二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.151 )
日時: 2015/08/01 22:21
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

では続き。

信「さっきからずっと、二人は何をしゃべっているの?」
シノ……おっと、じゃなくて、信乃が聞いてくる。…あたし的には、呼び方は同じなんだし、カタカナでもいいと思ってるんだけど…案外、そうもいかないみたい。
と、そこへソウスケが、ヒソヒソ声で話しかけてくる。
ソ「…サトミ。ここは、さっき言われた名前でいくしかなさそうだ。どうも、こっちのシノに聞いても、聞く耳をたててもらえない。サトミには悪いけど、しばらくさっき言われた名前でいてくれないか?」
サ「…うん。あたしはいいけど…ソウスケは、大丈夫?」
だってさっき、ソウスケ、別の名前で呼ばれてたよね?
ソ「あぁ、額蔵のことだろ?今は仕方ないから、演じるしかないだろうな。……でも本によればたしか、額蔵には、別の名前があったはずなんだけど…」
別の名前?
ソ「…たしか、本を持ってきたような気が……」
ソウスケが、ゴソゴソと本を探し始める。
ソ「…あった。……やっぱり、別の名前が書いてある。見てみる?」
うん!
サ「……ホントだ。犬川荘介って、書いてあるね!」
ソ「説明によると……『額蔵、または犬川荘介は、武士のはしくれだったが、幼い頃に親をなくし、引き取ってくれた人に、額蔵という名前がついた。だが本当の名前は、犬川荘介である』って書いてあるな」
サ「へえー……」
信「さっきから何をずっと二人で話しているんだ?」
しまった!気づかれていたか…!
(いやさっきからずっと気づかれてたけどねby作者)
今はそんなことより!とりあえず、なんとかごまかさないと!
サ「な、何でもないです!ちょーっと、待っててもらえます!?」
信「…浜路が言うなら、待つよ」
よかった!なんとかわかってもらえたみたい!そのすきに、ソウスケと話し合わないと!
サ「ねえソウスケ、これからどうするの?」
ソウスケは答える。
ソ「そうだな。この流れで行けば、おそらく信乃は、旅に出させてくれと、おじとおばに頼むと思うんだ。で、そのあと許しが出て、無事に信乃は、村雨丸を持って、旅に出る」
え?
サ「今、なんて言った?」
ソ「村雨丸を持って、旅に出るって」
えっ!?
サ「な、なんで村雨丸!?っていうか、村雨丸って、あのムラサメ!?」
ソ「そうだけど?」
ソウスケは淡々と答える。
サ「でも、なんで信乃が村雨丸を?」
ソ「それは、本によると、信乃の家には、代々に伝わる、それこそ、村雨丸を持っていた家系だって、書いてあるな」
サ「そうなんだ。だから信乃が、持っているわけだね!」
ソ「それから……」
さらにソウスケは、続ける。
ソ「さっきも言ったと思うけど、八人の剣士には、それぞれ、牡丹の花のアザがあるはずだ。………てことは、まさか……!?」
サ「えっ、ち、ちょっとソウスケ!?」
なんであたしが慌ててるかって?それは急にソウスケが、上半身だけはだかになり始めたから!
サ「ちょ、ちょっとソウスケ、いきなり何してるの!?」
でも、そんなあたしにソウスケはお構いなし。
ソ「サトミ。確認してもらいたいものがあるんだ!」
えっ?
ソ「多分、まだおれの背中に、アザが残ってると思うんだ」
…アザって…もしかして肉球マークのこと?
信「…なにをしてるんだ、あいつは…!」
当然信乃も、不審に思いますよね…
アハハ……
とりあえず、確認しよう。
……ん?………えっ?
ソ「…ソ、ソウスケ!アザが!牡丹のアザに変わってるよ!!」
ソ「……やっぱりな…!」
まさかソウスケ、予測してたの!?
ソ「いや、なんとなく嫌な予感がして、さ」
すごい……!そんなことまでわかるなんて……
信「……額蔵、お前、そのアザ…!」
見たら、信乃がとてもびっくりしてる。
信「そのアザ、僕にも…!」
え?信乃にも、アザがあるの!?
信「ほら、これ!」
そう言って、信乃は着物の袖をめくった。
サ「あっ!ホントだ!アザがある!」
見ると、信乃の左腕に、牡丹のアザがある。
信「僕達は一体、どういう関係なんだ…?」
信乃、頭が混乱してるみたい。
…じゃあアザがあるなら、ビーズは?そう思って、ブレスレットの青のビーズを見てみると。
サ「……あれ…?LUCKYって書いてある…」
そう。ビーズには、いつもの文字…LUCKYって書いてあった。
ソ「なぁ信乃。ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
あたしが知らないうちにソウスケは、信乃に問い詰めてる。
信「…なんだ」
ソ「もしかして、なにか玉を持っていないか?」
え?玉?
サ「…玉ってなに?」
ソ「八人の剣士には、アザもあるが、それともうひとつ、玉を持っているはずなんだ。ちょうど、サトミが持ってるビーズの大きさぐらいの」
え?あたしのビーズ?
信「…なんでそれを、お前が知っているんだ…!?」
信乃、ますます驚いてる。そりゃそうだよ。いきなり、いろんなことをズバズバ当てちゃうんだもん。仕方ないと思う。
ソ「信乃。驚かないで聞けよ?」
ソウスケが、ゆっくり話しだす。
ソ「お前には、ある宿命を持っている。それはお前が、残り七人の、アザと玉を持っている人物を探し出すことと、幕府と妖怪と戦うということだ」
信「………!?」
あたしも、付け加える。
サ「信乃。それからあたしたち、浜路と荘介じゃないの」
信「浜路まで……じゃあ君たちは、何者なんだ?」
サ「あたしたちは……」
それをソウスケが、引き継いでくれた。
ソ「おれたちは、未来から来たんだ」
信「…未来……!?」

