二次創作小説(紙ほか)

召喚実験シリーズ:〜みんなの子どもシミュレーション〜その④ ( No.342 )
日時: 2016/03/18 21:03
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: 4.tSAP96)

明久Side


またもや始まった学園ちょ———ババァ長のはた迷惑な思い付き実験。その全貌は異性間は勿論の事、同性同士でも子どもがシミュレーション出来るなんてバカげた召喚獣の仕様だった。そんなババァ長の悪だくみに乗せられてしまった瑞希たちの度重なる攻撃(?)や鉄人の問答を何とかクリアした僕だったけど、更なる刺客(?)が立ちはだかる。

「んふふー♪そっかー、皆でボクに黙ってこーんな面白いモノで遊んでたんだー♪」

「「《…………》」」

鉄人と高橋先生の子ども召喚獣を目の当たりにした工藤さんが、そんなセリフと共に僕らに向かって笑顔を見せてきた。ぐぬぬ……工藤さんと言えばこの前の本音を喋っちゃう召喚獣の時に僕ら男子全員を弄った過去を持つ強敵だ。このまま黙っていたら、きっと前回の二の舞になるだろうね。とは言え早々にやられる僕ではない。対工藤さん対策は出来ているんだし、見てなよ……!

「(ガシッ!)OK工藤さん。ここは一つ、コイツで手を打ってくれないかな」
「(ガシッ!)頼む工藤。コイツを好きにしていいから、俺は見逃してくれ」
「…………っ!?」

危険予知して咄嗟に逃げようとするムッツリーニを雄二と一緒に押さえつけて工藤さんの前に捧げることに。工藤さんと言えばムッツリーニ担当。目には目を歯には歯を、そしてエロにはエロをぶつけるのは当然の判断と言えるだろう。

「…………裏切者……っ!!(ジタバタ)」
「HAHAHA!ムッツリーニ、お前さっきから余裕そうだったし良いじゃねぇか少しくらい」
「そうそう。ムッツリーニも楽しんでいきなよ。工藤さんに普段からお世話になっているわけだしさ」
「…………離せ……っ!離せ……っ!!」
《……さっきまであんなに仲が良かったですのに……どうしてこうなったのやら》
「すぐに裏切ったり裏切られたりと敵味方の入れ替わりが激しい忙しない奴らじゃからのう。それより造、もっと離れようぞ。巻き込まれでもしたらバカらしかろう」

ムッツリーニを拘束する僕らを見ながら何とも言えない表情をしている造を連れて秀吉が工藤さんに巻き込まれないように下がりながらそんなことを言う。まあ、昨日の友は今日の敵。昨日の敵は今日の友と言う言葉もあるくらいだし、毎日の裏切り裏切られは仕方ないよね。

「それはさておき。で、どうかな工藤さん。このムッツリあげるから見逃してくれないかな」
「んー、そだね。こーたくんとの子どもかぁ……うん、おっけー!じゃあこーたくんくれるならいいよー」
「よし、交渉成立だな。ならムッツリーニの身体に触れた状態で召喚してみるんだ工藤」
「なるほど、こんな感じ?(ペタ)試獣召喚(サモン)!」
「…………っ!(ジタバタジタバタ)」

僕と雄二が必死に抵抗するムッツリーニを羽交い絞めにしている間に、工藤さんが召喚すると二人の子どもを模した召喚獣が出てきた。うーん、これは……どうやら髪型や顔立ちは基本的に工藤さん。目はムッツリーニそっくりの男の子だね。なるほど、この二人の子どもはこんな感じになるんだ。

「まあ、外見は普通っぽいね」
《二人にそっくりって感じですよね》
「外観は問題なし。問題があるとすりゃ———」
「うむ。性格はどうなるのか、じゃな」

何せ工藤さんとムッツリーニの保健体育コンビの子どもなんだし、一体全体どんな性格になっているのやら。怖さ半分恐ろしさ半分ってところかな。

「俺の予想では、二人のエロをコンピューターが処理しきれずに、一周回って生真面目な子どもになるって感じだな」
《あはは。それは面白いかもしれませんね》
「はははっ!確かにそうなったら面白いけど、流石にそれは無いんじゃないかな」
「うむ、いくらなんでも無理があるじゃろて」
「だよな。冗談だ、俺も言ってみただけだしなー」

