PR
二次創作小説(紙ほか)
- Re: 正しい魔法使い 【ハリー・ポッター】 ( No.23 )
- 日時: 2016/07/30 21:23
- 名前: すず (ID: 3NNM32wR)
第六話 トロッコの悲劇
「——うう、やっぱり気持ち悪い……」
グリンゴッツでは、金庫に行く為の交通手段として『トロッコ』を使うのだが——そのトロッコがなんとも恐ろしかった。ジェットコースター好きにはたまらない……いや、たとえそうだとしても多くが逃げ出すであろうスリル満点の道のりだった。
暗いし速いし危なっかしい!
ライリーの嫌いな物がテンコ盛りだが、どうやらハリーは楽しんだようで、やっとハリーの金庫に着いたと思った時には、呑気に「楽しかったね」などと話しかけてくる。ライリーも、最初のうちは「うん」だとか「すごかったー」などと相槌を打っていたが、同じく気持ち悪いと感じたハグリッドがこっそりと『吐いた』事で(因みにその吐きだされた物と汚れた床は小鬼が魔法で綺麗にした)ライリーにも我慢の限界が訪れた。
「小鬼さん、ごめんなさい——!ハリー、あっち見てて!」
幾らライリーがハリーのことを友達だと思っているからって、さすがに吐く場面までは見せられない。ライリーは今吐きたい分だけを吐いてすっきりした後、小鬼にお礼を言ってハリーの元に戻った。
「ごめん!……やっぱり気持ち悪かった」
「大丈夫?……帰りもあるんだよね、これ」
吐いてすっきりしたものの、ハリーのその一言でライリーはまた嫌な気分になった。帰りもこんな気分だなんて、絶対に嫌だ!
「それに——今着いたのは僕ママとパパの金庫だよね。あとまだライリーの金庫とハグリッドの金庫があるんじゃ……それにハグリッドは近いけどライリーの金庫は離れてた気がする……」
それを聞いてライリー(あと、後ろにいたハグリッドも)は悲鳴を上げた。ハリーと小鬼はうるさそうに耳をふさいだ後、小鬼は言った。
「もう金庫を開けてよろしいでしょうか」
PR
