二次創作小説(紙ほか)
- Re: マリオとマジカル*マスターズ【白と黒の訪問者】 ( No.125 )
- 日時: 2016/04/10 22:33
- 名前: シロマルJr. ◆o7yfqsGiiE (ID: 4qcwcNq5)
マ「お前さ、何で放置するの?ネタが無いから?バカなの?」
ヨ「つーかイラスト描けたの?」
シ「高校のいろんな事で忙しかったの!イラストは描き終わりました!!!」
ル「ヘーついに終わったんだ!」
シ「ただ、画像の容量オーバーに手間取っております…あと数日でやれると思いますが…」
マ「早くしろよー」
8.
フウシと別れて数時間経ち、マリオ達はキノコ王国の裏山を探索していた。
彼らは未だ、この探索の意味を理解できていないでいた。
「何やら霧が出てきましたね…」
ボンヤリしてきた辺りを見回し、ネルが呟いた。
「ホントだね、まださっきから数時間しか経ってないってのに…」
ヨッシーも、いつの間に取り出したのか、沢山のタマゴをお手玉しながら、同じように辺りを見回した。
「ヨッシー、それしまえ」
「タマゴの事?何でしまわないといけないんだよ?」
「ツッコミが追いつかないって、読者の皆さんが疲れちゃうだろ!?」
「どういう意味だよ!?」
「貸せヨッシー!こんなもん叩き割ってやる!!」
マリオがタマゴを没収しようと、ヨッシーに飛びかかったその時ーーー
ーーーフッ……!
何とマリオの手が、ヨッシーの胴体をすり抜けたのだ。
勢い余って、マリオは地面につまづいてしまい、そのまま綺麗に前転を決めた。
「マリオ…?ボクはこっちだよ?」
声のした方を見ると、先程までと変わらないヨッシーの姿が見える。
その顔は、キョトンとした表情でマリオを見ていた。
「そこかっ!」
背後にヨッシーがいる事に気づいて、再びタマゴを取り上げようと手を伸ばす。
しかし、その手はまたヨッシーの胴体をすり抜け、空を切った。
「ど、どうなってるんですか?」
カノを始め、多くの者がその摩訶不思議な現象に、驚きを隠せない様子である。
「マリオ?さっきからどうしたのさ?」
背後を振り返ると、またまた変わらぬヨッシーが、呆れた様子で立っていた。もうお手玉はしていなかった。
「ヨッシー!?本物のヨッシーか!?」
マリオがヨッシーにに触れようとする。その手は、今度はしっかり肩に感触が伝わった。
「本物?今日のマリオ、何かおかしいよ?」
「ヨッシー、落ち着いて聞いてあげて、兄さんはねーー」
ルイージが身振り手振り、これまでの経緯を伝えようとすると、
ーーーアハハッ!どう?楽しかった?あたしは超楽しかったよ!
突如、どこからか声がこだました。
声質からして、まだ幼い少女のものと取っていいだろう。カノより少しだけ年下だろうか?
みんなが辺りをキョロキョロ見回すが、少女らしき姿は見当たらない。
「どこだ……どこにいるんだッ!!」
ルイージが声を張りあげる。が、声が若干震えている事から、怖がっているのが丸分かりである。
「姿が見えないんじゃ、どうしようもないわ…」
ピーチ姫も戸惑っているようだ。周りの戸惑いがどんどん増加していく。
「ここだって、こ〜こ!」
すると突然、ヨッシーの背後で声が聞こえた。
「ギャッ!?」
あまりに唐突な出来事に、情けない悲鳴を上げて転んでしまう。
……そこには、まるで魔法使いのような格好をした、オレンジ髪の少女が立っていた。
「…ねぇ恐竜さん?次は何して遊ぶ?」
少女がヨッシーに顔を近づけ、無邪気に微笑む。
横で小さく2つに結んだオレンジ髪が、空間にサラッと溶け込んだ。