二次創作小説(紙ほか)
- Re: マリオとマジカル*マスターズ【本編start!】 ( No.14 )
- 日時: 2016/02/10 23:17
- 名前: シロマルJr. (ID: .DwXlVdY)
4.
「うおおおおおおーー!!」
バトルが始まった途端、辺りに雄叫びが響き渡る。たかが雪合戦と小馬鹿にしてる方もいると思うが、彼らにとっては大事な一戦なんだ。多分。
勝負は意外にも、序盤から大接戦となっていた。各チームで雪玉を作っては投げ、作っては投げの攻防戦を繰り広げていた。
「おいカツ丼バイクマン!お前もっと早く雪投げろよ、負けるだろーが!」
「うるせえマリオ!お前もちょっとは手伝えよ!」
「俺は動きたくないんだよ。それに俺が当てられたら負けなんだ!よってアイスボールでひたすら雪玉を作ってる!」
「今の時期、外では動かない方が寒いと思うぞ…」
こちらはキノコチーム、早くも対立のお知らせでありますwさて、今後どうなるでしょうか?
一方スターチームは、ルイージが攻撃、大将のヨッシーは雪玉作りと役割分担していた。
最初のうちは、それで順調に進んでいた。が、しばらくするとーー
「ねえルイージ、ボクも雪玉投げていい?」
「え?いや、ヨッシーは大将で、頭の機械が壊されたら負けるだろ?さらに君はどの機械が壊れても、弁償しなきゃいけないんだよ?」
「だってつまらないんだもん。よーしやるぞ!」そう言ってヨッシーが雪玉を拾い、大きく振りかぶる。
その瞬間、彼がつるんと足を滑らせる。そのまま彼は豪快に頭(トサカ?)から地面に真っ逆さま。そして、
グシャリ!!
…嫌な音がした。「イタタタ…」ヨッシーは気づいてないが、ルイージにははっきり見えた。自分チームの大将のヘルメットから、小型の機械が取れていて、それがバラバラに分解されていたのを。
「あ、機械壊れてる!だから言ったじゃんか!」
「え?でもこれは入らないでしょ。だって相手の雪玉によってじゃないもん!」
地面に頭が刺さったまま、ヨッシーが必死に言い訳する。
「おいヨッシー、言い訳は見苦しいからやめといた方がいいと思うぞ。あと早く頭抜け」マリオが呆れた様子で忠告する。
「いえ、言い忘れてましたが、どんな理由であれ自チームの機械が壊れた時点で、負けは決定なんです。よって、スターチームのヨッシーさんとルイージさんは、残念ながら脱落です。そしてヨッシーさんは、機械弁償決定ですw」
キノピオがそう説明する。最後のは必要なんだろうか?
「ほら!余計なことするから!」
「転ぶなんて思っても見なかったんだよ!!」
見苦しい言い争いが聞こえる。何はともあれ、これで正式に、スターチームの脱落が確定した。
さてさて、これで残っているチームは、
・マリオ率いる【キノコチーム】
・ワルイージ率いる【ファイヤフラワーチーム】の2チームとなった。
「よし、このまま優勝するぜ!」とマリオ。
「うおおおーっ!勝負だワルイージ!」とワリオ。
「何て言うか…俺達のチーム、特に何もしてないのに勝ち残ってんぞ。しかも書かれてないけど、ウチ真ん中にいるじゃん?挟まれまくりじゃん」とワルイージ。
「セリフ長っ!でもそんな事気にしません!ここまで来たら勝ちましょうね!」とキノコ坊ちゃんw
今日はの寒さのはずなのに、今、彼らの周りは、まるで燃え盛る爆炎のようにアツく盛り上がっていた。
ーーその頃、会場の端っこにて、
ヨッシー「ねえルイージ、ボクらここにいる必要ある?」
ルイージ「…ないんじゃね?」
ーー次回、雪合戦決着。結果やいかに!?