二次創作小説(紙ほか)

番外編:ワシと自分と演劇と〜演目はバカテス童話!?〜その② ( No.146 )
日時: 2015/10/09 21:32
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: Thm8JZxN)

造Side


突然ヒデさんから『助けてくれまいか!?』と電話を受けた自分と、Fクラス仲良しメンバーは一先ず状況を確かめる為にヒデさんのいるステージ裏へと足を運びます。そのステージ裏に駆けつけると、ヒデさんが物凄く思案顔で自分たちを待っていました。

「すまぬ、皆の衆よ……折角楽しんでもらおうと誘っておいて、急に当日にお主らを呼び出すことになって。ワシも少し取り乱しておったようじゃ」
「いえそれは全く構わないのですが、ヒデさん一体何があったんですか?」
「そうだよ。いきなり助けてなんて言われちゃビックリするよ?」

皆さんも自分とアキさんの言葉にうんうんと頷きます。と言うか、ヒデさんがあそこまで(優姉さんたち以外で)取り乱すなんて……一体何が?

「……それがの。この公演のことなのじゃが、実は———」


〜秀吉説明中〜


「———と言うわけで、ワシ以外の演劇部部員全員が、ここに来る事すらままならぬ状態だそうじゃ」

「「「「「「なるほど……このままじゃ公演が出来そうにないと」」」」」」

……どうやらヒデさんの話ですと偶然か、はたまたこういう運命なのか———今日出演のヒデさん以外の演劇部の皆さん全員が風邪などの体調不良でこの場にすら来れないと言う始末だそうです。おまけに他の出演予定の無い一年生の演劇部の皆さんも家庭の事情やその他諸々で……

「ここのところかなり過密なスケジュールで台本を覚えてもらったり稽古に励んでもらっておったからのう……ワシは慣れておるから体調管理は何とか出来ておったが、他の者は残念ながら……」
「つまり秀吉。お前以外まともに演劇を出来るヤツがいないってことか?そりゃまた何て間の悪い……」
「…………トラブルは重なって起こると言うが、これはまた」
「うーん……でもこればかりは仕方ないんじゃないの?アンタは辛いだろうけど、ここは中止して貰うしか」
「そうですね。やむを得ないですが流石に木下君だけでは、演劇は出来ないでしょうし」

確かに皆さんの言う通り、これが二、三人の欠員なら代役立てたりと出来るハズなんですが……ヒデさんただ一人で演劇をこなすのはまず無理でしょうね。残念ですが自分もここはヒデさんに中止を勧めようとすると、

「……それがのう、無理なのじゃ。中止すらも出来ないのじゃよ……」

ヒデさんは深刻そうにそう言ってきます。はい?中止すらできない?それってどう言う意味でしょうか?

「へ?中止できないってどう言う事さ秀吉?」
「別にプログラムを変更すれば済むのでは?他にも劇団の方や芸人さんたちもいらっしゃいますし、ヒデさんたちの空いた分をずらしてしまえばいいのではないでしょうか?一応その道じゃ有名な方々何でしょ?」
「……いや、それがの。“そこ”が一番厄介な点での。下手にタイムテーブルをずらせばその劇団の方々の予定が狂うのじゃよ。かなり有名な劇団の方々も来ておるし、時間には厳しいハズじゃ。ここに来る前に一つ公演を行うと聞いたのう。そしてこの公演が終わったらすぐに次の公演が控えているとか何とか。そもそもワシらの勝手でプログラム変更なぞそう簡単に出来るわけじゃないしの」

「「「「「「そ、それはまた……」」」」」」

わーお、つまりもう退路無しってことですか……確かにこれは一大事ですね。ヒデさんが取り乱すのも無理ありません。さてさて、どうしたものやら……

「それで、これからどうするかじゃが……お主らには迷惑ばかりかけておるが、少し知恵を貸してくれぬか?もうワシ一人ではどうしようもないのじゃよ」

そう言って自分たちに頭を下げるヒデさん。やれやれ……ヒデさんったら水臭いですね。ここに来た時点で自分も、それから皆さんも何か手伝えないかとそれぞれ思ってこの場に来ていますのに。

