二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.274 )
日時: 2015/08/28 10:03
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

では本編に戻ります。

  「ねえ、サトミちゃん」

帰り道。あたしは華那と一緒にあたしの家へ帰る途中。
サ「ん?どうしたの?」
華那に話しかけられたから、あたしは、聞き返す。
華「今日、転校生で、陸野大輝だっけ?その子がいたでしょ?」
サ「あぁ、うん、まあね。大輝がどうかしたの?」
華「私聞かせてもらったけど、サトミちゃんの幼なじみなんですってね」
うん、まぁそうだけど。
華「私、その人キライだわ」
サ「えっ??」
ツンと、華那はそっぽを向く。
華「だってあの人、絶対何か隠してるもの」
それ、ソウスケもおんなじ事言ってた…
華「それに私、何か隠し事をしてる人って、だいっきらいなの」
へ、へえ〜…そうだったんだ…
華「もう雰囲気からして、何か隠してるっていうオーラを感じるの」
オーラ、ねえ…
華「私見たときに感じたけど、多分あの人って、すっごくベタベタしてくるタイプじゃない?」
あ、当たってる…!大輝は、昔からそうだったんもんね…
華「私、そうやって意味もないのにベタベタする人って本当にだいっキライ」
うあ…これ、ある意味ソウスケも含まれてるよね…これをソウスケが聞いたら、どうなんだろう…

そんな話を華那としてたら、あたしの家についた。
サ「ここが、あたしの家だよ」
華「わあ〜〜!大きい家なのね!兄さんが言ってた通り!」
華那…色々とお兄さんから聞いてるんだね…てか、ブンゴが話してるのか…
サ「じゃあ入ってて。今準備してくるから」
華「じゃあ、お邪魔するわね!」

〜続く〜

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.275 )
日時: 2015/08/28 11:51
名前: zyerato−ni− (ID: GyOijjIz)

スプ、頑張って
今、自由研究やってるw
終わんないかもw
更新頑張って

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.276 )
日時: 2015/08/28 14:37
名前: チャンミン (ID: .tpzY.mD)

本編更新されてる〜
スプリングあなたは神様ですか?
サ「まぁチャンミンみたいな駄作者とは違うからね」
うっ
ソ「本当そうだよな〜」
うっ∑(゜Д゜)ひっ酷い いいもんっ、頑張るもん
ソ「なんだよ もんって(笑)」
サ「まっ、スプリングみたいな神作は無理だけどね」
そんなこと百も承知です
長文失礼しました
スプリング更新頑張ってね

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.277 )
日時: 2015/08/28 15:23
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

あのさ〜…サトミとソウスケさぁ。
そこの廊下に一時間立ってていいよ。
サ「えぇ!?何でよ!?」
ソ「はぁ!?なんで廊下なわけ!?」
チャンミンに嫌なこと言ったからだよ♪てかさ、前も言ったと思うけどさあ、言霊って言って、言葉にも魂がやどってるわけ。だからさそういう事を言ってると、自分に後々返ってくるよ♪
ソ「強烈すぎる…」
サ「あの笑顔はこわすぎる…!」
ケ「サトミちゃんとソウスケさんも、色々と大変かも」
ケノ…ある意味君のそのキラキラ笑顔もこわいよ。
サ・ソ「お前が言うな!!」

…はい。色々とありがとね!
更新頑張るよ!

それと、ジェラートもありがとう!
自由研究頑張ってね!

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.278 )
日時: 2015/08/28 18:13
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

続きです!

