二次創作小説(紙ほか)

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.88 )
日時: 2015/07/15 20:51
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

ジェラート、早速オリキャラ使っていくね!
では少しですが続き。

「君たち!そこで何をしているんだ!ここは立ち入り禁止の範囲だぞ!」
えっっ!!??
ど、どうしよう!な、なんて説明すれば・・・ゲンパチ!助けて!と思ってもゲンパチは、ぶつぶつと、つぶやいてる。あぁ、どうしよう!?
そのときっ!
?「スミマセン!アタシ、この人たちとはぐれてしまって・・・」
・・・誰?
その人は、こちらを向いて人差し指をたてて静かにと合図をした。
?「(ニコッまあ見てて!」
「はぐれたあ?」
?「はい。さっきまで一緒にいたんですけど、アタシ、方向音痴なので、はぐれてしまって・・・ごめんなさいね」
「・・・なら、これからは気を付けろよ」
?「はあーい」
な、なんとか、助かった・・・!
サ「あの、ありがとうございました」
?「いいのいいの。気にしないで」
そこでようやくゲンパチが少女がいることに気づき、その顔がみるみるうちに青ざめてゆく。
ゲ「お、おまえ・・・美鈴か・・・?」
え?知り合い?
?「え?うそ!ゲンパチ!?うわあ、すごくなつかしい!久しぶり〜!」
美鈴さん・・・?
美「まだ挨拶してなかったね。アタシは、有華乃 美鈴。ゲンパチの・・・
まあ簡単に言えば、フィアンセって、とこかな!」
ゲ「な、なにをバカなことを・・・やめろ!美鈴!」
ゲンパチがあせってる・・・
美「だって本当のことじゃない」
で、でも、ゲ、ゲンパチの・・・フィアンセ!?

〜続く〜

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.89 )
日時: 2015/07/15 20:54
名前: zyerato−ni− (ID: a1OghZsk)

スプって中二だったんだぁ
わたし小6だけど

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.90 )
日時: 2015/07/15 21:56
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

そうなのよー(涙)
来年は受験、やだあー(涙)

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.91 )
日時: 2015/07/18 12:58
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

では続きでっす☆(←何のテンションだ)

サ「フィ、フィアンセって、一体どういう事なの・・・!?ゲンパチ・・・!?」
ゲ「・・・・・・」
ゲンパチは、黙ったまま。代わりに、美鈴さんが話出した。
美「ゲンパチとブンゴは、アタシにとって、従妹なの。だから、ブンゴとゲンパチにとっては、アタシは義理の兄にあたるよね。・・・ところで、あなた名前は?」
い、いきなり来るか!
サ「あ、里見サトミって言います」
美「サトミちゃんね!よろしく!・・・あれ?でも、あなたとゲンパチって、知り合いだったの?」
サ「えっっ!?へ・・・いやあ、そ、その・・・」
あたしがあたふたしていると、ゲンパチが、小声で言った。
ゲ「何も心配することはない。あいつは悪いやつではないから、打ち明けても大丈夫だろう。だが、かえってごまかそうとすると、怒りだす事があるから、早めに話した方がいいだろうな」
ゲンパチ・・・もとに戻った・・・?
そう思って見ると、もとに戻ったわけではないみたい。いつもはクールなのに、今のゲンパチ・・・迷ってる顔をしてる。まるで、昔の事を思い出しているかのように・・・
美「どうかした?」
・・・こうなったら、話すっきゃない!!
サ「実は、あたし・・・」
あたしは、意を決して、美鈴さんに話す事を決めた。そして、今までにあったことを、全て話した。
美「そっか・・・・・・そんなことが、あなたたちの身に起きていたんだね・・・」
そうなんです。
美「・・・ちょうどその頃に、ゲンパチとも連絡がぱったりととれなくなったし・・・そうなると、話が繋がるしね・・・」
サ「??何がですか?」
美「いや、こっちの話。・・・・・・でも、ゲンパチ、ちゃあんと、今までにあったこと、説明してもらおうじゃない」
サ「あれ?あたし、今全て話しましたよ?」
なんか抜けてたとこあったっけ・・・?
美「ううん、サトミちゃんは、ちゃんと訳を説明してくれた。それは、アタシは、とても感謝してる。でも、・・・ゲンパチからも、何か話す事、あるんじゃない?」
ゲ「・・・!」
ゲンパチが息を飲む。どうやら、痛いところをつかれたみたい。
美「ゲンパチ。アタシ、何を隠してるか、大体はわかるけど、自分から、話してほしいな。じゃないと、自分のためにならないし。それを教えてくれたのは、ゲンパチだよ?違う?」
ゲ「・・・!」
な、なんか、美鈴さんって、すごい人だ・・・!
ゲ「いや、美鈴には、話すつもりだった。だが・・・フネおばさまが絡んでいたせいで、話す事ができなかった」
美「・・・そんなことだろうと思った。それなら、アタシがフネばあさんに言って、黙らせられるのに。どうして、アタシに相談しなかったの?」
美鈴さんって、やっぱり、すごい人だ・・・!だって、フネおばさんを、
『フネばあさん』って呼んでるし、しかも、黙らせる事ができるなんて・・・
あたしも、できることなら、そうしたいけど!
ゲ「ごめん・・・」
ゲンパチが謝ってる。珍しい・・・
美「まあ、ここでずっと話すってのも疲れるし、二人とも、ついておいで」
おぉ、美鈴さん、かっこいい・・・!

