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二次創作小説(紙ほか)
- Re: かつて魔法少女と悪は敵対していた ( No.11 )
- 日時: 2016/01/07 07:51
- 名前: のれり (ID: R4l9RSpR)
「魔法少女よ!今日こそ君の息の根を止めてやろう!ちなみに、今日はレアチーズケーキだ!」
私は先日購入したチーズケーキの入った箱を魔法少女に突きつけた。
「……はい……」
魔法少女はそう、力なく返事するとポテリと地面に倒れた。
「……!」
私は急いで魔法少女に駆け寄り、魔法少女を抱き上げた。
そして、彼女の軽さに驚いた。
「……すみません…昨日自己管理するって約束したのに……寝る時間がなくて……」
「……っ」
魔法少女の顔は真っ青だった。
そんな彼女の顔を見るのが辛い。
「なぜそうまでして魔法少女に……!」
民の…平和の為なのか……!?
私のために……健康になってはくれないのか……?
「……お金貰えるから……」
「世知辛いな」
金、か__……魔法少女……。
「……私が育った孤児院が地上げ屋さんから取られそうになったその時……彼……猫の姿をした御使いさんが現れて、こう言ったんです」
「『金が欲しいんだろ?金欲しいだろ?お?お?
魔法少女になって、世界救うのと身体売るのどっちが良い?』そう言って……御使いさんは私の両頬を叩いて、『孤児院に恩返しするんだろ?』と迫ってきました。私は孤児院に恩返ししたい一心で魔法少女になりました」
そう言い切った彼女が震え混じりにでも……と、付け足した。
「……その後、そもそも地上げ屋さんと御使いさんがグルだった事が判って……」
「…………」
うん。
魔法少女よ。それはヤ●ザだ。
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