ガチャ…

サ「ただいま〜…」
シ「サトミ様!お帰りなさいま…おっと、お友だちもご一緒でしたか!」
華「お邪魔してます」
華那、丁寧に挨拶してる。こうやって見てると上品だな〜…
ソ「サトミ〜〜〜〜!!おかえ…」
ピタッ。ソウスケの動きが止まった。
あ、もしかして華那に気づいたかな。
華「あなたは、今日授業をしてくれた…確か、犬川ソウスケさん、ですよね?」
華那は普通に聞いてる。あれっ。びっくりしてないのかな?
ソ「あぁ〜…うん、そうだよ。君は多分、薄紅華那さん…だよね?」
華「はい。その通りです」
なんか二人とも、普通にしゃべってる。
ソ「…まぁ、ここで話すのもなんだし、とりあえずリビングで話した方がいいな」
うん。その方がいいと思う。


ブ「…で?それで聖斗の妹が、ここに来たと」
そうです。華那がうちに遊びに来ました。
ブ「リレンに続いて…」
…そうでしたね。リレンの時もそうでしたものね。
華「あなたが!兄さんと仲良くさせてもらってる、山下ブンゴさんですね!いつも兄さんがお世話になってます」
相変わらず、華那は丁寧に挨拶してる。
シ「そうでしたか!ブンゴ先輩のお友達の妹さんでしたか!」
ダ「すごい偶然でござるなぁ」
偶然ってほどじゃないと思うよダイカ。
サ「あのね!華那、実はあたしたち、ここまで来るのに深〜い訳があって…」
しょうがないから、あたしは全てを話すことにした。

〜事情説明中〜

華「サトミちゃんも、大変だったのね」
驚いてない…
サ「びっくり、しないの?」
華「びっくりはしたよ。でも、人にはそれぞれの事情があるから、その中に、サトミちゃんが入ってるって意味で」
わかってくれたんだ…
華「私、もっとサトミちゃんと仲良くなりたい!だから今日泊まらせてもらうね!」
えぇー!?そんな、いきなり!?
シ「そうなると、誰かが一つの部屋で、二人寝ることになりますね…」
え!?てかもう華那が泊まる事は、決定なの!?
ケ「ジャンケンすれば、いいかも」
シンベー「グムングムン」
ミ「おっ、シンベーがうなずいてる!」
うそでしょ…
ソ「まあ、その方が公平になるけどね」
ソウスケまで…
ソ「じゃあ、勝った人が、サトミと一緒に寝れるってのはどうだ?」
いいですね!とシノ賛成。
ということで、ジャンケンになってしまった…てか、勝手に決めるなぁー!

「「「ジャンケン…」」」

ポン!!

サ「えぇーー!?うそでしょ!?」
ブ「おい!!なんでオレなんだよ!?(絶対作者の仕業だろ…)」
作「え?いいじゃん別に。あんたの運がよかったってだけの事だし。よかったじゃん逆に。サトミと一緒に寝れて(ニヤニヤ」
ブ「そういう問題じゃねーだろ!!」
不公平だ…!
そう。ジャンケンに勝ったのは、ご察しの通り、ブンゴだった。
ソ「コブンゴちゃんよかったね〜好きな人と寝れて〜(ニヤニヤ」
ブ「だから、ニヤニヤすんなよ!!」
サ「え?なんか言った?」
ソ「よかったね。幸いなことにサトミには聞こえてないよ」
ブ「だから、そういうことを言うなよ!!」

…結局あたしは、ブンゴと寝ることになりました…

ー続くー

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.279 )
日時: 2015/08/28 21:41
名前: チャンミン (ID: .tpzY.mD)

おぉ〜ブンコよかったね( ^ω^ )
ブ「おいっキメーぞチャンミン」
うっるさぁーい私より気持ち悪い人いるもんっ
ブ「例えば誰だよ」え〜とソウスケとかソウスケとかソウスケとか?(ソウスケファンまことに申し訳ありません)
ブ「おいっそれソウスケしかいないぞ」
ソ「酷くねっ、俺泣くよ」
はいはい
気持ち切り替えて
ソ「俺はっ」
スプリングっ更新のおかげで元気が出たよ〜
今日ね学校のワガママって言われている子がなぜか病院行った後に来たの〜まぁ他に何人かいたけどだけどスッッゴクテンションダウンしたのでもっおかげでテンションアップしったよ〜(長文ごめんねっ)
更新頑張って

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.280 )
日時: 2015/08/28 22:02
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

よかった〜!元気になってもらえて!
こんな駄作を見ていただき、皆様、まことにありがとうございまする!
(↑おい、なんだよそのふるくせー言い方byブンゴ)