ー続くー

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.152 )
日時: 2015/08/02 11:28
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

続き。

「ーおれたちは、未来から来たんだ」

信「未来…!?何をバカなことを!」
信乃、とても驚いてる。
ソ「いや、ウソじゃない。本当だ」
信「そんな…」
あたしも、付け加える。
サ「信乃。あたしたちが来る時に、なにかものすごい光がささなかった?」
信「…確かに、まばゆい光がさしたけど……じゃあ君たちは一体、何者なんだ?」
その問いを、ソウスケが答える。
ソ「おれは、ソウスケ。で、おれの隣にいる子は、サトミ」
サ「よろしくね」
一応、あいさつをしとく。
信「ソウスケと、サトミ…?」
ソ「それから、まだなにが起こっているのか、わからないようだから、簡単に説明しておく。おれにも、確かにお前と同じアザがあるけど、おれはお前の仲間じゃない。玉が違うからな」
もしかしてさっきの、あたしが確認してた、ビーズの事を聞いててくれたんだ…!
信「…じゃあなぜ、君たちはいろんな事を知っている?」
信乃が、あたしたちに聞く。あたしが答えようとすると、代わりにソウスケが、話してくれた。
ソ「それには、深いわけがあるんだけど、話すと長くなりそうだから、一言で言う。まあおれたちは、予言者、といったところかな」
う〜ん、確かに予言者っていったら予言者だけど…ちょっと違うような気がする……まあ今は、ソウスケにまかせよう!
信「予言者……?」
ソ「あと、信乃。これから今すぐ、旅の準備をしてきてくれないか?」
え?なんで旅の準備?
ソ「そうしたら、これから先、どうやったら試練を合格できるか、ヒントをつかめるかもしれないじゃん?」
ソウスケが、あたしに理由を教えてくれる。なるほど、そういうことか!
サ「信乃、お願い!あたしたちを助けると思って!」
信乃は、しばらく黙ったあと、こう言った。
信「…仕方ない、わかった。おじとおばに話してくる。まあ僕も、退屈はしていたし」
ふうー!わかってもらえたみたい!
ソ「ありがとな、信乃」
サ「ありがとう、信乃!」
振り返り様、信乃はこちらを向いて、うなずいてから、家に戻って行った。
サ「でも、ホントにヒントがつかめるかな…?」
ソウスケはニッコリ笑う。
ソ「大丈夫だよ。おれにまかせて!」
なんか、ちょっと心配……
ソ「そんなに心配することはないよ。少なくとも、事故にあう、とかじゃないんだから。それに、おれたちが代わりになってる、額蔵と、浜路の行方も気になるし」
サ「確かに、そういえば……」
あたしたちが代わりになってるってことは、なにかわけがあるんだよね。きっと!
ソ「そのためにも、まずは信乃を旅に出させないと、始まらないでしょ?」
サ「……それもそうだね」
やっぱりソウスケって、すごいかも。そんな小さなところまで、目が行き届くなんてさ。めったにできないことだよ?まあ、これをソウスケに言うと、調子に乗りそうだから、言わないけどね。
ソ「とりあえず、おれたちもその旅についていって、またなにかあったら、そのときに考えよう」
サ「うん!そうだね」
とりあえず今は、目の前にあることを、しっかり考えよう!