果たして、この先に待っているのは、なんなのか・・・?

〜続く〜

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.92 )
日時: 2015/07/19 09:55
名前: zyaretoーniー (ID: ai5/g0Y4)

スプ、このだ作者と一緒に小説書かない?(だ作者は私のこと)
いわゆる、合成かなぁ?
即答待ってる

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.93 )
日時: 2015/07/19 12:52
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

いいねー!やろーやろー!
何の作品を書くの?
返答願う!

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.94 )
日時: 2015/07/19 20:16
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

では続きです。。

ーカフェにてー

美「アッハハ、サトミちゃんたら、そんなところにつっ立ってないで、座んなよ!」
サ「え・・・でも、なんか悪いですよ」
美「いいのいいの!アタシがいいって言ってるんだから、遠慮しないで大丈夫だよ!」
サ「じ、じゃあ、お言葉に甘えて・・・失礼します」
美「座って座って!」
・・・にしても、ここのカフェ、広いなあ・・・・・・そういえば、ゲンパチは?
ゲ「・・・・・・」
見ると、ゲンパチも、さっきのあたしみたいな状態になっているよ。
大丈夫かな・・・?
美「ほおら、ゲンパチも、そんなところにつっ立ってないで、早く座んなって!」
おんなじことを言われてる・・・今日のゲンパチ、少し様子がおかしいような気がするけど・・・気のせいかな・・・?
美「二人とも、ゆっくりしていってね!」
サ「は、はい」
ゲ「・・・・・・」
なんかゲンパチが心配になってきた。
だから、あたしは小声で、
サ「ゲンパチ?大丈夫?」
って聞いたんだ。そうしたら、小声でこう言われた。その時に、チラッと顔を見たけど、やっぱり、なんか迷ってる顔をしてた。
ゲ「大丈夫だが・・・・・・確か今回の試練、懐かしい人と思い出を語り合えと書いてあったな?」
サ「う、うん。そうだけど・・・」
ゲ「まさか、語り合う人が、美鈴なんて事は、ないと思うが・・・」
え?よく聞こえなかった・・・
その時に、ちょうどウエイトレスの人がきた。
ウ「ご注文は、お決まりになりましたか?」
美「あぁ、いつものひとつちょうだい。それから、二人は何を飲むの?」
えっ!
サ「えっと・・・じゃあ、ストロベリーミルクティーをひとつ下さい」
美「で?ゲンパチは?」
ゲ「・・・?あぁ、いつものをひとつくれないか」
ウ「ご注文は以上ですね?かしこまりました」
いつものって・・・二人はいつも、何を飲んでるの。
美・ゲ「紅茶」
い、息ぴったり・・・!
美「あはは!だって、アタシたち幼馴染みだもん」
それもそうか・・・
美「サトミちゃんは?ブンゴとうまくいってる?」
えわあ!!??
サ「なっ、な、何で、そ、そんなことを、き、聞くんですか!?」
なぜか美鈴さんは、ニヤニヤしてる。
なんか、いやーな予感・・・
美「だって、さっきの説明を聞いてるかぎり、そんな感じなのかなあと思ってさ。まあいわゆる、乙女の直感ってやつ?」
お、乙女の直感って・・・!
美「それに、あなたとブンゴ、お似合いだと思うけどなあ」
な、何を根拠に来るんですか・・・美鈴さん・・・!
美「それからアタシ、ゲンパチのこと、好きだし。ゲンパチは、サトミちゃんでもあげられないけど、ブンゴとなら、アタシは全然オッケーだし!」
なんか、今サラッと、大胆な事を言いましたよね!?美鈴さん!?
そして、ゲンパチはというと。なんかさっきよりも、もっと悩んでるように見えるけど・・・本当に大丈夫かな!?
ゲ「やめろ美鈴!!本当にそういう冗談は、いい加減にしろ!!」
そしたら、美鈴さんは、ムッとした。
美「ゲンパチ。アタシは本当の事を言っただけだけど?本当の事を言って、何が悪いっていうの?」
ゲ「お前は本当の事を言っているつもりかもしれないが、こっちは、本気じゃないんだ。それぐらいのこと、お前もわかっているはずだろう!」
ああぁぁあぁあぁあ、なんかケンカに変化しはじめてる・・・!!これ、ちょっと危ない状況じゃない!?
美「・・・・・・そう。わかった。じゃあ、もういいよ。なんかあっても、アタシ、もう知らないからね!!」
サ「美鈴さん!?」
ガタッ!!・・・行っちゃった・・・
サ「ゲンパチ、いくらなんでも、言い過ぎだったんじゃないの?」
するとゲンパチは、こう言った。
ゲ「いや、これでいいんだ。この状況は、すでに計算済みだったからな。
それより、君に頼みがあるんだが・・・」

