二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃん家の8男子【恋と8男子とサトミちゃん】 ( No.45 )
日時: 2015/10/18 20:05
名前: リィナ (ID: 3CAtWHbZ)

まさか・・・。

サトミ・「おばあちゃん?」

フセ・「ふふ!正解!」

夢の世界で結界張れる人っておばあちゃんしかいないし。

サトミ・「ママに会わせてよ、おばあちゃん!」

フセ・「なら、試練をあげる。」

試練!?

フセ・「試練は・・・シノ君の、悩みを聞きなさい。」

・・・え?

サトミ・「シノの悩み?」

フセ・「さあ、始めるわよ。」

その瞬間、



カァッ・・・!




サトミ・「ひゃっ!」

キュアのビーズ、つまり、シノのビーズが光った。

しばらくすると、

シノ・「・・・サトミ様?」

サトミ・「シノ・・・!?」

シノ・「あの、急に僕の肉球マークが光って、気付けばここに・・・。」

そうなんだ・・・。

そうだ!悩み!!

サトミ・「ねぇシノ!」

シノ・「何ですか?サトミ様。」

サトミ・「シノってさ、悩み、あるよね?」

シノ・「え!?な!?なんで分かったんですかぁ!?」

はい、スルーしてっと。

サトミ・「シノの悩み、なに?」

シノ・「え!?僕の悩みは・・・。」

シノの悩みは・・・?

シノ・「す、すす、好きな人が、出来たこと、です/////」

・・・え!?

サトミ・「ぇえええぇぇえええええ!?意外!」

シノは、あたしの発言をスルー。

サトミ・「誰なの?」

シノ・「僕の好きな人は、同い年で、僕より背の低い子なんです・・・!」

サトミ・「で、誰?」

シノ・「言えません。」

ガクゥゥゥッ!

なんじゃそりゃ!!



続くー

Re: サトミちゃん家の8男子【恋と8男子とサトミちゃん】 ( No.46 )
日時: 2015/10/19 17:04
名前: リィナ (ID: 3CAtWHbZ)

サトミ・「シノ、好きな人居たんだ。」

シノ・「そりゃ、僕だっていますよ!!」

サトミ・「シノの好きな人に対しての悩みってなんなの?」

シノは、5秒くらい考えてからあたしに話した。

シノ・「僕は、好きな人を作った事がないんです。」

へー!そうなんだ。

シノ・「好きと知った今、どう接すればいいのかがわからないんです。」

なんか、

シノの頬が赤くなっていたのは、気のせいか。

シノ・「どうすれば良いんでしょうか。」

わぁぁ!

シノの暑苦しい目線!!

やめてえぇぇぇええ!!!

シノはだんだんあたしの方へ歩いてくる。

そして、ガシッとあたしの手を掴んで、

暑苦しいキッラキラの目を向けられ、

シノ・「教えて下さい!」

そう叫ばれた。

とっさに出て来た言葉は、

サトミ・「いつも通りに、笑いながら話してみれば!?」

シノ・「・・・あ!そうですか?いつも通りにすれば良いんですね!」

でも、シノは少しシュンとしている。

あたしは聞いてみた。

サトミ・「シノはその子に、どうしたいの?」

すると、ボフンッと顔が真っ赤になった。

サトミ・「・・・え?シノ?どうしたの?」

シノ・「ぼ、僕は、僕はですね・・・//////」

言おうとしたけど顔を伏せたり、

辞めようと思ったけど顔上げたり。

しばらくすると、

シノ・「僕は、あの子に・・・こ、ここ、ここここ・・・!」

サトミ・「・・・シノ?」

シノ・「こここ、ここ、ここここ、こここ、こ〜〜!」

『こ』がどうしたの!?

シノ・「こ、こ、告白を!!・・・したい・・・ん・・・です/////」

え?えぇ?

サトミ・「ぇえええぇぇええ!?告白〜〜〜!?」

シノ・「・・・はい/////」

うー・・・ん・・・。

サトミ・「いつから好きなの?」

シノ・「中学一年生の時からです・・・。」

あ、中一からなんだ!

サトミ・「ならさ、告白出来るまでさ、シノの部屋で練習したらいいじゃん!」

シノ・「僕の部屋で告白の練習をするんですか?」

サトミ・「そしたら、誰にも邪魔されないしさ、」

シノ・「確かに、そうですね!」

サトミ・「誰も入らないようにあたしが見張るから!」

するとシノは、

シノ・「ありがとうございます!サトミ様!!」

満面の笑顔で、暑苦しく、明るい声で、お礼を言ってくれた。

その瞬間、

フセ・「シノ君の悩み解決ね!おめでとう、サトミちゃん!」

サトミ・「おばあちゃん!!」

フセ・「シノ君、あなたは帰ってね!えい!」

おばあちゃんは左手をシノの頭にかざすと、


《ポンッ》


黄色い火花と共に消えた。

フセ・「さて、次はサトミちゃん!」

え?あたし、なんかされるの?

フセ・「サトミちゃんは、ママに会わせてあげる!後ろを見てみなさい!」

え?

後ろを振り返ってみると、

ハマ・「サトミ!!」

サトミ・「ママ!?ママー!!」

あたしは、ママを抱きしめた。

覚えてる。

ママの暖かい手。

サトミ・「ママ・・・。」

涙こぼれ落ちていく。止まらないよ。

ハマ・「サトミ・・・!一人にして、ごめんなさい。」







『嬉しい呪い』







おばあちゃんの言った通りだ!

私にとって、嬉しい呪い。

サトミ・「おばあちゃん、ありがとう!」

だめだ、涙があふれて、周りが見えない。

フセ・「サトミちゃん、明日から、ママに会いたい時、夢の中で会えるから。」

え?

サトミ・「本当に?」

ハマ・「そうよ。ママに会いたい時、いつでもおいで。」

サトミ・「・・・!やっ・・・たぁぁ!!」

あたしは、嬉しくて、嬉しくて、

そのまま後ろに倒れてー

































サトミ・「・・・は!ママ?おばあちゃん!?」

今までの・・・夢?

ママに会えた・・・。感触もあった・・・。

サトミ・「・・・そうだ、シノ!」

シノに聞けば!

サトミ・「シノーー!!!!!」

勢いよくシノの部屋に入ると、

シノ・「サトミ様!?ノックして入って下さいぃぃぃ・・・!/////////」

シノ、告白の練習をしている。

サトミ・「よ、良かったぁぁ・・・!」

シノ・「僕は良くありません!!/////」

あはははっ!

あたしの呪い、終わったんだぁ!

・・・後は夏木の呪いだけ!

よーーし!

夏木と一緒に頑張るぞーー!(何を?)









第二話
〜サトミ編〜終わり