なんて僕らが笑い合っている中、召喚獣が第一声を上げる。その言葉は———

《……子曰く、命を知らざれば以て君子と為るなし》

「「「《………………はい?》」」」

———予想を超えた第一声。それは子どもらしくない毅然とした口調で放たれる、難解な言葉だった。え、何コレ……

《……礼を知らざれば以て立つなし》
「おい……これって」
「……多分、“論語”」
「ろ、論語……?ねぇ瑞希……それって確か———」
「え、えっと……儒教における四書の一つですね」
「儒教……それってえーっと……どこかで聞いたような気が」
《そ、そうですね。漢文の教科書にものってますしこの前の世界史の期末試験でも出ましたっけ。中国の思想書です》
「あ、ああ……そう言えばあったのう。そ、それにしても———」

「「「「「「《ホントに一周して真面目になったぁ!?》」」」」」」

なんなの!?設定上は二歳程度の子が誕生するとかババァ長が言ってたけど、こんな小さな子が漢文を暗記してるなんてありえないでしょ普通!?エロさが限界突破して知能まで高くなってるとでもいうの!?

「ムッツリーニに工藤、お前らどんだけエロいんだよ!?」
「お似合いだけどエロスは程々にしといた方がいいんじゃないかなぁ!?」
「…………なんのことだかわからない」
「あはは♪お似合いなんて照れちゃうなぁ」

いや、冗談だって思ってたのにまさか本当に一周回って真面目な子になるなんて……正直驚きを通り越して呆れちゃう二人だなぁ……まあそれも含めてお似合いだろうけどさ。

召喚実験シリーズ:〜みんなの子どもシミュレーション〜その④ ( No.343 )
日時: 2016/03/18 21:04
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: 4.tSAP96)

《……言を知らざれば以て人を知るなし》

そんな僕らの会話をよそに、ムッツリーニ&工藤さんの子ども召喚獣はまだ何か喋っている。

「ところでさ。これってどういう意味なんだろうね?」
「えっと、命と礼と言を知ることの大切さを説いた一文ですね」
《天命を知らないなら君主に成れず、礼儀を知らないなら世で立って生きていられず、言葉を知らなければ人が何なのか知ることが出来ない———って感じですかね》
「???め、命に礼に言……?え、えーっと?」
「……吉井、難しい?わかりやすいようにちょっと意訳するなら『人生とは社会の礼儀は何かを理解して、人の言葉の中にあるその人の心を理解して、そして天から与えられた使命を理解すること』って意味になるかも」
「へぇ……それは為になるなぁ」

そんな感じで瑞希と造と霧島さんが説明してくれる。なるほど、こりゃまた随分良い言葉だ。でもまさかこんな小さな子に教わるなんて思わなか———

《……即ち、我が天命は究極の性行為の追及に在り(ボタボタボタ)》

「「「「「「《って、更に一周して結局エロに行き着くの!?》」」」」」」

———前言撤回。結局エロかい!と、こんな感じで全員ハモらせてツッコんでしまう。わかってはいたけどこの二人の子どもなわけだし、最終的にはエロに行き着いちゃうんだね……

「…………俺には全く似ていないな」
「えー?そうかなぁ?こーたくんにすっごく似てると思うんだけどなー?」

ムッツリーニの否定は毎度のことながら今更感がたっぷりだった。

「さて、んじゃまた仕切り直すかねぇ。で?次は誰がやるんだい?」

そう言ってフィールドを張り直して仕切り直すババァ長。えぇい……まだやるのか……

「それじゃあ今度こそウチが行きますねっ!」
「明久君、逃がしませんからね!」
「……雄二、もう一回やろ」
「こーたくんこーたくん!ボクも何だかまたボクらの子ども見たくなってきちゃったよ」

「「「断る!!」」」

女性陣に壁を背にして迫られつつ声を荒げる僕と雄二とムッツリーニ。何でまたこんなに今日は皆気合十分なのさ!?