サ「ハアッ、ハアッ、ハアッ・・・」
今、あたしは、ひとっ走りしてる。
何でって?それは、ゲンパチにあるたのみごとをされたから。
サ「あっ!い、いた・・・!ハアッ・・・」
あたしは、息を整えて、近づいていった。そう。美鈴さんに、ね。
美「・・・サトミ、ちゃん?どうして、ここに・・・!」
そう。たのみごとっていうのは、美鈴さんを探して来てほしいということ。

ゲ『あいつは、いつもああなると、公園に逃げるくせがある。だから、この近くの公園に行けば、美鈴がいるはずだ』
サ『なんでゲンパチは行かないの?』
ゲ『今僕が行ったら、あいつは、多分また逃げ出すだろう。だから、すまないが、あいつを探して来てほしいんだ』
サ『・・・わかった!じゃあ、探してくるね!』
ゲ『ああ。頼む』
ってことがあったんだよね。
美「・・・アタシね、早とちりなくせがあってさ。むかしっから、よくゲンパチを困らせてたんだ。でも、そんなアタシを、ゲンパチは、いつも受け入れてくれて・・・そんなゲンパチが、アタシは大好きだった」

こうして、美鈴さんは、あたしに、過去を話してくれたんだ・・・

ー続くー

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.95 )
日時: 2015/07/19 17:57
名前: zyerato−ni− (ID: a1OghZsk)

じゃあ、久世みずきさんの作品とか絵はどう?
スプもやりたい奴かいてね
即答で

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.96 )
日時: 2015/07/19 20:13
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

やっぱり、サトミちゃんがいいかな!
ジェラートはどう?

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.97 )
日時: 2015/07/19 20:41
名前: zyaretoーniー (ID: ai5/g0Y4)

スプ、そうだね!
じゃぁ決定
私作っとくね!
パスワードは、サトミね!
でも題名はどうしよう
即答願う!

話変わるけど逃走中見てる?私は見てるよ!

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.98 )
日時: 2015/07/19 20:44
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

ワタシも見てる!面白い!
題名何がいいかなあ・・・
例えば、フランスに里見家旅行!
とか?

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.99 )
日時: 2015/07/19 20:46
名前: zyaretoーniー (ID: ai5/g0Y4)

OK、じゃあ作っとくね!

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.100 )
日時: 2015/07/19 20:55
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

了解!
ありがとう!!

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.101 )
日時: 2015/07/19 21:26
名前: zyaretoーniーとポプースプリング (ID: a1OghZsk)
プロフ: http://名前そのままだった

スプ、ゴメン!
作った小説名前間違えたんだけど、本当にごめんなさい!(泣)

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.102 )
日時: 2015/07/19 22:01
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

修正できると思うよ?

