二次創作小説(紙ほか)
- Re: 正しい魔法使い 【ハリー・ポッター】 ( No.138 )
- 日時: 2016/08/18 14:29
- 名前: すず (ID: 3NNM32wR)
第二十二話 本当の気持ち
「——うっわー、凄い小さい先生だ」
「本当に人間なのかな?」
「小鬼の血を引いてるらしいぜ、パーシーが言ってた」
『呪文学』の授業が始まったばかりの頃、ライリー・ハリー・ロンは『呪文学』担当のフリットウィック先生についていろんな噂話をしていた。
——小鬼かぁ、とライリーは眉をひそめた。小鬼はちょっと苦手だ。
「……にしても僕、ツイてないぜ。君、ライリーとペアを組めばいいのに」
「やめてよ、私『アークロイドさん』とはそれほど仲良くないの!」
「……ライリー、耳をふさいだ方がいいよ——あー、UFOがー」
「ハリー、別に無駄に気を使わなくていいよ。騙されないしさ」
噂話が終わると、ライリー達(特にライリーとロン)はぶすくれていた。何故って、ロンはハーマイオニーと、ライリーはハリーとペアを組んでいて、ロンとハーマイオニーは言うまでもなく相性が悪いのだが——ハリーとペアを組んだライリーがなぜぶすくれているかと言うと。
ハーマイオニーはまるでライリーに嫌われようとしている様な言葉ばかり発するのだから。
「はい、皆さん。こっちを見なさい——今日習う呪文はこれです——ビューン、ヒョイ」
生徒全員に羽を配って、フリットウィック先生が言った(高く積み重ねられた机の上に乗って)。
『ビューン、ヒョイ』
「はいよろしい……では、その動きに『ウィンガーディアム・レビオーサ』をいう言葉を足して。はい、どうぞ」
フリットウィック先生がそう言うと、ハリーはライリーに向かってにやりと笑いかけた。「これ、楽勝だ——汽車の中でやったのと一緒だ」と。
「『ウィンガーディアム・レビオーサ』!」
そして二人がその呪文を唱えると、簡単に羽がふわふわと浮いた。ハリーがまたにやっとした。「これで加点されれば僕、『魔法薬学』の分チャラだ」と言って。
「おお……ミスター・ポッターとミス・アークロイドがやりましたよ!」
それからグリフィンドールに四点加点され、二人がハイタッチし、周りを見渡すと——「ウィンガーディアム・レビオサー!」というロンの声と、それに文句を言うハーマイオニーの声が聞こえた。
「違うわ!手をぶんぶん振り回さないで!それに『レビオーサ』よ!貴方のは『レビオサー』!」
「そんなに言うならじゃあ君がやってみろよ!」
「『ウィンガーディアム・レビオーサ』!」
羽がふわふわと浮いた。ロンはブスくれた顔で、ハーマイオニーは満足そうな顔で羽を見ている。「お見事!」とフリットウィック先生が言った。
