二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃんちの8男子【恋と8男子とサトミちゃん】 ( No.450 )
日時: 2016/06/19 09:03
名前: ひより ◆/73ORiYgDY (ID: qGyGaEcb)

本編


サトミ「ねぇねぇ!久しぶりに、アルバム見ようよ」

夏木「アルバム?うん、いいよ!」

サトミ「じゃ、取ってくるね。夏木の写真もあるといいなぁ……」

 アルバムはままのへやにあるんだよね。




in、ママの部屋

サトミ「あったあったっ」
 
 部屋に戻ろう。







 ガチャッ

夏木「アルバム、あった?」

サトミ「うん。そんなに分厚くないけど」

 ペラ……

サトミ「あ、さっそく夏木とあたしが写ってるっ」

 その写真では、あたしが小4の時 運動会で撮った写真。

夏木「1才しか差がなかったけど、小学生の時だから、差は大きいね」

 ホントだ、あたしは中3で、夏木が高1。

 中学生と高校生では、背の差が変わらないけど、小4と小5では差が大きいね。

夏木「そういえば、あたし達いつ出会ったんだっけ」

サトミ「あたしが小3の時じゃなかったっけ?紺と五月繋がりで仲良くなって……」

夏木「そっか、紺と五月とサトミは同学年だもんね。小3の時に同じクラスになったんだよね」

サトミ「でも、“昔から仲が良かった”ようにすぐ打ち解けたよね」

夏木「本当に、“小さいときも一緒に遊んでた”のかも、って思うくらい、仲良いからね」

 すると、しのがドアを開けて夏木に言った。

シノ「あのー、夏木様、そろそろ帰ったほうがよろしいのでは……っ」

 時計を見ると、もう5時46分!

夏木「ウソ!あたし、門限6時なのに!て言うか、時間過ぎるの早いよー…!」

サトミ「あははは……また今度遊ぼうよ夏木」

夏木「うん!約束ね……じゃ、あたしはこれで!お邪魔しました〜!」

───バタン…











ねぇ夏木。

今思ったけどさ………あたしたち、似てるよね。



家にイケメンがいて。

毎日いろんな人から睨まれて。

鈍感って言われて。

バカで、成績も良くはなくて。

でも、家にいる男子たちから、離れることはできなくて。

それに、あたし達はイトコのように仲が良くて────










             ………───────本当は、昔から一緒にいたのかも。
















って、少しだけ思ったよ。

でも、ずっと昔から一緒だったんだ。





   ………────あの写真が、そう教えてくれたんだ。
















サトミ「夏木にそう、言えばよかったかな」












第1話 完