ー続くー

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.153 )
日時: 2015/08/02 22:00
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

続き。

そうこうしてるうちに、信乃が戻ってきた。
ソ「…準備できたみたいだな。じゃ、行くか。…あぁそういえば、どこまで行くか、何か言われた?」
ソウスケが、信乃に聞く。
信「とりあえず、お前も一人前になったんだから、こがへ行って、足利成氏あしかがなりうじ様にご挨拶に行ってこいと」
ソ「足利成氏か……のちに道節と会う関係だな」
サ「…ねえソウスケ。その、足利、なりうじ?ってだれ?」
あたしは、気になってソウスケに聞く。
ソ「足利成氏って人がいて、簡単に言えば、幕府の殿様だ」
へえー!殿様なんだ!
ソ「でも、決していいやつじゃないんだ。信乃の家系も、そいつにつかえていたらしいけど、結構パシリに使ってたって言い伝え」
(↑実際にこの言い伝えが本当かどうかわかりません。ワタシが考えました。ご了承ください。ただし、成氏がいいやつではないというのは、本当ですby作者)
サ「いい人じゃないんだ……じゃあ信乃も大変だね…」
ソ「そうだよなあ…」
ソウスケは歩きながら、大きくのびをする。ふと何かを思い出したように、ソウスケが信乃に聞く。
ソ「…そういや、確かお前、村雨丸を持ってたよな?それは今もあるのか?」
信乃はフッと鼻で笑う。
信「当たり前だろう?いつも肌身離さず持っているからな」
ソ「…一応確認しといたほうがいいんじゃないのか?」
サ「なんで確認する必要があるの?」
あたしはまた気になって、ソウスケに聞く。
ソ「信乃のおじとおばは、いつも何かをたくらんでいるんだ。しかも、相手は、あの有名な村雨丸を持っているし、さらにまだ未成年。これで、あいつらが何かたくらまないはずがない」
サ「……そ、そうなんだ…」
すごく、複雑なんですね…
ソ「一応、確認しといたほうがいいと思うけど?」
信「なぜ、そこまで言うんだ?」
ソ「だから言っただろ?おれたちは、予言者みたいなものだって。それに、お前だっておじとおばのことをよく知っているはずだ」
信「知ってはいるけど…でも、そこまでして確認する必要はないと思うんだけどな…」
信乃は、はあー、と息をつく。
ソ「じゃ、ちょっと貸して?おれが確認するから」
そう言って、ソウスケが確認しようとすると、
信「あぁわかったわかった!僕が調べる!それでいいんでしょ!?」
ソ「そのほうがいいな」
…もしかして、今わざとそう言った?
ソ「あれっ。分かっちゃった?」
いや、わかるでしょ、普通。と、その時。
信「…刀が……!村雨丸が…!!」
横で信乃が、震えてる。
サ「え?信乃、どうかしたの?」
あたしは、気になって聞いてみる。
信「刀が!刀が、村雨丸が……………いれかわってる…!!!」
サ「いれかわってる?」
ソ「…やっぱり」
ソウスケ、またもや察しがついてたみたい。
ソ「これは、全て話通りに進んでる。でも、話から離れると、歴史自体が変わる。それをさけるためにも、ひとまずは、こがへ行ったほうがいい」
信「……何でだ?昨日までは、村雨丸だったのに!」
ソ「それもおそらく、おじとおばのたくらみだ、信乃」
ソウスケが、信乃をなだめてる。こういうの、久しぶりに見た感じかも…
ソ「信乃、このままこがへ行けば、二人目の剣士と会えるはずだ。だから今は、とりあえず歩こう」
信「……もう無理だ。成氏様に、会う顔がない!」
そうやって信乃が、うなだれたその時!
「おい!きさまら!そこで何をしている!」