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.281 )
日時: 2015/08/28 22:16
名前: チャンミン (ID: .tpzY.mD)

スプリングのは全然駄作なんかじゃないよ、むしろ神作だよっ
サ「そうだよっスプリングのは神作だよっ駄作はチャンミンの作品だよっ☆〜(ゝ。∂)」
ぐさっ
ソ「そうそうスプリングのは神作だよ」
ゲ「そうだな、もしスプリングのが駄作だったらチャンミンのは駄の駄の駄作だな」
グサグサっ
ということでスプリングは駄作では無く神作なのだっ(何お前が得意げになってるのbyソウスケ)

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.282 )
日時: 2015/08/28 22:25
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

こらあーーーー!みんなーー!!
特にサトミとソウスケぇえーー!!
チャンミンにひどいと言うなぁー!
そういうことをいってると…
ケ「後で自分にまわってくる、かも」
そうだ!その通りだ!だから、これからはいい言葉を使いなさい皆の者!
ソ「何でスプリングがそんなことをいってんのさ」

チャンミン!ありがとう!でもワタシは神作じゃないよ!でもありがとう!

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.283 )
日時: 2015/08/29 10:09
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

続き。

ボーン、ボーン、ボーン…

時計の針が10時をまわった証拠の、音がなる。

今あたしは、ブンゴの部屋にいる。でもなんだか気まずくて、話せない…

ことの始まりは、数時間前~

ブ「おい!なんでオレがサトミと一緒なんだよ!!」
サ「そうだよ!そんなのあり得ないよ!」
ソ「まあまあサトミ。仕方ないじゃない。仮にもブンゴがジャンケンに勝っちゃったんだから」
ブ「仮にもってなんだよ!!」
ソ「まあまあ坊っちゃん。そう怒らずに。ホントは嬉しいんでしょサトミと寝れて(ニヤニヤ」
ブ「だから、ニヤニヤすんな!!」
もう…まさかブンゴと一緒に寝ることになるなんて…!
華「ごめんねサトミちゃん…私が無理なお願いをしたから…」
えっ?華那は悪くないよ全然!これは作者のせいだから!
作「え!?なんでワタシなの!?てか、ホントは好きな人と寝れて嬉しいくせに(ニヤニヤ」
サ「ニヤニヤするなー!」
しかも別にあたしは、ブンゴの事なんて…/////
作「だって顔赤くなってんじゃん」
気のせいだよっ!!もう出てこないで!
シ「サトミ様、大丈夫ですか?それほど嫌ならボクがかわりに…」
ソ「あぁーっと!シノストップ!(ヒソッこれはサトミとブンゴが仲良くなるチャンスだから、大丈夫だよ」
シ「そういうことでしたか」
ソ「そうそう」
ちょっと何ソウスケシノにいってんの。
ソ「いや?何でもないよ♪」
ダ「ロマンティックでござるなぁ…」
ダイカ、それはロマンティックとは言わないよ…
ケ「青春、かも」
シンベー「グムン」
いやケノ、それを青春とは言わないと思うよ…それにシンベーもうなずかなくていいんだよ…
ブ「…たく…何でこんなことに…」
ごめんねブンゴ。あたし多分ねぞう悪いから、床で寝かせてもらうよ…
ブ「あぁ…そうしろ…」

〜そして現在に至る〜

とは言ったものの。やっぱり床で寝るのは体が痛いんだよね…
どうしよ…

〜続く〜

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.284 )
日時: 2015/08/29 11:05
名前: チャンミン (ID: .tpzY.mD)

サトミっスプリングは悪くないよっ
むしろ感謝だよっ
サ「はぁなんで」
だって本当は嬉しいくせ(蹴
うぅ酷いでもブンゴは喜んでる(殴蹴
はいっごめんなさい
スプリング更新頑張って

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.285 )
日時: 2015/08/29 13:15
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

チャンミン来てくれてありがとう!
更新頑張るよ!!

