二次創作小説(紙ほか)

Re: オンライン!×サト8〜生死を分けた悪魔のゲーム〜 ( No.25 )
日時: 2015/08/07 09:17
名前: とらじ ◆9g4.dY7mOk (ID: w2QxUPin)
プロフ: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪

第四話

ぞろぞろぞろぞろ……

昼間、お昼の十二時頃

いつもならダイカと時代劇の再放送を見てる時間

それが今日は……

大きい荷物をもって8男子+あたしが昼間の住宅街をぞろぞろぞろぞろ……

「あっ!見えてきたよ!」

やっとのことで寮まで辿り着き、許可はとったから室内に入って舞さんの部屋を探して……その隣があたしのへや!

預かって鍵でなかを開けると、中は結構広い

今使ってるあたしの部屋より少し広いんじゃないかな?

でも8男子全員と大きな荷物が数個入るとベッドも置いてあるため結構中はキツくなった

とりあえず、荷物を整理しなきゃね!

ベッドにはコアラのぬいぐるみ、コアラの目覚まし時計、コアラの……
机にはママとパパの写真、おばあちゃんとおじいちゃんの写真(あ、勿論若い頃のね)

本棚には漫画を置いて……
服もクローゼットのなかに押し込んで、引っ越し完了☆

毎週日曜日は里見家に帰るとシノに伝え(これでもあたしは里見家の主だからね!)、8男子には帰ってもらい、室内が静かになったとき、

ドンドンドンドンッ

な、何!?

ドアが壊れるような勢い

「すっ、杉浦さん!相手は中学生ですよ!?」

「あぁ?中学生だろうと関係ないだろ」

「でっでも……」

……杉浦さんの声と舞さんの声と……聞いたことのない声

「さ、サトミちゃーん……寮について話すから、来てくれるかなぁ?」

ホッ……舞さんの優しい声だ

「はーい」

あたしはそう返事をするとドアを開けた

……目の前には、こわーい顔の杉浦さん

「こっ、こんにちは」

「あぁ」

杉浦さんはそう返事をすると舞さんのとなりにいた黒髪の男の子を連れて何処かへ行ってしまった

残ったのは舞さんとあたし

「そっそれじゃあ、寮について説明するね」

まだあたしは入ったばかりだから色々とナイトメアについても舞さんが教えてくれるって言うけど、正直不安

もうっ!ミッチーが【YES】を押さなかったらこんなことには……

「サトミちゃん、まずはここから職業を選んでね」

ハッ。そうだった

今は舞さんとそのお友だちの尚美さんと陽子さんがあたしのナイトメアを手伝ってくれてるんだった(100CPはあたしの分もメールで添付してくれたので今日は戦闘はしなくてオッケーだそうです)

職業は、意味不明なのばっかり

舞さんの職業は……

なになに?

舞さんのゲーム画面に目をやると

【呪われし大賢者】

そう出てきた

どうやら舞さんはランダムで決めた結果これになったらしい

あたしも決まらないし……ランダムでいっか!

【ランダム】

そうかかれたところにボタンをあわせて……カチッ

くるくるくるくる……たくさんの職業が回り続ける
だんだん速度が遅くなって……決まったのが、

【幽霊王女《ゴーストプリンセス》】

は、はぁ?

思わず、二度見してしまった

幽霊王女?

た、確かに、みんなの言ってた通りナイトメアは変な職業しかないのかな?

って言うかこれ職業?

幽霊って……

「ささっ、サトミちゃんの職業も決まったわけだし、使える武器と防具を送っとくね!」

陽子さんはそう言うけれど……

ちょっと気になる

結局、あたしの武器と防具はこれ
【王女のローブ】
【魔法の指輪】
【王女の鞭】


な、
なんだか名前が適当だなぁ……
まぁ、今のところあたしが使えるのはこれだけだし、新しいのを買うお金はないし、舞さんたちが一人ずつあたしのためにくれたものだもん(正確に言うとこれは捨てられないアイテムで【幽霊王女《ゴーストプリンセス》】の職業の人しか使えなかったからくれたんだけだね)

「よしっ!それじゃあ、サトミちゃんのレベル上げにいきますかっ!」

陽子さん、尚美さん、舞さんが手伝ってくれるというのであたしは一番レベルが低いマップから【亡霊の館】というものを選んだ

亡霊……お、お化けとかでるのかな?

とりあえずマップに入ると

舞さんが戦闘について教えてくれた
敵と接触する前なら遠距離攻撃
接触したあとなら通常戦

そんなことをしている間に陽子さんが敵と接触してしまった

「えぇっ!?何でっ!?」

「陽子さん、どうかしたんですか?」

驚いてる陽子さんに話しかけながらも舞さんは戦闘に突入していた

勿論、尚美さんも

「このマップ、推奨レベルが一番低いはずなのにこの敵めっちゃ強いの!」

えっ!?

確か陽子さんってランキング上位の人だよね?

それにこのマップ……【亡霊の館】の推奨レベルは5

「とりあえず、サトミちゃんもあたしのキャラに接触して!」

「は、はいっ」

言われた通り陽子さんのキャラに接触すると画面にはこう表示された

【寺西陽子が戦闘に突入した!】
【八代舞が戦闘に突入した!】
【鈴木尚美が戦闘に突入した!】
【里見サトミが戦闘に突入した!】


1寺西陽子(体力)【4000\5000】
2八代舞(体力)【5000\5000】
3鈴木尚美(体力)【5000\5000】
4里見サトミ(体力)【5000/5000】
5幽霊執事(体力)【7600/8000】

「とりあえず、すぐにデータを確認しましょう!」

「分かった!あたし朝霧さん呼んでくるね!」

陽子さんがそういい席を立ち上がり部室のドアを開けて十秒もたたないうちにその朝霧さんをつれてきた

さっき、杉浦さんと一緒にいた人……それが朝霧さんだった

朝霧さんはすぐに席に座るとパソコンで【亡霊の館】と打ち込み、【幽霊執事】のデータを探し始めた

だけどパソコンの画面には【幽霊執事】の文字はない

「これは……舞さん、ちょっ持っててね!」

朝霧さんはそういうと席を立ち隣の机でうつ伏せになって寝ている男の子を叩いて起こし始めた

「太一!起きてくれよ!新マップだ!新しい敵だ!」

「んぅぅ〜?なんっすか……なんだ……朝霧かぁ……ふわぁぁ〜……」

全然この人起きる気がしてない

「サトミちゃん、次はサトミちゃんのターンだよ」

舞さんはそういうと攻撃について説明してくれた

私は【ナイフによる攻撃】をクリックした

《5ターン目\サトミ》
・サトミの【ナイフ】での切り裂き攻撃!
【ミス!】
・幽霊執事は身をかわした。
・幽霊執事(体力)【7600\8000】変動なし

ここまで来ると、朝霧さんは寝ていた男の子を連れてきた

「全く……これくらい一人でやってほしいっすよ……」

ぶつぶつ文句をいいながら太一、と呼ばれていた男性はパソコンのキーボードをカチカチ

「えーっとこれはどうやらメンテナス中に追加された新しいマップっすね。舞、敵の攻撃を教えるっすよ」

「はいっ」


流石攻略部……

すごいチームワークだなぁ

何て思っていたら、

「サトミ!サトミの職業の魔法が聞くらしいっすよ!」

太一さんがあたしに向かってそう言った