二次創作小説(紙ほか)
- Re: マリオとマジカル*マスターズ【本編start!】 ( No.12 )
- 日時: 2016/02/10 23:15
- 名前: シロマルJr. (ID: .DwXlVdY)
2.
「よし、まずはルール説明」
前回の話でなぜか、雪合戦をする事になったマリオ達。今は、その雪合戦のルールを、ヨッシーが説明しようとしている。
「勝負は2対2、誰と組むかはクジで決める事にしよう。じゃ、クジを配るよーー」
「ようお前ら、雪合戦やんのか?俺達もやらせてくれよ!」
ヨッシーが言い終わらないうちに、別の声が聞こえた。声をかけてきたのは、黄色キャップでギザギザヒゲのワリオ、その後ろには、紫キャップの同じくギザギザヒゲのワルイージがいた。
「えー…兄さんどうする?僕は入れても良いと思うけど、一応四人でやる予定だから…」
「もちろんオッケーだぜ!雪合戦好きは、みんな仲間だ!大歓迎だぜ」
ルイージの質問に、マリオが即答でOKを出す。何かズレてる気がすると思っている方は山ほどいるだろうが、そこは気にせず置いといてもらいたい。
こうして雪合戦は、新たな仲間を加えて、全部で6人で行われることになった。
「よっしゃ、このワリオ様にかかれば楽勝だぜ!」
「このワルイージも、手加減はしねえからな」
「…で?ルールどうすんの?」
「ああ、そうだね。じゃあ改めてルール説明。まずは、みんなクジを引いて、クジに書いてあったマークが同じだった人でチームを組むよ。あ、マークはキノコ、スター、ファイヤフラワーの3つだよ。2人1組の3チーム作るから」
マリオに言われ、ヨッシーがルールの書いてある紙を見て説明している。
その後からは、キノピオがみんなに伝えた。
「で、チーム内でどちらが大将になるか決めます。大将はヘルメットにこの機械を取り付けます」
そういうなり、キノピオはバッグからよく分からない小型の機械なるものをいくつか取り出した。かなり部品が細かいものだ。
「キノピオ?それ雪当たったら百パー壊れるだろ?何かまずい事にならねえと良いけど」とワリオ。
「その点はご心配なく、いざとなったら全部爆破しますから」
「ばっ…爆破!?」
その言葉が発された瞬間、一同は騒然とした。キノピオの目が怪しく光る。ただでさえ寒い冬が、その何倍も寒く感じたーー南極にいるような感じだろうか。
「アハハ、冗談ですよ。そんな事しませんから、ご安心ください」
「…何だ冗談か。脅かさないでよ…」ルイージが情けない声を出す。
「せいぜいヨッシーさんに弁償してもらうくらいですから」
「何!?ボク聞いてないんだけど!!」
「ヨッシーさんお金持ってるから大丈夫でしょ?」
「キノピオってこんな腹黒だったっけ…?」
キノコ坊ちゃん、恐竜もどきの会話を聞いて、その場の全員が全くもって同じ心情を抱いていた。
それはもちろん、「こんなんでこの小説やってけるんだろうか?」という不安以外の何者でもないものだった。
「さて、続けますが、その機械に雪が当たったら、当てられたチームは負けになります。最後まで機械を壊されず残ったチームの優勝です!優勝チームには、ボクから何か良いものをあげますよ!」
「なるほど、機械の事はともかく、面白そうなルールだな」とワルイージ。
「何か良いものって…これ絶対もらわないほうが良いパティーンだ」とルイージ。
「要するに、バイクに乗ってカツ丼を食いまくれば勝ちなんだな!?」と百パー間違いの反応をするワリオ。
「ワリオ、話聞いてたか?」とマリオがゆるっと突っ込む。
「まあいいや、さっさと始めようぜ!みんなぶっ倒してやる!」
「兄さん、言葉選んで…」
「次回から始まりますよ〜!シロマルさんの気が向けばですが」
「そういう事言うんじゃない!」
あれこれ言いながらも、みんな思い思いに楽しんでいる。楽しい小説になりそうだ。
ーー次回、ついに雪合戦スタート!雪合戦かぁ、最近やってないな(小声)