ダダダッ!なんか、さむらいさんたちが、ざっと三人、出てきた!
サ「わあー!相手、刀持ってる!」
これ、チョー危ない状況!!
ソ「…サトミ。ちょっと、下がってて」
サ「え!?ソウスケ、何をするつもり!?」
ソ「え?こいつらと戦うんだけど」
ソウスケ、逆にキョトンとしてる!
…じゃなくて!
サ「だってソウスケ、戦えるの!?」
信「サトミさん!下がっててください!僕がなんとかします!」
ソ「え〜〜?だって君じゃ、どうしようもないんじゃない?村雨丸だったら、なんとかなったかもしれないけどさ」
信「…なっ、なにを!?」
あぁあぁ、怒り出した…これじゃ、ブンゴと同じ状況……
ブ(おい!勝手に、同じにすんなよ!)
今、なんか声が聞こえた気がするけど、今はそれどころじゃない!
ソ「…いいから、君も下がってな」
信「いや、僕も戦う!」
ソ「…おれの言うことが、聞けない?…もう一度言うよ。下がってな」
…最後のソウスケの言葉だけ、すごく迫力があった。口は笑ってるんだけど、目は笑ってなかった……
サ「信乃。ここは素直に、ソウスケにしたがおう?ね?」
信「……はい」
どうやら信乃も、ソウスケの迫力が伝わったみたい。
ソ「ねえ、そこの君たち。ここにいる人達にけがさせたら、ただじゃおかないよ?」
「なんだと!?きさまごときが、なにを言っている!!」
あああぁ、怒らせちゃった……かなりさむらいさんたちをあおってたけど、大丈夫かな……
ソ「おっ、やる気?悪いけどおれ、かなり強いよ?」
「…〜〜〜!お前たち、やれ!」
ダダダッ!わあー!さむらいさんたちが、あたしたちに向かって、刀を出してきた!
ソ「相手がそう来るなら、おれも手加減しないからね」
そう言って、ソウスケも駆け出した!
そして次の瞬間、ソウスケはまず、一人目の武士に向かって走りだし、その人の後ろにすばやくまわって、とびひざげり!
「うっ…うわあー!…」
そして倒れた!
ソ「…あと二人か」
続いてソウスケは、二人目の武士に向かってすばやく走りだし、相手の手をグニャッとまげて、あごにけりを入れて、そのあとに、お腹に思いっきりパンチをした!
「うっ、うぐっ……」
そして、バタンと倒れた!残りは、ボスだけになった。
「…おぉおぬし、なかなかやるではないか」
でも、けっこうソウスケの強さに驚いているみたい。あたしもそう。すごく強いんだなって思った。
ソ「だから言っただろ?おれ、かなり強いって」
そう言うなり、最後の武士に向かって走り、さっきと同じように、手をグニャッとまげて、刀を落とさせた。
「うぐっ…いっ、痛い痛い!」
手のまげが、けっこう痛かったのか、さむらいさん、うめいてる。そのすきをねらって、続いてソウスケは、顔面に向かってけりをいれた!くらったさむらいさんは、よろめく!
「うっ、……うぐぐっ…」
そして最後に、お腹に向かって、思いっきりとびひざげりをした!
「うぅうーっ!うぐわあー!…」
そしてついに、三人目の武士が倒れた!
ソ「これでオッケーっと。まあ、こんなとこかな」
ソウスケ、手でパンパンとほこりをはらってる。
サ「…ソウスケ、すごかったよ…」
あたしは、ただただ、そう思った。
ソ「おれ、こう見えても、ケンカは強いんだよね」
ソウスケ、なぜかうれしそう。
ソ「だから、サトミにほめてもらって、よけいうれしい!」
ガバッ!ソウスケがあたしに抱きついてきた!
サ「ソ、ソウスケ…く、苦しいって」
ソ「あぁーっと、ごめんごめん」
なんとか離れてくれた。
信「お前、強いんだな……」
信乃も、ぼうぜんとしてる。そりゃそうだよ。
ソ「……でもよかったな。相手が三人ぐらいで。これが、大勢とかだったら、さすがに倒せないけど」
ソウスケは笑う。
やっぱ、ソウスケ、すごいと思う。
あたしも、頑張らなきゃ!