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.103 )
日時: 2015/07/19 22:06
名前: zyerato−ni− (ID: a1OghZsk)

スプ、私わかんないからやといってもらってもいいかなぁ?
自己中でごめん

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.104 )
日時: 2015/07/20 08:09
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

わかった!やってみるね!

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.105 )
日時: 2015/07/20 22:06
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

では続き。

そのあと、美鈴さんは話してくれた。ゲンパチと美鈴さんの過去をー

ーお互いアタシたちは仲がよくて、いつも遊んでたんだ。そんなゲンパチをアタシは大好きだったし、頼れるお兄さんだとも思ってた。だから、勇気を出して、好きだって言ったの。そしたらゲンパチは・・・
サ「ゲンパチは?」
美「そう。ゲンパチはー」
ー『大きくなったらお嫁さんにする!』って言ってくれた。でもまあ、そのときはまだ幼稚園の時だったし。
でも、アタシは本気だった。でもー
サ「何かあったんですか?」
美「あはは・・・そうなんだよね・・・」
ーアタシが中学生の頃に、勝手に親がお見舞い相手を決めてしまった。
サ「お、お見舞い相手!?」
美「そう」
ーそのあと、アタシは必死に親に抗議した。でも、遅かった。ゲンパチに知られて・・・でもアタシはなんとか反抗して、お見合い相手はなくしてもらった。でも相変わらずクールなゲンパチは、『僕には関係ない』と言われたんだ。言われて当然だと思ってる。
ーアタシが悩んでる時は、ゲンパチはいつも相談にのってくれた。
ー『話さないと、自分のためにならない』って教えてくれたのも、ゲンパチだから。
サ「そうだったんだ・・・!だからあのときも・・・」
美「あはは・・・笑える話でしょ?」
その美鈴さんの笑いは、どこか悲しいような、泣きたいような、そんな感じだったー
?「誰が笑えると言った?」
そこにいたのは・・・
美「ゲンパチ・・・」

〜続く〜

Re: さとみちゃんちの8男子〜初心に戻って〜 ( No.106 )
日時: 2015/07/21 21:28
名前: ホープスプリング (ID: SFu6B5ia)

では続き。

美「ゲンパチ・・・」
そう。腕を組んで立っていたのは、ゲンパチだった。
美「どうして・・・!?」
ゲ「お前はいつも、嫌な事があると、とっさに逃げるくせがある。
・・・その場所が、ここ、公園だ」
ー美鈴さんは、力なく笑った。
美「ふふっ・・・さすが、ゲンパチ・・・アタシの事を、よくつかめてるね・・・」
ゲ「当たり前だ。お前は、僕の幼馴染みだろう?」
その瞬間、美鈴さんから、涙があふれてきた。
美「っ・・・アタシ、ゲンパチにひどい事を言ったのにっ・・・どうして・・・そういう事をっ・・・言ってくるのっ・・・」
サ「美鈴さん・・・大丈夫ですか?」
美「ごめんね・・・サトミちゃん・・・今、アタシ、すごい顔っ・・・してるから・・・」
サ「そんなことないですよ・・・」
あたしは、どうしたらいいかわからなくて、ただただ、なぐさめることだけしか、できなかった。
美「アタシ・・・っずっと、ゲンパチに、あやまりたかったっっ・・・」
あやまる?
美「ゲンパチに、誤解をさせちゃったみたいで・・・その誤解をっ・・・解きたかった・・・」
そうだったんだ・・・
ゲ「・・・何を言っている。僕は、誤解なんか、していないが?」
美「・・・・・・え?」
その時、ゲンパチの口もとが、少しだけ、ゆるんだ。
ゲ「・・・お前は、昔からそうだったな。いつも、早とちりな性格が直らなくて」
美「・・・だってっ・・・あのとき、ゲンパチはっ・・・関係ないって・・・」
ゲ「それは、自分でなんとかしないと、意味がない事だろう?無理に口を出しても、ややこしくなるし、だからきっと、お前がなんとかすると思ったから、わざとそう言ったんだ。
ー僕はお前を、信じた」
ーゲンパチにも、ゲンパチなりに、考えていたんだ・・・!やっぱり、ゲンパチって、すごい・・・
美「っ・・・ゲンパチ・・・」
ゲ「・・・もう泣くんじゃない。小さい子供ではないのだから」
美「っ・・・ゲンパチ・・・ありがとう・・・」
・・・これで、誤解は、解けたんだよね?・・・きっと、解けたんだ。
二人は、笑ってる。本当によかった!
ふと、美鈴さんが振り返って、あたしにこう言った。
美「サトミちゃん・・・ありがとう。
あなたのおかげで、誤解が解けた。本当にありがとう!」
サ「い、いえ、あたしは、何も・・・」
美「ううん!サトミちゃんは、すごいことをしてくれた。人の事を、ずっとなぐさめる事なんて、めったにできないことだから。それを、あなたはなしとげた。それは、とてもすごいことよ。本当に、感謝してる。ありがとう」
サ「・・・いえ。よかったです」
美鈴さんは、今までの事が、全部ふっきれたような、そんな笑顔を見せてる。
美「・・・それから、ゲンパチも。ありがとう。アタシ、ゲンパチの幼馴染みでよかった・・・!!」
ゲ「そうか。僕も、よかったと思ってる」

