二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃんちの8男子【恋と8男子とサトミちゃん】 ( No.344 )
日時: 2016/01/31 10:11
名前: リィナ ◆/73ORiYgDY (ID: w6TIyM.w)

シノとちぃの章 〈シノ目線〉



(ちぃを家まで送るシノ)

里見家から出て約3分。

ボク達はずっと話さずに二人で歩いています。

と、とりあえず、話しかけてみよう…。

シノ「ち、ちぃちゃん」

ちぃ「なぁに?」

う、何話すか決めてなかった……。

えっと、何か喋らないと。


シノ「ちぃちゃんって、好きな人いるの?」


……………ハッ、ボク、何言ってるんだろ…っ!

横から、ボフンッ、と聞こえたけど、それは無視しましょう。←

シノ「いやっ、さっきのは、そのっ、なかったことにしていいから///」

ボクは、いけない事を聞いてしまいました。

だって、ボクは…………。

そう思いかけた時。


ちぃ「いるよ」


え…………?

ちぃ「ちぃ、好きな人、………いるよ」

シノ「あ……そうなんだ、好きな人、いるんだ………」

ちぃ「うん」

ちぃちゃんには、好きな人………いるんだ、ね。

ぼくは……………悲しいです。

ちぃ「シノ君?………どうしたの?」

シノ「………いえ、大丈夫です」

ちぃちゃんの好きな人は………誰なのでしょう………。

ボクは、きっと、暗い表情を見せていたのでしょう。

ちぃちゃんがこう言ったのです。


ちぃ「シノ君が悲しいと、ちぃも悲しいよ………?」


シノ「え──……?それってどういう……」

こと、まで言いたかったけど、言い終わる前に、

ちぃ「あっ、ここちぃの家だからッ!バイバイっ!」

シノ「あっ、ちぃちゃん………うん、さようならっ」

ぼくは手を思いっきり振って……ちぃちゃんを見送った。











【続く】