「やれやれ。いつものことながらこやつらは騒がしいのう」
《まあ、傍から見ていると楽しそうなんですけどねー》
「ん?何だい木下に月野。お前さんたち何だか自分たちには関係ないように言っているように聞こえるんだがねぇ?」

そんな風に僕らが迫られる横で、傍観者として僕らを見ていた造に秀吉がババァ長にそう尋ねられる。

「む、そうじゃろうか?まあ実際ワシらはこういう騒ぎにはあまり関わり合いが無いからのう」
《それと自分は今回に限って言えばこの召喚獣体験できませんからね。傍観者するしか無いですし》
「木下はともかく……体験できないだって?何言ってるんだい月野」
《へ?い、いえですから……二人で一体の召喚獣を召喚する実験ですし、強制的に単体として召喚されている自分じゃどうあっても体験できませんよね?》

そう言って少し複雑そうな表情を浮かべて笑う造。ああ、そっか。今回造ってこの召喚獣の仕様上体験することは出来ないのか。……うーん、無理やりやらされるのは嫌だけど、これはこれで何だか仲間外れになっているみたいでちょっと造がかわいそうだなぁ……

「だから何言ってるんだい月野。一体いつ誰がどこでアンタがコレ体験できないって言ったんだい」
《……はい?》
「よし、ならちょうどいい。木下、試しに月野に触れた状態で召喚してみると良い。面白いことになるよ」
「ワシがか?う、うむ……?よくわからぬが、造よいか?」
《え、ええ……どうぞ?》

よくわかっていなさげな秀吉と造は、ババァ長に言われるがままその指示に従う。何だろう、一体今度は何を企んでいるんだろうかこのババァは……?

「ならばとりあえず失礼して(ペタ)———試獣召喚(サモン)じゃ」
《……っ!?あ、あれ……?な、なんだか……急に……いしき……が》
「っ!?つ、造!?な、何じゃ!?急に造の身体が変化を……!?」

「「「「「「造(月野)(月野君)っ!?」」」」」」

え、えっ!?何コレ!?秀吉が造の身体に触れたまま試獣召喚(サモン)と唱えた途端、造の召喚獣化した身体が発光と共に変化し始める。ってちょっと!?だ、大丈夫なのコレ!?

「ば、ババァ長!アンタ何させてんですか!?つ、造大丈夫なんですか!?」
「ババァテメェ!よりにもよってテメェが造を危ない目に遭わせてどうすんだ!今すぐフィールド消して造を———」
「落ち着きなジャリガキどもが。ホレ、よく見てみな。そろそろ出てくるよ」


ボンッ!


慌ててこの迷惑お騒がせババァに突っかかる僕と雄二だったけど、ババァはすました顔で変化していた造を指差す。お馴染みの召喚音が聞こえてきた途端現れたのは———

《おとうかあさまだっこー!》
「っ!?!?!?つ、造……?ではない、のう。お、お主は……?」
《つくる?おかあとうさまのことー?》

———現れたのは、造と秀吉を足して割ったような小さくて可愛い召喚獣。秀吉の足元に来てそんなことを言いながらしがみついてくる。え、えっと……これってまさか。

「あの、ババァ長これって……」
「勿論月野と木下の子ども召喚獣だよ。月野の召喚獣化している身体を再構築させて召喚できるようになっているのさ。一応言っておくが月野に害はないよ。先に(文の協力のもと)実験してあるから安全面は問題ないさねぇ」
「こんの……それを先に言えやババァ!無駄に心配させんじゃねぇぞクソが!」