・・・キラキラキラキラキラキラ・・・
・・・なんか、まわりの風景がぼやけはじめてる。これは・・・?
美「二人とも。ほんっとうに、ありがとう!この事は、ぜっったいに、忘れない!・・・また、どこかで、きっと・・・!会おうね!!」
サ「はい!また、どこかで!」
ゲ「・・・・・・」
ゲンパチは、静かに微笑んでる。
でも、その顔は、とても幸せそうな顔だよ!
ーその瞬間、すべてが、黄色の光に、包まれた。


・・・ここは・・・?
ダイヤ『おめでとう。この試練は、合格だ』
わっ!ダイヤさん!
ダイヤ『今回の事で、何か学んだ事はあるか?』
サ「・・・・・・」
・・・あるよ。いろんな事を学んだと思う。
サ「あたし、今回の試練、てっきり、もっと、いろんな、明るい事をお互いに語り合うと思ってました。・・・でも・・・」
ダイヤ『・・・・・・』
ダイヤさんは静かに聞いてくれてる。
こんな事、言っちゃいけないのかもしれないけど・・・
サ「でも。思い出や記憶って、たくさんあるから。・・・楽しい事、嬉しい事、悲しい事、悔しい事・・・今回の試練も、そこに含まれてたんだと思う。
でも、確かに、この思い出や記憶って、どれもみんな、太陽に照らされているんですね」
ダイヤ『・・・そうかもしれないな。色々な事があってこそ、思い出や記憶は成り立つ。今回はそれを、お前たちは学び、思い出した』
そうだね。
ダイヤ『今回の試練は、上出来だった。次も、頑張るんだぞ・・・けんとうをいのる・・・』
サ「あっ・・・」
・・・行っちゃった。
次の試練は、いつ、誰とあたるのかな・・・
そう思ってたら、優しい光に包まれた。



ージリジリジリジリジリッ!

サ「うっ、うぅ・・・」
もう、朝・・・?
・・・朝?
サ「あーーーっ!!ヤバい!!遅刻しちゃう!」
なんで朝になってるのーっ!!
あぁぁあ、早く準備しないと・・・
ドタドタドタ・・・バタバタバタ・・・
よし!準備オッケー!

〜inリビング〜

サ「おはよーっ!」
シ「サトミ様!おはようございます!朝食のご用意ができていますよ!」
みたら、全員、もうご飯を食べてる。みんな早いな〜。
サ「うん!いただきまあーす!」
ソ「あっ!めずらしく、サトミがもうご飯食べてる!」
ソウスケ〜〜?
サ「モグッ・・・ゴクリ・・・それ、どういう意味?」
ソ「ごめんごめん」
ふんだ!あたしだって、こんな時ぐらいありますよーだ!
サ「ごちそうさまあー!いってきまあーす!」
シ「あぁーっ、サトミ様!お弁当は!?」
おっと、そうだった。お弁当お弁当っと!よし!これで大丈夫だね!
サ「じゃ、いってきまあーす!」
シ「いってらっしゃいませ!」
ダ「気を付けるでござるよ!」
シンベー「グムンムグ・・・」
ケ「いってらっしゃい!かも」
ゲ「・・・・・・」
ミ「気を付けろよーっ!」
ソ「いってらっしゃーい!」
ブ「サトミ・・・行くの、はえーな・・・」




しばらくは、こういう毎日が続いたんだ・・・

ーMEMORY編 終わりー