二次創作小説(紙ほか)

文月レポート腕輪編その② ( No.279 )
日時: 2016/03/11 20:55
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: 4.tSAP96)

文月学園レポート:特別仕様の腕輪について〜白金・黒金の腕輪追加機能補足〜


白金の腕輪(代理召喚型)所有者:月野 造
起動キー:『起動(アウェイクン)』 終了キー:『解除(キャンセル)』

毎度おなじみ教師の立会無しに召喚フィールドを形成することが可能な造所有の白金の腕輪(代理召喚型)。この腕輪は起動キーである起動(アウェイクン)というキーワードと共に条件付けを行うことでいくつかのパターンに分けられる。

〜三つのパターンについて〜
パターン1:『起動(アウェイクン)のみ』
起動キーである起動(アウェイクン)だけしか唱えなかった場合は、原作同様科目がランダムで選ばれフィールドが形成される。余程の事がない限りこのパターンが使われることは無く、せいぜい急いで干渉させてフィールドを消滅させたい時に使われるくらい。
例「起動(アウェイクン)!」

パターン2:『起動(アウェイクン)+科目名』 
最も多く使われるパターン。腕輪所有者(造)を中心とした召喚フィールドが形成される。前回の説明通り原作と違いここでは科目指定可能。
例「起動(アウェイクン)科目、世界史!」

パターン3:『起動(アウェイクン)+単騎召喚(シングル)(+科目名)』
こちらは召喚フィールドを張るのではなく造の身体に纏わせるパターン。これによりフィールドの距離制限なしに召喚獣状態を維持できる。パターン2と同じく科目指定も勿論可能。
例「起動(アウェイクン)単騎召喚(シングル)科目、現代国語!」


〜パターン2とパターン3のメリットデメリット〜
フィールドその場に貼るパターン2。召喚フィールドの特性を自身に纏わせ単騎召喚できるパターン3。どちらにも所有者である造にとってのメリット・デメリットが存在する。

パターン2の場合
メリット :自身だけではなく他者も召喚獣が召喚出来る
デメリット:当然のことながら召喚フィールド内でしか召喚獣状態を維持できず、所有者である造が戦死した場合フィールドは消えてしまう

パターン3の場合
メリット :移動制限なく召喚獣状態を維持できる
デメリット:フィールドが造に纏われている為に他者が召喚獣を召喚出来ない

以上の理由で主に試召戦争中や仲間の応援が必要な時はパターン2を、移動・単体行動する時はパターン3に切り替えるなどして造は使い分けている。




白金の腕輪(同時召喚型)所有者:吉井 明久
起動キー:『二重召喚(ダブル)』 終了キー:『解除(キャンセル)』

もう一体召喚獣を呼び出すことが可能な同時召喚型の白金の腕輪。原作とほとんど設定の変更はなかったが———前回も書いた通り実は明久も知らされていない隠された機能が一つ存在する。それが『多重召喚(マルチ)』である。

〜多重召喚(マルチ)について〜
所有者である明久が取った点数を二分して同時召喚を行う二重召喚(ダブル)に対して、こちらは所有者である明久の取った点数を1点にする代わりに、取った点数分召喚獣を増やす。例えば明久がある科目で100点取った場合、100体の召喚獣が召喚されることになる。……無論その100体全てが点数1点であり、観察処分者である明久の場合は勿論その100体全てにフィードバック付き。

二重召喚でさえかなりの集中力が必要なため、当然のことながらこれをまともに扱うのは学園トップクラスの召喚技術を持っている明久でさえほぼ不可能。学園長曰く現段階では試召戦争等に使う価値はほぼ無い残念機能だとか。ただし一括で単純な命令ならば行えるため、上手く利用すればあるいは……?




黒金の腕輪(召喚制御型)所有者:坂本 雄二
設定キー:『設定(セット)』 起動キー:『再設定(リセット)』

オリジナルの腕輪。『設定(セット)』で腕輪にその場の状態を覚えさせて、『再設定(リセット)』で腕輪に覚え込ませた状況にフィールドを戻す機能を持つ。例えるなら『設定(セット)』がコピー。『再設定(リセット)』がペーストのような感じ。ちなみに特殊フィールドの特性や効果を覚え込ませて通常のフィールドを一時的に特殊フィールドに変更することも可能。

召喚フィールドを貼り直さない限り、一つのフィールドに一度だけしか使えない特性上この黒金の腕輪単体ではあまり活躍は出来ないものの、上記の造と明久の腕輪と組み合わせることで非常に強力な腕輪となる。

前回説明したようにこの機能はあくまで副産物。本来は『場の安定』を促すための腕輪。召喚獣の暴走制御や特殊フィールドを通常の状態に解除したい場合は『再設定(リセット)』とだけ唱えればよい。