二次創作小説(紙ほか)

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.49 )
日時: 2015/06/28 10:48
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

〜第6話〜

リ「こんにちは。待ってました?」
リ、リレン・・・!!
サ「く、来るの早かったね!」
リ「カオルさんに家がどこなのか教えてもらってきました」
サ「そ、そうなんだ〜・・・」
そして、リビングからソウスケが。
ソ「いらっしゃい。君が、瀬世楽
リレンさんだね。話はサトミからきいてるよ。みんないるから、あっちで話そう。サトミ、案内してあげなよ」
なんか、ソウスケ、自分が家の主とか思ってる!?主は、一応あたしですよ!?・・・まあ、ここが本当の家でもあるけど。
サ「じゃあ、とりあえず入って!」
リ「 お邪魔しますね」
えーーーと、まず、何から話したらいいのか・・・あたしが迷ってると、話出したのは、リレンだった。
リ「皆さん、はじめまして。瀬世楽リレンといいます。以後、お見知りおきを」
なんて上品な言い方・・・って!うっとりしてる場合じゃなかった!!
ブ「こいつが例のヤツか・・・」
ブンゴがとなりで眉をひそめてる。リレンとケンカにならなければいいけど・・・・・・?いい香り!
シ「皆さん、お茶が入りましたよ!今日は、紅茶でございます」
おおおーーー!紅茶だ!あたしがイチゴミルクティーの次に好きな味!
ずずずずず・・・・・・うん!やっぱり美味しい!シノ最高!
シ「ありがとうございます!」
リ「とても美味しいです。シノさん」
うんうん、ホントホント・・・っえ!
サ「今、リレンなんていった!?」
リ「?とてもおいしいって・・・」
サ「ううん!そのあと!」
リ「シノさんって・・・」
サ「なんっ・・・なんで、シノの事を知ってるの!?」
リ「話しませんでしたっけ?あなたの事情の事を知っていると・・・」
サ「うん!うん!話してたけど、なんで、名前までしってるの!?」
リ「・・・・・・・・・いろいろあって」
ここで、すかさずソウスケがふいをうつ。
ソ「今、間があったね。なんでかな?」
リ「っっ・・・」
さらに、ブンゴが。
ブ「なんか、オレたちに隠してることがあるんじゃねーの?」
リ「・・・・・・!!」
リレンが息をのんだ。こんなに青ざめている顔をみたのは、はじめてかも。
作(だって、今日あったばかりだからね)
うるさい!作者はだまってろ!!
作(へいへい。)
えーっと。
サ「リレン。朝の時は、話すべきじゃないっていってたけど・・・今は、話す時じゃないかな?」
リ「・・・」
サ「あたしたちでよければ、話、きくよ?」
リ「・・・・・・そうね。本当はもう少し後に話そうと思っていたけれど・・・あなたたちに関わることだし・・・」
そうだよ!・・・って、ちょっと待って!!
サ「あたしたちに関わることって、一体、どういうことなの!?」
ブ・ソ「まさか・・・!?」
え?え?なになに!?

リレンには、とんでもないことが隠されていたんだ・・・!!
    〜続く〜

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.50 )
日時: 2015/06/30 20:22
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

〜続き〜

サ「あたしたちに関わることって、一体、どういうことなの・・・!?」
リ「今から、私の全てを皆さんにお話しします。少し長くなりますが・・・それでもいいですか?」
リ以外「もちろん!」
リ「じゃあ、お話しします」

リレンが言うには、弟がいるんだって。
ー私には、一歳年下の弟がいるんです。名前は、瞬煉しゅれんと言うんですが・・・瞬煉は、五年前に突然、姿を消しました。私は、必死に彼のことを探しましたが・・・その時から姿を現すことはありませんでした。
サ「なんか、悲しいね・・・お父さんとお母さんはいないの?」
リ「私達の両親は、母は他の男とどこかに消え去りました。なので父が私達を男手ひとつで育ててくれたんです」
サ「そうだったんだ・・・」

