるのも演技なのかもしれない。
零「暗殺には変装術も必須だよ。どう？この見た目にあってた？」
カ「…うーん。ちょっと見た目にしてはイカツイかも。」
零「じゃあこんな感じ？」
カ「おーイメージぴったり。」
渚「本当に自由自在なんだね…」
零「まあね〜。で、今回私だったからよかったけど、渚君達気は抜いちゃダメだよ。こんな感じに誰がくるのかわかんないんだから。」
…零いわくカジノエリアが一番危ないって事か。
さらに気を引き締めとかないと。
零に驚かされた俺たちは磯貝や前原たちと合流するため、元の場所へと向かった。