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.286 )
日時: 2015/08/29 15:13
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

続き。

カチ、カチ、カチ…

ブンゴの時計の音がする。
サ・ブ「「………………」」
あたしたちは、お互い黙ったまま。
だって、何話せばいいか分かんないんだもん!あたしの部屋で寝たい!でもあたしの部屋は華那が寝てる。だから行こうにも行けないっ!
…すごい気まずい…
サ「そっ、そろそろ寝ようよブンゴ!」
ブ「…あぁ、そうだな」

ということで結局あたしは、床で寝ることになりました…
でも、床で寝ると痛いんだよな…そんなこと言ってる場合じゃないか…
仕方ない、寝るしかない…こうなったら意地でも床で寝てやるんだから!


カチ、カチ、カチ、カチ…
サ「う、うぅ…」
時計の音が、静かな部屋に響く。
時間を見ると、まだ真夜中の2時。…にしてもなんかやけに高くない?ここ。
サ「…〜〜!!?」
思わず声をあげそうになっちゃった。
だって……あたしいつの間にかブンゴの布団で一緒に寝てるんだもの!
てかあたしどうやってここまでたどり着いたわけ!?それが不思議でしょうがないよ!!ブンゴの布団までかなりの距離があったはずなのに!
おかしいな…!

ブンゴside

…今、何時だ…?
ブ「………」
まだ2時じゃんかよ……隣を見れば、サトミがいる。
………は?サトミがいる…?
しかもなんか隣でモゾモゾ動いてるし。
…あーわかった。これは夢だ。現実でこんなことになるのって、ありえねーし、ふざけてんのにも程があんだろ…
これは絶対夢だ。間違いねーだろ。

でも、夢なら……少しぐらい……

ガシッ。

サ「えっっ………!?」

〜続く〜

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.287 )
日時: 2015/08/29 15:30
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)


サトミside

早く床に戻らないと!でなきゃ、ブンゴ怒りそうだし邪魔扱いされそうだし。
戻らなきゃ……!そう思って起き上がろうとすると。







ガシッ………


サ「えっっ…!?」
な、何。何が起こったの!?
何かがあたしの腕をつかんでる感触。
…これは、ブンゴの手…?





グイッ……


そう思ったとたん。急に、また布団へと引き戻された。

ボフッッ……

ブンゴの力で布団に引き戻されるあたし。あたしの腕をつかまれてて、動けない…
その時。何かをささやかれた。

ブ「……もう少し、ここにいろ…」

え?ここにいろって?今の言葉、ブンゴが言ったの!?////////
ブ「もう少しだけ、ここに…」
サ「えっ…」
なんだかえらいことになってきた…
ていうかあたし、今ものすごい顔赤いと思う。そんなこと言われたら、あたしどうしたらいいか分かんないよ…

…どうしたんだろ、あたしは。
ブンゴに言われたからって、こんなに熱くならなくてもいいのに……

〜続く〜

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.288 )
日時: 2015/08/29 17:39
名前: cinnamon (ID: 76LSjzh0)

うわぁぁぁぁあ!
ブンゴ、それは現実だ、現実だy((殴

ソ「アホか、お前は。今良いシーンだし黙っとけ!」
ミ「うぅぅぅ…サトミぃぃぃぃい…」
ソ「あ、ごめん。cinnamonは元々アホでバカで超絶駄作者なんだった、訂正しとくね」

こいつ…
でも言われていることは事実です。
実際、夏休み明けテストは悲惨でしたよえぇ!
結果まだだけど、英語以外自信ないもん!

ソ「そこでいばるな駄作者ww」

(無視)

ソ「おいっ!」

(スルー)

更新頑張ってね(・ω・)ノ
あ、あと、この後、cinnamonから参照2000突破の快挙をお祝いさせてもらいたいんだけど…
絶対お祝いの言葉、長くなるから、送ってもいいか許可とろうと思って…
いいかな?是非ともお祝いしたい!

更新頑張ってね(・ω・)ノ

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.289 )
日時: 2015/08/29 22:04
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

うわあー!嬉しいです!ぜひともお願い致します!

