二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃんちの8男子【恋と8男子とサトミちゃん】 ( No.458 )
日時: 2016/06/20 17:00
名前: ひより ◆/73ORiYgDY (ID: qGyGaEcb)

第3話 ひとつの写真





 それは、あたしがアルバムを取りに行った時のことだった。


サトミ「……あれ、この写真…」

 この写真だけが、アルバムに貼られていなかった。

 裏返しにされて、一番後ろのページに挟まれていた。

サトミ「こんな写真、あったっけ?」

 ピラッとめくると、その写真は────








「あたしと…男子たちと…………夏木たち?」











───この写真は、あたしが年長の時に撮った写真だった。


 その写真には、まだこのとき会うはずもなかった、この家の8男子と、真代家の兄妹達と、…………あたしが写っていた。

サトミ「これって………もしかして、あたしが幼稚園の時に、すでにみんなと出会ってい
    たってこと──?」

 夏木に言おうと思った。

 でも、頭が混乱して、言えなかった。










夏木「お邪魔しました〜!」

 あの写真、どうしよう。

 夕ご飯の時にみんなに言おうかな……この写真のこと。

 誰か覚えてるかもしれない。

 でも、言わないほうがいいのかな。


 あたしは、何度も悩んだけど、考えは決まらなかった。










夕ご飯

「「いただきまーす」」

サトミ「……いただきます」

 あたしが少しだけだだ下がりなテンションだった事を、シノがすぐに気づいた。

シノ「サトミ様……元気ないですね」

サトミ「うっ………ばれた?」

ゲンパチ「みんな気づいてる」

 あれ!?シノだけじゃ無かったんだ?o_o;

 しょうがない、話そう。



サトミ「じつは───……」
















続く