ー続くー

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.154 )
日時: 2015/08/04 11:59
名前: zyaretoーniー (ID: GyOijjIz)
プロフ: http://サトミちゃんちの8男子***運命の結果

スプ、天才!神!文才ありすぎ!
サ「だれかさんと違ってちゃんと再新してある!」
8男子「うんうん!」
ハア、みんな何よけいなこといてるの?
スプが私よりもメチャクチャ天才!ってわかってるけど

後、スプってどこ出身?
私は愛知県だよ!(・〜・)

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.155 )
日時: 2015/08/02 22:19
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

天才だなんてとんでもない!
ワタシは、東京だよ〜

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.156 )
日時: 2015/08/02 23:11
名前: zyaretoーniー (ID: z.RkMVmt)

いいなぁ、都会!
羨ましすぎるぅ♪
再新頑張って‼(////)

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.157 )
日時: 2015/08/03 01:28
名前: cinnamon (ID: 76LSjzh0)

うわぁぁぁあ!
ソウスケがかっこいい〜!\(//∇//)\
さすがスプリング!
あと、参照1200突破おめでとう!(=´∀`)人(´∀`=)
更新頑張って!

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.158 )
日時: 2015/08/03 06:39
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

あれ?参照こえてた?気がつかなかった!教えてくれてありがとう!
更新頑張ります!

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.159 )
日時: 2015/08/03 07:30
名前: 櫻 (ID: KPm1XxlK)

久しぶり!
私は京都生まれ京都育ちで今も京都にいるよ。
スプの天才さと更新の早さに間に合わない…

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.160 )
日時: 2015/08/03 08:21
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

京都かあ!いいなあー…
ワタシも、東京じゃないほうがよかったな…
みんな、うーらーやーまーしーいー!
    (↑どうした)
ブ「とうとうこわれた…こいつ…」
ブチッ。
うるさいな!!ずっと片想いしてるコブンゴに言われたかねーよ!!
ソ「あぁそれおれのセリフ!」
ハイハイあなたも黙ってようねー♪
ソ「……やっぱ強烈だ…」
……はい。長文失礼いたしました。
皆さんコメントありがとう!

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.161 )
日時: 2015/08/03 12:39
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

では続きです。

ふうー!とりあえず、ソウスケが助けてくれたからよかったけど、またどこでさっきみたいな人たちに会うか、わかんないからな…
ソ「…でも、ほんとに運がよかったな。結構ああいう時って、かなり大勢の人数で襲ってくることがあるからさ」
サ「えっ、そうなの!?」
ソ「大抵は、な」
そ、そうなんだ……
信「…相手は刀を持っていたというのに、こっちはなにも持たないで、さらには倒すなんて…どれだけ強いんだ…?」
信乃も、びっくりしてる。
ソ「そんなことより今は、先を急ごう。成氏に会いに行くんだろ?」
信「…呼び捨て…」
ソ「でもあれか、刀がすり替えられたんだっけ?」
ソウスケが歩きながら、信乃に向かって聞く。
信「…そうなんだ。どうしよう…このまま行けばきっと、僕は成氏様に怒られる…」
ソ「まあでも、それがきっかけで、のちに七人の剣士と出会うんだけど」
さっきも、ソウスケが言ってたよね。
サ「きっと大丈夫だって!ソウスケが言ってるぐらいなんだから!」
信「…そうかな……」
信乃が、またガッカリした、その時!
ガサガサガサガサッ!
サ「えっ?なに!?」
ソ「静かに!」
ソウスケが、人差し指をたてて、静かにという体勢をとった。
サ「…えっ?ソウスケ、何が起こったの?」
ソウスケは、草むらのほうをジッと見てる。
カサカサカサカサ…
信「…なんだ…?」
ソウスケは、まだ草むらのほうをにらんでる。そして、にらみながら話し始めた。
ソ「この音は……人…?」
人?って、どういうこと?
ソ「…二人はここで待ってて。確認してくるから」
え!?でも…
サ「…大丈夫?」
ソウスケは、こちらを向いて、にっこり笑った。
ソ「大丈夫だよ。すぐ戻って来るから」
そう言って、ソウスケは草むらのほうへ入って行った。