ーその父も、10年前になくなり、私は瞬煉と二人で生活をなんとかおくっていたんです。私は、瞬煉がいるだけでとても心強かった。なのに、突然その瞬煉がいなくなるなんて・・・私はなげき悲しみました。・・・でも、ある日、私は夢をみました。それも、瞬煉が出てくる夢。夢の中で瞬煉は、言いました。『姉ちゃん、俺にはやらなければいけないことがあるんだ。それをすませたら、必ず姉ちゃんのところへ帰るから。俺のいる場所は言えないけど、里見家の所へ行けば、ヒントが見えてくる。絶対に』
リ『里見家・・・?』
瞬『そうだ。そこに行けば、何かが見えてくる。でも軽い気持ちで行ってはいけないよ。絶対に、初心の気持ちを忘れないで・・・!』
ーそう言い残して、そこで夢が覚めました。その日から、私は、不思議な力が使えるようになった。
サ「不思議な力?」
ソ「おそらく、その力というのが・・・」
ブ「あぁ、夢の中に相手を呼び出すってことだな」
ブンゴがソウスケの言葉を受け継いだ。
リ「その通りです」

ーあとは、皆さんが思った通り、私は、その不思議な力を使って、あなたたちを呼び出したんです。あなたたちにかけた言葉は、初心を忘れてはならないことと、そしてー
サ「そして??」
ーあなたたちに、また、試練がおとずれるということ。
サ「えっ!?え〜〜〜〜〜〜〜っっ!!??」
ブ「だと思ったぜ」
ソ「そんな気はうすうす感じてたけどな」
ま、また、試練が来るなんて・・・!

ー私にも、具体的にどのような試練が起こるのかはよくわかりません。でも、私は、夢の中で誰かにこう言われました。
?『お前の身の回りにいるやつらに、試練を出してやろう。そいつたちのことは、お前も分かっているな?』
ー私は、サトミさんのことだと、すぐにピンときました。そして、その謎の声は続けました。
?『だが、ただ試練を出すだけでは、そいつらは成長せん。お前も、そして、まわりのやつらも、決して、初心を忘れてはならぬ』
ーさらに、こう続けました。
?『人間は、誰でも初心を持っている・・・だが、そいつらは、その心を忘れかけている・・・お前の手で、そいつたちに初心を思いださせるのだ・・・けんとうを祈っているぞ・・・』
ーそうして、謎の声は消えました。

サ「な、なんか、びっくり・・・」
ダ「ミーも同じでござる」
ケ「リレンさんに、そんなことがあったなんて、すごいかも・・・」
ブ「全く、ケノの言う通りだ」
ソ「ああ、おれもそう思う」
じゃあ、また、試練がくるんだ・・・
リ「サトミさん、心配なさらないで。私も、一緒にあなたたちの手助けになるから」
サ「うん・・・・・・」

そのあと、リレンは用事があるからと言って、帰っていったんだ。
でも、あたしは、すごく不安。ただでさえこの前も試練があって終わったばかりなのに・・・(サト1四巻参照)
本当に、すごく心配。その夜、あたしは不安で、眠れなかった。だから、ベランダにいって外を眺めてたんだ。
  ーーカラカラカラーーー
サ「!?」
あたしは、バッっと振り返った。そこにいたのは、あたしの反応にびっくりしていたブンゴだった。
ブ「眠れねーのかよ」
サ「う、うん・・・ブンゴは?」
ブ「なんでもいいだろ。涼みに来ただけ」
サ「ふ、ふうーん・・・」
ブ「・・・おまえ、さっきのこと、まだきにしてんの?」
サ「気にするよ。色々とやらなくちゃいけないことが増えたし」
ブ「ま、おまえなら大丈夫なんじゃねーの?」
サ「な、なによ。なんでそう簡単に言えんno・・・」
ポン。  ・・・え?
ブンゴがあたしの頭をポンってした。
そして、そのあと、あたしを引き寄せて、あたしの手を大きな手でがっちりつかまれて、間近で見つめられた。
な・・・なにこの距離!!ブ、ブンゴ近い!!ブンゴはお構いなしにあたしをじっと見つめてる。な、なに、なんなの!?何が起こるの!?あ、あたし、今すごくドキドキしてる・・・
そして、ブンゴは口を開きかけて、あたしをでこぴんした。・・・え!?
ブ「何弱気になってんだよ!いつものお前なら何でも頑張るだろ!・・・大丈夫だ。心配しなくてもオレらは、おまえの力になる。だから、心配すんな。もう遅い時間なんだから、今日のところは寝ろ。じゃあな」
サ「・・・・・・お、おやすみ」
なんか、少しだけ、落ち着いていられた・・・そうだよね。みんないるもんね!今までどんなことがあっても、あたしたち、乗り越えてきたもんね!
よおおぉぉぉーーし!!頑張ろう!

?『覚悟はできているようだな・・・』

〜第6話ならびに第1章終わり〜

第2章では、ついにサトミ達に試練が訪れます!どうぞお楽しみに!!