「ヒデさん、頭下げる必要なんかないですよ。勿論お手伝いできることなら何でもしますので」
「そうだよ秀吉。僕が何が出来るかはわかんないけどさ」
「まあ、このバカは役に立たんかもしれんが、俺らに出来る事があれば言ってくれ」
「…………微力ながら俺も手を貸す」
「ウチもやってやろうじゃないの。ね、瑞希」
「はいっ!木下君、何でも言ってください!」

そう言ってヒデさんに温かく声をかける皆さん。ふふっ、やっぱり皆さんお優しいですね。

「……本当にありがとうなのじゃ皆の衆。恩に着るぞい」
「まあ、まだ何か出来るって決まったわけじゃねえがな。———それで秀吉、お前にいくつか聞きたいんだが」

と、いつものようにゆーさんが真剣な顔で頭をフル回転させて、思考を凝らしつつヒデさんに状況を尋ねます。流石ゆーさん……冷静にどう動けばいいか、即座に分析して次の手を考え出す手腕は今まで会った方々の中でもトップクラスですね。普段もですが、特にこう言う時の統率力と指揮能力、トラブル対処術はゆーさん本当に頼りになりますね。

「まず、お前らがもともとやる予定の演劇はいつ開演だ?今すぐなら流石の俺もギブアップしかないと思うんだが」
「うむ。確か午後イチで行われるハズじゃな。現在時刻10時前で13時30分開演じゃから、タイムリミットまで三時間半と言ったところか」
「そうか。まあ、準備もあるだろうし時間的には多く見積もって三時間くらいしか無いだろうがな。それじゃあ秀吉、それに造。一つ目の案だが、お前らが稽古していた演劇———美女と野獣だったか?もしそれを俺らが代役として出るとして、三時間でものにできると思うか?正直に聞かせろ」

「「無理じゃな(ですね)」」

「「「「そ、即答……?」」」」

ゆーさん以外の皆さんが自分たちがそのようにあっさりと答えた事に唖然としていますが、まあこればかりは三時間程度じゃ無理でしょうね……練習に付き合ったからこそそれは痛いほど分かります。そんな自分とヒデさんの返答にゆーさんは大して気にした様子もなく会話を続けます。

「そうか。ちなみにそのお前らが無理だと思う理由は?」
「そもそも皆さん、美女と野獣のストーリーをほとんど覚えていないでしょ。今回はそれのアレンジの台本です。皆さんの熱意を削ぐようで申し訳ないのですが、とても三時間で覚えきるとは思えません」
「そうじゃの。それに例えお主らが三時間で台詞を覚えられたとして、それだけでは演技できぬ。何処でどう動くのか、どんな演技を見せるのか。そう考えると———」
「ふむ、三時間程度では全然足りん……そう言う事だな?」
「言っちゃ悪いが、お主らでは———三週間あっても足りんじゃろうな」

「「「「なるほど……」」」」

ヒデさんの経験者ゆえの重みある言葉に、皆さんも頷きます。ヒデさんも長く演劇をしてきただけありますね。こんな時に思うのは悪いのですが、演劇関連のヒデさんは本当に輝いて見えますね。

番外編:ワシと自分と演劇と〜演目はバカテス童話!?〜その② ( No.147 )
日時: 2015/10/09 21:57
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: Thm8JZxN)

「まあ、その案はそもそも当てにはしてねえがな。じゃあ次の案だが、秀吉と造二人でその演劇をするってのはどうだ?俺も詳しくはないんだが、芝居には一人芝居とか二人芝居とかもあるんだろ?」
「あ!それならいいんじゃないの?二人ともあれだけ練習してて演技も凄かったし、二人だけでも相当迫力あるんじゃないかな!」

