二次創作小説(紙ほか)

Re: かつて魔法少女と悪は敵対していた ( No.8 )
日時: 2016/01/07 07:42
名前: のれり (ID: R4l9RSpR)

「……事情は分かったが、自己管理を怠ることは感心しないな」
腕を組んで、魔法少女に説教(?)をすると、彼女は眉を少し下げ困ったような表情を浮かべた。
「はい。気をつけます」
うん。こんなのも悪くないな。しゅんとしている彼女もなかなか可愛いい!!

「万全でない君を倒しては我が悪の組織の名が泣くからね」
「はい……優しいんですね、参謀さん」
魔法少女が少し嬉しそうに見つめてくる。

「……っそうじゃない!我々自身のプライドの為だ!」
魔法少女に向かって指を指す。
「はい」
「だから!一年分の米を送らせてもらう!!」
「え…そこまで…」
君に倒れられても困るからな!!このぐらいはさせてもらおうか!




〜組織へ帰還〜

私は……一体何をしているんだ……。
本懐を思いだせ。
私は悪の参謀。
悪の王の片腕として敵である魔法少女の事を調べ上げ、まとめ、そして報告するのだ。

カチャカチャとパソコンのキーボードを高速で叩いて文字を打ち込んでいく。

パソコンの画面には『魔法少女、殺戮計画』という文字がでかでかと赤いバツ印で消され、『女子に大人気☆有名店のレアチーズケーキ』という見出しになっている。


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【カートに入れる】という項目を高スピードでダブルクリックをする。

「…………」

そ、そうだ!これは敵に塩を送るというアレだ。
別にただ単に魔法少女に貢ごうとしているわけではない。

決して!!