二次創作小説(紙ほか)

Re: 桜とハスキス ( No.48 )
日時: 2015/08/24 17:09
名前: ギューバッド (ID: bSLQhqZo)

すみません、切れました!



「ま、ほ、う?」
「ウギウゲ・セカトラーレ」
桜が言うと、悠也の傷がみるみる塞がっていった。
「わああ...」
桜は再び口を開いた。
「今まで黙っていてごめんなさい。私は魔女。いえ、魔花王国の王女よ。」
一同は一瞬ぽかんとした。だが、桜、いや、ハスキスは魔力を感じ取っていた。(もしかして、山ごと魔法をかけられている...!?)

「拓斗くん〜万理沙、こわ〜い」
「だめ!拓斗くんに守ってもらうのはこの鳥田 朱音よ!」
「ちが〜う!わたし!ねえ、拓斗くん!」
「はあー。疲れる...」
その声が近くなってきた。桜は道を聞こうと立ち上がった。
「すみません!下山する...」
「はい、なんです...」
「イーグル!」
「ハスキス!」
桜と拓斗は立ち止まった。
「富良野、あいつだれだ?」
「あの女だれ?拓斗くんは絶対わたさないからね!」
「イーグル、ちょっといい?」
「うん」
「だめ!」
あきれた拓斗は苦笑いしながらいった。
「二人だけで話したいんだ。」
すると女の子たちはぶつぶつ文句をいいながら来た道をもどっていった。悠也たちも、あとで、と言って姿を消した。
「すまないな」
「大丈夫、気にしないで。それと、イーグル、拓斗っていうの?」
拓斗はほほえんでうなずいた。
「そう、藤原拓斗。きみは?」
「富良野桜。」
桜は拓斗と顔を見合わせて、笑った。
「拓斗、結構モテるのね。」
「まあね。そこは認める。」
そして桜は真剣な顔をして拓斗に聞いた。
「この山、魔法かけられてる?」
拓斗は不思議そうな顔をした。
「ぼくは感じない。もしかしたら、王女の勘かも。」
「え?」
よく意味が分からない桜に拓斗が説明した。
「強い魔力はふつうの魔法使いには感じられないんだ。でも、王家の勘はあざむけない。もしかしたら、もう、攻められているかもしれない...!?」




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