……なるほど、二人芝居ですか……まあ、それも悪くは無いんですが……

「「うーん……」」

「…………やっぱり難しい?」
「えっと、自分ってヒデさんと一緒に練習した役と要所要所のシーンしか覚えていないので。それに自分ではヒデさんの演技に釣り合うほどの経験が不足しているんですよ。正直言うと自分では力不足です」

これは謙遜とかではなく、100パーセント本当のこと。正直言いますと一、二週間程度稽古に付き合っただけの自分では足手纏いもいい所。それが二人芝居にもなればヒデさんとの実力の差が誰の目にも見えて、劇が台無しになるでしょうね。加えて本物の舞台に上がったことのない自分では……本当に力不足です。

「まあ、造とならいい線いけるやもしれぬが……そうなると今度は照明やセットの移動、その他諸々をどう動かせばよいかお主らではわからぬじゃろうからな」
「ああ、そうか……二人芝居となりゃ演劇の間中秀吉と造が完全に抜ける事になるから、随時俺らにどう動けばいいかって事の指示が出来ねえ上に、もし何かトラブルがあっても秀吉が対応する事は困難ってことだな」
「一応三時間あれば何とかお主らにも教えられるじゃろうが、そうなるとワシらの演技の打ち合わせが出来ぬようになるし……正直ギリギリじゃな」

そうなんですよね。舞台の設置や大道具など、そう言うきめ細かな指示を自分ら素人では出来ないんですよね。それに二人芝居にでもなれば、今までやって来た芝居からまた違うものに代わってしましますから、そういう経験が全くない自分ではやり遂げられません。本当に困りましたね……

「う、うーん……考えれば考えるだけ頭が痛くなるわね。ウチらが出てもどうしようもない。木下や月野が出ると、今度は舞台を動かせない。どうすればいいのよ全く……」
「そうですね……せめて私たちも台本を読みながらでも出来る劇があれば———」
「あん?アンタらバカかい?もう少し無い頭を使いな。台本読みながらでも出来る芝居ならあるじゃないかい」

「「「「「ううーん…………」」」」」

全員で頭を捻っても、唸っても……すぐには良い案は浮かんできませんね。どうしましょ———ん?あれ?今何か……?

「……えっと、今どなたか“台本読みながらでも出来る芝居ならある”って言いませんでした?」
「……奇遇だね造。僕もそう聞こえた気がする。しかも何だか聞きなれた忌々しき声で再生された気がするよ?」
「……俺もだな。忌々しくも腹立たしい、常に俺らをバカにしている朽ち果てている老婆の声で再生された気がするぞ」

そう言って自分を含め皆さんが、声のした方向を恐る恐る振り向くと———

「何だい?まーたアンタらお困りのようだね、このクソジャリガキ共」

「「「「「「「って!やっぱり学園長(ババァ長)!?」」」」」」」

———ステージ裏の入り口で、ニッと笑いかける学園長の姿が。な、何でまたこのタイミングでこの場所に……!?

「え、えーと……何だかすっごく昔に同じようなこと言った記憶があるんですが、何でここに学園長がいるんですか?」
「はっ!決まってるだろうさ。アタシはこれでもアンタらの学園長だよ?」

そう言いつつ、最高に良い笑顔で学園長は自分らを見回すと、

「何でも演劇部がピンチだって学園に連絡が来てねぇ。アンタらが困っているだろうから、このアタシ直々にこのトラブルを何とかしてやろうと思って来たのさ。ありがたく思いなクソガキ共!」

