二次創作小説(紙ほか)

Re: かつて魔法少女と悪は敵対していた ( No.25 )
日時: 2016/01/07 08:57
名前: のれり (ID: R4l9RSpR)

《魔法少女が、夜の街で悪の参謀と……出会った…》


瞬間、私は魔法少女の手を取り、店の裏へまわった。

「って、何故こんな所に!?魔法少女が水商売……?」
「こんばんは、参謀さん。御使いさんが、バイトの数を減らす替りにと、
紹介してくれたのです」

魔法少女はペコリと頭を下げる。

「御使いさんがマグロ漁船と死体洗いと、ホステスの3つの中から仕事を選べというので……ホステスは、お酒をついで笑っていれば良いと言われたのでここに……」
「その猫とは手を切れとあれほど……!……それに、君は未成年だろう……?」

そういった直後、後ろで人の気配がした。
振り向くと、そこには__……

「おいおいなんすか、お客さ〜ん」

チンピラがいた。

奴らは私に近寄ってきた。ゴツくてデカイ奴と、小さくて、ひょろりとした軽薄そうな男。後者の男が私に話しかけてきた。

「女の子裏に連れこんじゃいけませんよ~」

こいつは、口が臭いな。不愉快だ。
それに私と魔法少女との会話を途絶えさせたな……?更に不愉快だ。

「さ、参謀さん……」

魔法少女が、私の制服を引っ張る。……うん。かわいい。

「話なら俺達が聞きますよ。た~〜っぷりね」

私は、懐からスッと、黒いカードを取り出した。
もちろん、アレだ。

『ブラックカード』

私はそのカードで口臭男の頬を叩く。

「現ナマがいいか?」
「社長にピンドンひとつ~!」

ふん。
チョロいな。

これがブラックの力だ。