ー数十分後ー

あっ!ソウスケが戻ってきた!
サ「…どうだった?」
ソ「…サトミ。手伝ってもらいたいことがあるんだけど」
うん?何を手伝えばいい?
ソ「とある人物が、あそこの草むらの中で、手と足をしばられてる。おれがやってもいいんだけど、多分時間かかりそうだから、手伝ってほしんだけどさ。…信乃も、お願いできるか?」
サ「…あたしは、大丈夫だけど…」
信「問題ないです。僕も手伝う」
よかった!大丈夫みたい!
ソ「…よかった。じゃ、案内するから、ついておいで」
うん!
……にしても、虫が多いな…あたし、虫苦手だから…しかも、草いっぱいだし……
ソ「……ここだよ」
ソウスケが指さした方向には、確かに、二人の人物が!……一人は、女の子で…あたしと同い年ぐらいかな…もう一人は、男の子。ちょうど、ソウスケと同い年ぐらい……?
ソ「…信乃。この人たち、見覚えない?」
ソウスケは、信乃に聞く。
信「………?」
信乃が、目をこらして見ていると…
信「……浜路…?…額蔵…?」
そう、小さくつぶやいた。
サ「…えっ!?この人たちが、浜路さんと、額蔵さん!?」
ソ「おれがみるかぎり、そうだな」
この人たちが………!
信「なんで…?ここに…!」
ソ「早く、縄をといてやったら?」
信「…そうですね!」
そう言って、急いで信乃は、二人の縄をといてあげた。
それで、二人は気がついたみたい。
浜「………信乃…?」
額「……お前……信乃か……?」
信「そうだよ、僕だよ!信乃だよ!二人とも、大丈夫か!?」
浜「…信乃こそ…なんで…」
額「…まさか、そこにいるやつら、敵か!?」
うわわわ。いきなり刀をだしてきた!
そんなとき、信乃がこう言った。
信「額蔵、この人たちは、悪い人じゃない。この人たちが僕を、ここまでつれてきてくれたんだ」
信乃が事情を説明してくれた。
信「そういうお前たちこそ、なんでこうなったんだ?」
額「…お前、前々から、旅に出たいって言ってたろ?だから、お前ならきっと、まずは成氏様に会いに行くだろうと思って、探りを入れてたのさ。そうしたら、運悪くたちの悪いやつらに捕まっちまって」
ソ「……あぁ、さっきのチンピラどもか」
ソウスケ、なっとくしてる。
浜「あたしも心配だったから、あとからついていったんだけど、気づいた時にはもう、捕まってて」
サ「すごかったんだね…!」
額「でも、君たちが助けてくれたんだったら、礼を言わないとな」
なんかこの、額蔵さんって、若干ソウスケに似てるような…
しかも、浜路さんも、あたしにどこか似てる……?
浜「そうだよ!何か、お礼をしないと!」
そう浜路さんが言ったけど、ソウスケはこう言った。
ソ「いいよ。礼はいらないから、信乃のこと、ちゃんと守れよ?」
そう、額蔵さんに向かって言った。
浜「…でもせめて、名前だけでも!」
それでもソウスケは、首をふった。
ソ「おれたちは、ここの世界の人たちじゃない。だから、君たちに名のるほどじゃないよ。こういう思い出があったってぐらいでいいから。ね?サトミ」
サ「…うん!そうだよ!今はちゃんと、信乃のことを守ってあげて!」
あたしも、心をこめてそう言った。
浜「…そうですか…」
浜路さんは、ちょっとガッカリしてる。
額「…じゃあ、君たちは何者なんだ?」
ソ「おれたちは何者でもない。ただの通りすがり」
サ「うん!」
ソ「…それから、額蔵。ちゃんと、自分のことを話した方がいいと思うよ?アザのこととか、玉のこととか」
額「な、なんでそれを……」
ソ「…まあそれには色々とわけがあって」
あたしたち、確かにわけありでここにいるけどね……
ソ「(ヒソッ信乃にも、お前と同じアザと玉を持ってる。あとで聞いてみな」
ソウスケが、小さい声で、額蔵さんに向かってそう言った。
額「……!?」
額蔵さん、びっくりしてる。そりゃそうだよ。
ソ「あと、浜路さん。君もひとまず、家に戻ったほうがいい」
浜「…え?どうして?」
ソ「多分、君のおじとおばが心配してると思うからさ。一応、戻ってあげた方がいいと思って」
浜「あの人たちは…あたしのことなんて…ちっとも心配なんかしてない!」
浜路さんは、なんだか悲しそう。よっぽどつらい思いをしてるのかな…
サ「大丈夫!ここからだと、まだ近いし、すぐ家に戻れるはずだよ!」
ソ「……それに、これがきっかけで、君の兄さんに会えると思うよ」
え?浜路さんには、お兄さんがいたの?
ソ「ああ。って言っても、腹違いの兄だけど。本にはそう書いてある」
そうなんだ…!お兄さんがいたんだ…!
ソ「……じゃ、おれらそろそろ行くから。あとのことは信乃、よろしくな」
信「……どこへ?」
ソ「…決まってんだろ?もとの世界に戻るんだよ」
…ソウスケ、まだ合格したわけじゃないのに、また勝手なことをいっちゃって!まあそういうところ、ソウスケらしいけどね。
ソ「…あ、最後にもうひとつ」
信・浜・額「………?」
みんなはなんだろうと、首をかしげてる。最後に、このお話の結末を言うんだね。あたしは知ってる。さっき、ソウスケに本を見せてもらったから!
ソ「…君たちは、幸せになるよ。無事に、残りの剣士たちと会って、いい結末になる」
信・浜・額「……!!」
三人とも、驚いてる。
だからあたしは、最後にこう言った。
サ「大丈夫!心配することないって!ぜったい、幸せになれるよ!ーだから、頑張ってね!!」
浜「…ありがとう…!」
幸せに、なってね。
ソ「じゃ、サトミ。そろそろ行こっか」
サ「うん!そうだね!」
あたしたちがいこうとした、その時。
信「…あの!色々と助けてくれて、ありがとうございました!どうかお元気で!」
信乃があたしたちに向かって言った。あたしとソウスケは顔を見合わせて、うなずいた。
サ「うん!みんなもね!」
ソ「気をつけて、いい旅を!」
サ・ソ「じゃあね!/じゃあな」