「「「ありがた迷惑だ、帰れババァ」」」

「やかましいよ三バカトリオ。良いから聞きな!アンタらと違ってアタシにはこのトラブルを一掃できる画期的な案があるのさ!」

アキさん・ゆーさん・こーさんの帰れコールを無視しつつ、いつも通り突発的に語り始める学園長。その学園長はとんでもない案を自分たちに示してくれました。


〜学園長説明中〜


その案はとても……とても学園長らしい提案でした。そう“文月学園の学園長らしい”と言う意味で。

「「「「「「はぁ!?しょ、召喚獣を使った人形劇を行う!?」」」」」」

「そうさね。仕組みはこうさ。アンタらは裏で召喚獣を操りつつ、台本を読み召喚獣が喋っているように見せる。普通の人形劇と違って召喚獣なら色々自由に動かせるし、何より演技が出来ないアンタらでも何とかなるだろう?そう思わないかい?」

あー……確かに。それに召喚獣を使う事は、劇を見てくれている小学生にとってもそっちの方が面白いって思うかもしれませんね。こ、これ本当に素晴らしい案なのでは……!?

「ふむふむ、なるほど。で、どう思う?雄二」
「どうもこうもねぇぞ明久。怪しすぎだろ。なぁムッツリーニ」
「…………絶対裏がある」
「何言ってるんだい。可愛い生徒の為に特別に召喚システムの使用を認めてやろうって言ってるんだよ。裏なんてあるわけないさね。と言うか、寧ろ感謝してほしいさね」

「「「それでババァ長、召喚システムを演劇に使う本音は?」」」

「そんなもの———普段見せられない召喚獣のお披露目が出来る、良い広告機会になると思ったからに決まってるじゃないかい」

「「「思った通り、あくどいなババァ」」」

あ、あはは……そしてその本音もいかにも学園長らしいですね———と、そんな中唯一人苦々しい顔をしているヒデさんが口を開きます。

番外編:ワシと自分と演劇と〜演目はバカテス童話!?〜その② ( No.148 )
日時: 2015/10/09 21:06
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: Thm8JZxN)

「……学園長よ、またその話かの?」
「ん?またってどう言う事ですかヒデさん?」
「……ホレ、前に言ったじゃろう?“学園長から依頼されてから何を演目にするかで学園長と揉めてのう”と」

……あ、そう言えばそうでしたね?もしかして、その演目が“アレ”なのでしょうか……?

「ワシも召喚獣を使った人形劇は……まあ、中々画期的だとは思うのじゃ。しかしのう」

「「「「「「……しかし?」」」」」」

「……学園長よ。学園長が持ってきた台本をこやつらに見せてやってくれまいかの?」

ヒデさんに頼まれて学園長が持っていた台本を自分たちに見せてくださります。何々……?タイトルは———っ!?


———バカテス童話———

〜召喚獣は見た!?赤く染まったウェディングドレス!みちのく湯けむり密室の悲劇!!孤島の狭小物件黒髪の匠の技〜


「「「「「…………」」」」」

…………これ、は一体……!?

「え、えーっと?何だか火曜日にあるサスペンス的な劇場と、劇的でビフォー・アフター的な番組が合体事故をしていそうなタイトルですね……」
「と言うか、これを本当にやるの?絶対に小学生向きじゃないよね」
「やっぱババァの作った脚本は当てにならんな。こんなもん、小学生に聞かせたら教育に悪いぞ。秀吉が嫌がるのも無理はねえな」
「…………嫌な予感しかしない」
「す、凄い画期的(?)なタイトルね……?」
「こ、これならお客さんにインパクトは与えられますね」

寧ろインパクトしか与えなさそうですが……ま、まあタイトルはともかく。

「それで?この童話ってどう言うお話だったんですか?」
「……一言で言うと、あらゆる童謡や昔話のごった煮じゃな。赤ずきんにいばら姫。オズに桃太郎と……ワシも色んな演劇をやって来たが、いくら読んでもどう言う話かちっともわからんかったのう」