思わず雄二と二人、いいやこの場にいるババァを除いた全員が深く溜息を吐く。あービックリした。造に何かあったら大変だからね。

召喚実験シリーズ:〜みんなの子どもシミュレーション〜その④ ( No.344 )
日時: 2016/03/18 21:06
名前: 糖分摂取魔 ◆YpycdMy5QU (ID: 4.tSAP96)

「ただまあ、一つ欠点があるとすれば……月野本人が元に戻っても今現在の状況を覚えていないってことだろうけどねぇ」
「あ?なら今現在の造の意識はどうなっていやがるババァ。ちゃんと元に戻れるんだろうなオイ」
「今の月野は寝ているときと同じ状態さ。フィールド解除等さえすればすぐに意識も身体も元に戻るよ」

なるほど。難しい原理はさっぱりだけど造がちゃんと元に戻れるならいいか。てなわけで、落ち着いたところで召喚されている造と秀吉の子どもとしてシミュレーションされた召喚獣を見てみることに。

「これもまた良く二人に似てるよね」
「まあな。今までで一番害が無さげな普通に可愛い奴だな」
「…………この小ささ。この愛らしさ。大体予想通り」
「何だかこの子って女装が似合いそうですよね」
「うん。と言うか一応この子男の子よね……?正直ウチ最初は女の子かと思ってたんだけど」
「……造たちの子なだけあって可愛い」
「あはは、何か良い子っぽいよねー。折角だし月野君に後でこの子見てもらうために写真撮っておこっか」

サラサラの少しだけ長い髪に優しげな表情、そしてのほほんとした雰囲気を醸し出すこの召喚獣に少しばかり皆で癒される。うんうん、さっきの僕と雄二の召喚したやつみたいに暴力を振るうことは無さげだしこういうので良いんだよこういうので。

「む、むぅ……それにしてもそうか……こやつがワシと造の子と言うことに……なるのじゃな……」
《?どしたのおとうかあさま?かお赤いよー?かぜひいたー?だいじょうぶー?》
「い、いや。何でもないぞい(ナデナデ)……ところで先ほどから気になっておったが、その妙なワシや造の呼び方は一体何なのじゃ……?」
《?おとうかあさまとおかあとうさまのことー?》

なるほど、秀吉がおとうかあさまで造はおかあとうさまか。この変な呼び方は造の影響かな?そんな感じで楽しそうにじゃれつく召喚獣と何故か顔を赤らめつつもその召喚獣の頭を撫でる秀吉をしばらく観察していると。


ガラッ!


「秀吉?アンタまだ残ってたんだ?なら造くんも連れて一緒に帰るわ———」

あ、何だかデジャヴ。Fクラスの教室の扉を開けて、清水さんがやって来た時の様に突然秀吉のお姉さんの木下さんが現れる。そして一目秀吉と造の子ども召喚獣を見た次の瞬間……


ガシィ! 


「…………(ギュウッ!)」
《うぎゃ———っ!?》
「あ、姉上っ!?」

目にも止まらぬ早業で、秀吉と遊んでいた子ども召喚獣を奪い取り思い切り抱きしめる木下さん。は、速い……!?

「———(ブツブツブツ)まずはそうね……愛称を決めてあげて……お手製の可愛い服を用意して……それでいて造くんや秀吉、そして師匠達が育児疲れしないように……」
《ゆ、優おねーちゃんいたいぃ……》
「ゆゆゆ、“優おねーちゃんといたい”ですって!?や、ヤダこの子ったら……あ、安心してね!大事に一生懸命アタシも育ててあげるからねっ!(ギュウウウウウウウウッ!)」
《ぴゃい!?いた、いたいぃ!?》

さっきの清水さんの時の様に木下さんも暴走気味に造と秀吉の子ども召喚獣を激しく愛でている。思いっきり抱きしめられているせいで苦しそうな召喚獣はジタバタと抵抗しているようだけど、がっしり木下さんにホールドされているせいで抜け出せずにいるようだ。