その瞬間、あたりが青色に包まれた。

ダイヤ『おめでとう。合格だ』
なんか今回の試練、ちょっと難しかったけど、いい経験になったかも!
ダイヤ『運を味方につけるのは、かなり難しいことだが、それもそいつのおかげかもしれないな』
…え?そ・い・つ?
ソ「ありがとうございます」
いつの間にかソウスケがいた。
ダイヤ『……残りの試練は、あとひとつ。今回、この試練ができたのだから、もう少し課題を増やしても良さそうだな』
サ「ええー!そんな!」
ダイヤ『次回も期待している…では、また会おう……』
…ああ、行っちゃった。
ソ「…次の試練で、色々と出てきたなぞが、とけるのかもしれないな」
サ「え?なんでそう思うの?」
ソ「…なんとなく、占い師の予感ってやつさ」
サ「…そっか…大丈夫かな…」
なんだか、また心配になってきた…
ソ「大丈夫だよ。サトミなら。今までだって、どんなに苦しくても、頑張って色んなことを解決してきたじゃん」
…それもそうだね!
サ「…よおーし!あとひとつ、頑張ろう!」
ソ「その調子だよ、サトミ!」
そういって、ソウスケが笑った瞬間。
ーまわりが、優しい光に包まれた。

ー目を開けると、見慣れた風景。あたしは、家の門にたっていた。
となりを見ると、ソウスケはいない。家の中にいるのかな。
サ「…あたしも、帰ろう!」
そう。みんなが待ってる家へ!

ーLUCKY編終わりー