「「「「「「…………」」」」」」

それは……小学生に見せる劇としてはどうなんでしょうかね?何となくヒデさんが嫌がるのもわかるような気もしなくもないかもです……

「やっぱ、このババァの考えなんざロクなもんがねえな。他の案を考えるか」
「そもそもさ。こんなババァに頼っちゃいけないよね。人として」
「…………ババァだしな」
「はっ!言ってくれるじゃないか?アタシは別にいいんだよ?このままアンタらが何も出来ずにステージの上でボーっと突っ立っているのを観客席で面白おかしく笑い飛ばすだけさね」

「「「こんのクソババァ……っ!」」」

ゆーさんたちと学園長が睨みあう中、ヒデさんは顎に手を当てて何か考えているようです。やはりここは……ヒデさんに決めて貰うしかないでしょうね。

「ヒデさん……どうしますか?最終的にどうするかは、ヒデさんにお任せするしかないかと」
「……そうじゃのう。学園長よ。いくつか聞いていいかの?」
「ん?何だいジャリガキ?」

と、今まで何か考えていたであろうヒデさんは、真剣な顔で学園長に問いかけます。

「その演目をやると仮定して———舞台を今から設置するのは無理なのではないかの?」
「ああ、それかい?安心しな。召喚フィールドを展開する際に、立体映像を使ってその背景も出してやるよ。ついでにアンタが指定さえすれば効果音や演出もやってやろうじゃないか」
「……そこまで出来るなら、当然召喚獣にそれぞれに合った衣装を着させることも出来るのじゃろうな?すでに三時間程度しかないのじゃが」
「当り前さね。それくらい朝飯前だよ。背景の立体映像に効果・演出用のプログラムも含めて30分もありゃ何とかなるね」

学園長もこう言う事は本当に有能ですよね……流石は召喚システムの創案、開発者ですね。

「それならば最後に一つ。……この脚本をワシがいくらか手を加えても、その設定で演劇が出来るかの?かなり無茶な設定にするやもしれぬぞ?」

そうヒデさんが尋ねると、学園長はやれやれと言った顔で肩をすくめると飄々とした面持ちで答えます。

「はっ!誰に聞いてんだい?嘗めんじゃないよ、それも含めて全部任せておきな」
「そう……か。むぅ……」
「お、おいおい秀吉?まさかお前……?」
「ちょ、ちょっと秀吉?このババァの言う事聞く気なの!?」

と、ゆーさんとアキさんが心配そうにヒデさんに問いかけます。まあ、二人が不安になるのも無理のない事でしょうが……ヒデさんは溜息をつきながら、それでも何か決意したような目で自分たちを見ます。

「……正直、コレしか手はないのう。ワシだってこれまで稽古してきた演劇が出来んのは辛いのじゃが……我儘言ってはおれぬ。学園長のその脚本は置いておくとしても、召喚獣の人形劇自体は客受けも良さげじゃろうて。何よりこれなら多少の演技の経験不足も補えるじゃろう」
「ヒデさん……」

「「「秀吉……」」」

「「木下(君)……」」

ヒデさんのその言葉には若干の不満と自分の演劇が出来ない悔しさが籠められているようでした。あれだけ稽古してその演技ができないのはヒデさんもお辛いのでしょうね……

「……三十分ワシに時間をくれい。学園長の持ってきたその脚本をある程度形になるように書き直してくる。ついでに配役と背景をどうするかもな。その後は皆、悪いがワシの言う通りに動いてほしいのじゃ。演技・台詞の指導を通しでする。時間も無く、ぶっつけ本番になりかねんが———後は成るようになれじゃ!」

そう言ってヒデさんは学園長の持ってきた台本を、物凄い勢いで書き直し始めます。凄い……ヒデさん切り替えが早いですね。そう言うわけで、急遽やる事が決定した召喚獣を使った人形劇。正直不安だらけですが、はてさて一体どうなる事やら?






———ってあれ、ちょっと待って下さい?ヒデさんを手伝うってことは勿論良いのですが、自分ってこのままじゃ召喚獣として一人舞台に立つってことなるのでは……?い、いかん何だか今から嫌な予感が……