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二次創作小説(紙ほか)
- Re: かつて魔法少女と悪は敵対していた ( No.28 )
- 日時: 2016/01/07 09:05
- 名前: のれり (ID: R4l9RSpR)
……。
…………。
……つい、助けてしまった……。
何をしているんだ…。敵である魔法少女を助けてしまうなんて__……。
放っておけば、利用できる機会もあっただろうに……。
何故助けたりなど……。
「……ありがとう、ございます……」
後ろから、弱々しい魔法少女の声が聞こえてきた。
「あの、参謀さんはそんな事ないって言うけど、やっぱり参謀さんは優しいです……」
魔法少女はそう言って、萌え袖状態になっているブカブカの私のコートで口元を隠し、頬をほんのり赤らめた。
「……!そうか!これが戦略かああああ!こうやって私から戦意を奪うつもりだろう!?効果抜群だッ!!!」
私は魔法少女に背を向け、看板に手をかけると、メリメリと看板にヒビを入れた。
「看板が……」
〜組織に帰還〜
パ私はまたもパソコンの前の椅子に腰掛け、手を組んだ。
そして、考えた。
最近の自分の挙動についてを。
彼女に何故こうも肩入れしてしまうのか。原因とその対策とは……
__……。そうか。分かったぞ。
私は、彼女が薄幸すぎるから同情しているんだ。
つまり、彼女を幸せにすればいい。
「まずはプレゼント作戦だ!物で充たされ、充実した生活を送るがいい!フハハハハハ!」
……え?ふりだしに戻る……?何のことだか、分からんな。
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