二次創作小説(紙ほか)
- Re: マリオとマジカル*マスターズ【コメント大募集!】 ( No.37 )
- 日時: 2016/02/10 23:24
- 名前: シロマルJr. (ID: .DwXlVdY)
シ「お久しぶりデス。お待たせしてすみませんでした…」
ル「ホントだよ、一週間何やってたの?」
シ「いや、彼女できたからしばらく遊びにーー」
マ「シロマルくーん?嘘はいけませんよー?」
シ「すみませんでした…」
<本編>
3.
ピーチ姫がさらわれて知らせを受けて、マリオ達は"いつもの場所"に向かった。
「おいクッパ!!ピーチ姫を返せ!!」
…もちろん、クッパ城の事である。
クッパ城のてっぺんには、毎度お馴染み、大きな図体をしたクッパが大きなカゴを抱えて立っていた。その中にいるのは、もちろんピーチ姫だ。
「マリオ達、助けて!」
ピーチ姫が必死に助けを求める。カゴをがしゃがしゃと揺すりながら。
「待っててピーチ姫、今助けに行くから!」
そう言って、ルイージが一気に飛び出した。他のみんなも後に続く。その時ーーーー
「ハーハハハ!お前達を行かせはしない!」
そう言って、近くの草むらから飛び出してきたのは、クッパクラウンに乗りこんたクッパの息子クッパJr.だ。
「お前…いつからそこにいたんだよ?」
思わずマリオがツッコミを入れる。Jr.はそれには答えず、(あ、僕じゃないよ?)
「お前達なんかが、お父さんにかなうわけがないさ。せいぜいボコボコにやられてくるがいい!」
「…は?ボク達を行かせはしないんじゃなかったの?」
クッパJr.の矛盾しすぎている発言に、ヨッシーがニヤニヤしながらツッコむ。
「あ…と、通してやるからってやつだよ、だ、だからコテンパンのフライパンにされろってことだ!」
あからさまに慌ててる様子のクッパJr.に、ヨッシーはますますニヤニヤした。
「…くっだらなw」
ずっとクッパを睨んでたマリオが、クッパJr.に向き直って同じく睨む。
「なっ!?ボ、ボクは絶対にお前達を通さない、通さないんだからな!!」
「どっちなんですか…」
ずっと黙ってたキノピオも、さすがにイライラして呟く。キノピオがここまで腹を立てるのは珍しい。
「あーもういい。どっちみちお前は邪魔だからな、ここで八つ当たりだっ!!」
ーーボカッ!!
「ウギャ!!」
どこかが割れる音を立てながら、マリオに殴られたクッパJr.は、その場に倒れこんだ。
「よし、今のうちだ、行くぞっ!!」
「兄さん…八つ当たりはさすがにひどいと思うよ」
「あ!?じゃあお前はもっといい言い方あったのかよ?」
「いや、そういう問題じゃ…」
「くだらない争いはあとあと!ボク達はピーチ姫を助けないと!」
完全に兄弟げんかをしていた二人を、ヨッシーが冷静に仲裁した。
「でも…クッパJr.さんが少しかわいそうです。ちょっとウザかったですけど…」
「そういう思いを抱くのもあとだよ!早く行くよ!」
「ぐ…た、助けて…」
クラウンから落ち、苦しそうに手足をジタバタさせるクッパJr.を横目に、マリオ達はクッパ城に突入した。
ーーその頃クッパ達は…
ク「まったく、ワガハイの息子は何をやっとるんだ…」
ピ「…バカ」
クッパの部屋のモニターから、彼らの様子をこっそり伺っていた。