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.290 )
日時: 2015/08/30 23:26
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

では続き。

ソウスケside

カチ、カチ、カチ、カチ、カチ…

今は、まだ夜中の2時か…のど渇いたから、水を飲みに行くか。



ガタン……

ソ「なんだ、お前も起きてたのか」
冷蔵庫の前にいるやつは、ミッチー。
ミ「ソウスケさんも、水飲みに?」
ソ「まぁ、そんなとこかな」
おれは冷蔵庫を開けて、水を取り出す。
ミ「ソウスケさんて…」
ん?
ミ「どうしてあの時直球でサトミに告白したんです?」
なんだ今更…おれはただ単に、
ソ「…今伝えないと、なんか胸騒ぎがしたから、かな」
ミ「胸騒ぎ…?」
ソ「そう」
早くこの気持ちをぶつけたい、みたいな。
ソ「でも、ふられるってことは、分かってたけど」
もうすでにサトミの心には、あいつが…
ミ「…ブンゴ先輩?」
ソ「…おそらくはな」
でも…
ソ「でも、正面からちゃんとふられて、むしろスッキリしてるけど」
ミ「スッキリ…」
ミッチーも、そうだろ?
ミ「まぁ…」
ソ「お前もちゃんと気持ち伝えて、それでさっぱりしたんだ」
ミッチーも、きっと覚悟をして、サトミに思いを伝えたはずなんだ。
ソ「やっぱおれたち、似た者同士だな」
そう言って、おれはミッチーの背中をポンと押す。
ミ「似た者同士じゃないと思うけど…それになんかソウスケさんに言われても、全然グッとこない…」
それは別にいいのさ。ちゃんと気持ちをぶつけられただけで、きっと…

…カタン、ゴソゴソ…

ミ「今、なんか音が…空耳か?」
ソ「いや、確かに聞こえた」
確か上では、サトミとブンゴが寝てるはず…

ソ「…上、行ってみる?」


ミ「ここの辺りで聞こえたと思うけど…」
おれは、静かにドアを開ける。

ミ「……〜〜〜〜!!!??」
そんな声を出しても仕方ないと思う。
なんせサトミとブンゴが同じ布団で寝てるんだから。
ミ「うっ、うっ…嘘だろ…っ…!」
ミッチーは、隣で男泣き。
ソ「あちゃ〜〜〜…」
でもこの様子だと、サトミは起きてるな…
…おそらくは、ブンゴが強引に何かしたか…それとも…
ミ「うぅぅっ…サトミぃぃぃぃ〜…」
ソ「いくらなんでも泣きすぎだろ…」
でも、段々おれも見てられなくなってきた。
…明日、あいつに問い詰めてやろう。
何があったのか。
ソ「とりあえず、今はそっとしておこう。下手したら、二人が起きるから」
ミ「うっ、うぅぅ…」
うなりながら、ミッチーは階段をおりて、自分のテントへと戻っていった。
たった一人、おれだけが残された。
相変わらず、二人は一緒に寝てる。いやもしかしたら、どっちか一方が起きてるのかもしれないけど。
ソ「サトミにとっては、嬉しいかもしれないけど、おれらにとっては…」
快くは思ってない。特に、恋愛感情を持ってるやつはなおさらそうだ。いつもあいつを、おれはからかってるけど、それにはちゃんとしたわけがある。
ソ「部屋に戻るかな…」
おれは、自分の部屋に向かって、歩き出す。
でも、今もらした言葉は、窓から吹き抜ける風が、おれの声をかきけした。

 「強引にも、始末におえない、か」

〜続く〜

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.291 )
日時: 2015/08/31 08:47
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

続き。

カチ、カチ、カチ、カチ…

サ「う…うぅ…」

今、何時…?
サ「って!もう7時半じゃん!」
起きないと!と思ったら。

?「お前、何でオレの布団でねてんだよ」
声をかけられた。
サ「ブッ、ブンゴぉおおおおおおおおおおおおおおお!?」
すぐ近くにいたのは、ブンゴだった。
ブ「…お前、声がうるせーよ…」
ごっ、ごめん…
な、何でって言われても、あたしにも理由がわかんなくて…
ブ「…はあ?」
そうなりますよね…
サ「き、気がついたら、ブンゴの布団で寝てたっていうか」
ブ「…ますますわかんねぇ…」
ですよね…
ブ「…まぁいいわ。朝ごはんできてっから、下行くぞ」
サ「うっ、うん」
あたしも下へ行こうとする。でも、ゆうべはドキドキしすぎて、全然眠れなかった…それに、やっとうとうとしかけたところで、気がついたらもう朝だし。
サ「ふぅわぁああああ…」
あくびがでる。
サ「ご飯、食べに行こ…」