「姉上違うのじゃ!?“痛い”と言っておるのじゃぞ!?早う離してやらぬか!?このままではワシと造の子どもが———」
「やっぱりこの子造くんと秀吉の子!?こここ、これはますます大事に大事に育て上げないと……!ふ、服は任せなさい!全力ですんごいの作ってあげるっ!家事も今まで以上に出来るようにしてあげるし———と言うか育児はアタシに任せなさいっ!(ギュウウウウウウウウッ!)」
《みぎゃあ!?く、くるし……おとうかあさま……たすけ……》
「だから姉上落ち着くのじゃ!?それ以上はその元となっておる造の身体もヤバイじゃろうて!?」

うーん……清水さんと言い木下さんと言い、この学園の女の子って好きなものの事になるとどうも身体能力が格段に上がるっぽいよね。召喚獣ってホントはゴリラ並のパワーを持っているはずなのにそれ以上のパワーで抱きしめられているのか、子ども召喚獣は抜け出すことが出来ずに段々と抵抗がなくなってきている———と言うか、何だか力無くぐったりとし始めている気が……だ、大丈夫なのかなコレ……?

「が、学園長!も、戻してやってくれるか!?このままでは本当にマズいのじゃがのう!?」
「あー、はいはい。わかったさね。と言ってもまた一々フィールド解除してはまた張り直すのも面倒だし———と言うわけで坂本。アンタの持ってる黒金の腕輪使って戻してやんな」

このままでは危険だと判断した秀吉がババァ長に仲介するように頼み込むと、ババァ長はどういうわけか雄二にそんなことを言って来る。ん?なんで黒金の腕輪……?

「あ?……あ、ああ。そういやコレそういう腕輪か……忘れてたぜ」
「んな大事なことを忘れんじゃないよ。点数回復能力は副産物で、本来の使用方法は特殊フィールドの解除及び召喚獣の暴走等の制御だろうが。いつもと違って設定(セット)は唱えずに、そのまま再設定(リセット)ってキーワードを唱えりゃ元に戻るさね」
「へいへいっと……つーかババァ、そんなこと出来るなら先に言えや。テメェ面白がってギリギリまで教える気なかったなんじゃねぇだろうな……?」
「ゆ、雄二!早うしてくれ!?」
「おっと、悪い悪い。んなら———再設定(リセット)!」

へぇ……雄二の点数回復の黒金の腕輪ってそんな機能があったんだ。これは初耳かも。秀吉に急かされて腕輪をはめてそのように唱える雄二。すると———


キィイイイイイイイイイイン ボンッ!


《———はっ!?あ、あれ……?じ、自分は一体何を……?》

再び発光しながら造と秀吉の子どもとして誕生していた召喚獣が変化をし始め、これまたお馴染みの召喚音と共にいつもの造の召喚獣化した姿が現れる。それと同時に造が意識を取り戻したようだね。良かった良かった、とりあえずお帰りなさい造。

「くっ……折角師匠や先生方たちに二人の子どもをお見せしようと思っていたのに……ま、まあ堪能できたし今はまだいいわ。でもっておはよう造くん」
「つ、造よ無事か!?」
《無事……だと思いますが、何か身体の節々が痛い気がします。自分に何があったんですかヒデさん……?あと優姉さんはいつの間に来たんですか……?》
「あらヤダ造くん風邪かしらね?駄目よちゃんと身体には気を付けなさい———元気な子ども産むためにもね」
《何の話ですか何の!?》
「造、今日の姉上はいつも以上に色々とおかしいから気にするでないぞ。ともあれ無事で何よりじゃ」
「アンタさらっと失礼なこと言うわね秀吉。……ところで、今更だけどさっきの素敵な召喚獣って一体何なのかしら?」

木下さんそれホント今更だよね!?と、まあそんな感じで木下さんも来たところでいつものF&Aクラス仲良しメンバー全員が揃ったね。……正直出来るならこれで終わりにしてほしい所だけれど、期待に目を輝かせている女性陣の表情を見るにどうやら彼女たちの熱は収まるところを知らなそうだ。さて次は……誰と誰が召喚するのやら?