二次創作小説(紙ほか)

Re: オンライン!×サト8〜生死を分けた悪魔のゲーム〜 ( No.11 )
日時: 2015/08/03 22:29
名前: とらじ ◆9g4.dY7mOk (ID: L0JcGsyJ)
プロフ: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪

第一話


「ふあぁぁぁ……」

とある日曜日の朝、あたしはいつも通り起きたらベッドの上であくびしてて、ドアの向こうからはシノの暑苦しい歌と煩い掃除機の音が聞こえて、リビングでは六男子とコアラのシンベーが朝御飯を食べてて。

そんな当たり前の平和な日常が今日、崩れ去ろうとしていた

ピンポーン……

始まりはこのチャイム。

チャイムがなるとシノはすぐに掃除機の電源を切り、階段を降りてドアを開ける

「お届け物でーす」

どうせあたしの荷物じゃないからあたしは部屋から出るとリビングへ向かおうとしたんだけど……

「有り難うございました〜」

宅配員さんが帰ると同時に、シノはくるりと後ろを振り返りあたしの方を向くと

「サトミ様、何か頼まれたのですか?」

そう聞いてきた

いやいや、頼んでないし

通販とか……してないよ?

誰かからの送り物じゃないの?

あ、カオルンとか……

いや、カオルンなら手渡しか……

「あれ?」

「シノどうしたの?」

「ここ……空白です……」

そう言ってシノが指差したのは、普通なら通販会社とか送り主とかが書いてあるところ。

確かに、そこには何もかかれていなかった

「とりあえず、リビングで開けてみましょう」

シノがそういいダンボールを抱えてリビングへ通じるドアを開けると

「あ、シノ!早く飯作ってくれよ!」

いきなりブンゴの声!

「あぁ、すみません、確か昨日作ったパンが……」

シノはダンボールを机に置くと冷蔵庫の中から昨日のパンを探し始めた

そんな間にも、残りの六男子たちは……

「サトミ、これ開けていい?ってかもう開けてるか」

「おや?これはなんでござるか?」

「ゲーム機、だな」

「ゲーム機を頼む暇があるなら勉強したらどうだ」

「確かに……ゲンパチさんの言う通り……かも……」

「サトミー、これなんのゲーム?」

あーっ!

勝手に開けてるし、文句言うし!

って言うか頼んだのあたしじゃないし!
宛先にんのところにはあたしの名前が書いてあるけどさぁ……

「!?サトミ、何か画面に出てきたぞ!?」

ミッチーはそういうと箱の中からあたしに、その“黒い物体”を渡した

物体の中央には液晶画面がついていて、ボタンもついていた

確かに……ゲーム機?

でも驚くのはそこじゃない。

みんなは触ってないのに……液晶画面には文字が出てる

    ナイトメア

  このゲームをはじめますか?

    【YES】【NO】

赤い文字でそうかかれていた