〜inリビング〜

サ「おはよ〜…」
シ「サトミ様、おはようございます!朝食ができていますよ!」
うん…
華「おはよう、サトミちゃん」
華那…起きてたんだ…早いね…
サ「そういうサトミちゃんは…ものすごく眠そうね」
うん…昨日は色々あって…
ソ「………(やっぱりな)」
サ「ん?ソウスケ、どうかした?」
ソ「いや、ちょっと気になる事があっただけ」
そっか〜…

シ「さあ!準備ができましたよ!」
おいしそうだね!
シ「今日は、お客様もいらっしゃっているので」
華那の事だね。
華「ありがとう、シノさん」
シ「いえ、とんでもない!」

サ「いただきます!」
パクッ…
サ「んんん〜!おいし〜い!」
シ「そう言ってもらえて、よかったです」
あれ?ミッチーとソウスケ、食べないの?
ミ「え?あぁあオレ?今日はちょっと、お腹が空いてなくてよ〜…」
カップ焼きそば食べすぎたとか?
ミ「…まぁ、そんなとこ?」
ふうーん。
サ「ソウスケは?」
ソ「おれも、ミッチーと同じさ」
そうなんだ〜…こんなにおいしいのに。
ソ「後で食べるよ」
その方がいいよ!




ソウスケside

ちゃんと、あいつに問い詰めないと。
でももしかしたら、知らないって言うかもしれないけど。でも、やってみないとわからない。
ソ「なぁ、ブンゴ」
ブ「…なんだよ」
ソ「後で話したい事があるんだけど」
ブ「…はぁ?」
ま、そんなとこか。でも…
ブ「オレは別に、てめーに用はねーんだけど」
ソ「でも、おれはある」
ブ「…………?」

サトミside

ソ「…ごちそうさま」
シ「あれ?お食べにならないのですか?」
ソ「今はお腹空いてないから、後でもらうよ。とっておいて」
シ「かしこまりました…?」
ソウスケは、ブンゴと一緒に二階に行っちゃった。
なんかあったのかな…




ブ「…話って?」
ソ「まぁ適当に座ったら」
ソウスケは、深くいすに腰かける。
ソ「じゃあ、言わせてもらうよ」
そして、話し出す。

「昨日の事、全てお前が知ってる限り、話してもらおうか」

〜続く〜

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.292 )
日時: 2015/08/31 16:26
名前: シオン  (ID: GyOijjIz)

私の小説に来てくれてありがとう!
これからは、ホープって呼ぶね!
更新頑張ってね
面白いから⋆−⋆

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.293 )
日時: 2015/08/31 16:31
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

わぁ〜〜!来てくれてありがとうシオンさん!
あと、ため口でいくね!それから、
シオンって、呼んでもいいかな?
(↑いくら何でも勝手すぎない?byソウスケ)

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.294 )
日時: 2015/08/31 16:33
名前: シオン  (ID: GyOijjIz)

いいよーポープ♪

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.295 )
日時: 2015/09/01 15:37
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

では続き。

「昨日の事、全てお前が知ってる限り、話してもらおうか」

ブ「…はぁ!?」
やっぱりそうくるか、とソウスケは感じる。
ソ「だから、昨日お前はサトミと一緒に寝ただろ?その時にあった事全てを話せって言ってるんだ」
ブ「…なんでてめーに話さなきゃなんねーんだよ…」
そういうと思った、とソウスケはフッと笑う。
ソ「それは、昨日夜中のお前の態度に、ムカついたからさ」
ブ「…ムカついたぁ?」
ブンゴは、わけがわからないという顔をしている。それも仕方がない。なんせ彼は、夜中の出来事を、夢だと思っているんだから。
ソ「ま、お前は知らないだろーけどさ」
ブ「……は?」
ソウスケは、話を続ける。
ソ「それに、知ってるのはおれだけじゃない」
あの時一緒に見ていたのは、ミッチーだった。
ソ「ミッチーも、夜中の出来事を知っているのさ」
ブ「…てか、夜中に何してたんだよてめーらは」
ソ「のどが渇いたから水を飲みに行って、そのついでにお前たち二人の様子を見に行っただけ」
ソウスケは、さらに続ける。
ソ「それで見てみたら…お前もずいぶん大胆な事をするもんだな」
ブ「…はぁ?」
ブンゴは、全然意味が分かってない様子。なんせ彼は夜中の出来事を知らないのだから。
ソ「…どうやら、話す気はないようだね」
ブ「…お前には関係ねーだろ」
ソ「いや?そうでもないと思うよ?だって、君達の場面一部始終、見させてもらったからね。強いて言うなら、第三者って、とこかな♪」
ブ「…意味わかんねー…」
それもそのはずだ。彼は記憶にないんだから。夜中の出来事が。
ソ「あーーーーーーーーーもうやめた!こいつに聞こうと思ったおれがバカだった!」
ソウスケは、はぁ〜〜と、盛大なため息をもらす。
ソ「こいつに聞いてもなんの特にもならないって、前々から学習してたはずなんだけどな〜…なーんか、どうしても…」
ブ「おい!本人いる前で、それは失礼だろーが!」
ソ「あれっ。聞こえてた?」
ブ「そんな大声で言われたら、聞こえるだろ!!」
あはは、とソウスケは笑う。
ソ「もういいや!この話はおしまいにする!コブンゴちゃん、全然記憶にないんだし。聞いても意味がない」
ブ「だから!遠回しにいやみと、その名前を言うな!!」
ソ「じゃーね。また何かあったら、よろしく♪」
そう言って、ソウスケは部屋を出ていった。

でもブンゴは知らないだろう。あの時、ミッチーとソウスケが、どれだけ怒りを我慢し、同時に傷ついたかを。
この時のブンゴには、知るよしもなかった。

ー彼が、どれだけ無理をしていたかということに。

ー続くー

Re: サトミちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.296 )
日時: 2015/09/01 21:23
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

続き。

華「じゃあサトミちゃん、私は帰るわ。ありがとう、泊めてくれて」
サ「ううん!またいつでも来てね!」
華「もちろん!また来るわ!」
そう言って、華那は帰って行った。

今日は休日。だから親も心配してるだろうということで、華那は帰ったんだ。

ソ「…帰ったの?あの子」
サ「うん。今さっき」
ソ「そっか」
…なんかソウスケ、疲れてない?
ソ「まぁ、ね。色々あって、さ」
そっか…
サ「なんかあったら相談に乗るから、いつでも言ってね!」
ソ「…サトミ…」
あたしは、何気なくソウスケに色々と助けてもらってきた。だから、今度はあたしが力になってあげたい!
ソ「…ありがと、サトミ。でも今は、大丈夫だから」
そう?ならいいけど…
ソ「ほんっとに……ありがとサトミ!!大好き!!」
ガバッ!!
うわぁ!!ソウスケが抱きついてきた!ソウスケ、苦しいって!
ソ「充電充電!」
充電って…
ブ「おい!!何勝手に抱きついてんだよ!?」
と思ったら、ブンゴが来た!
ソ「あっれ〜〜〜〜?コブンゴちゃんもしかしてヤキモチやいてんの〜?」
ブンゴに対して、ソウスケがあおぎ出した…
ブ「はぁ!?んなわけねーだろ!!」
ソ「ま、そう言うと思ったけど」
あぁ…ケンカしないでよ…
ソ「あ、そうだサトミ!」
クルッと、突然ソウスケが向きを変えて、あたしの方に体を向けた。
サ「え?なに?」

   「お祭り行かない?」

〜第17話終わり〜