二次創作小説(紙ほか)

Re: マリオとマジカル*マスターズ【コメント大募集!】 ( No.43 )
日時: 2016/02/10 23:38
名前: シロマルJr. (ID: .DwXlVdY)

〜茶番劇7.マリオ達の正月(2日目・プレゼントを賭けた真剣勝負)〜

マ「正月2日目だな」
ル「みんな、忘れたわけじゃないよね」
ヨ「もちろん!ピーチ姫へのプレゼントを賭けた、ある勝負をするんでしょ?」
シ「主にキノピオが原因なんだけどね…」
キ「…それで?その勝負というのは、何をするんでしょうか?」
ル「ああ、せっかくのお正月だから、お正月らしいスポーツで勝負しよう!」
マ「なるほどな。スポーツなら負けないぜ!で、何をするんだ?」
ル「ジャジャーーーーン!!」
ヨ「えーーと?ラケットに黄色いボール…そして、この人工芝のコート…」
ル以外「これテニスじゃんか!!」
キ「どこがお正月らしいんですかっ!?」
ヨ「テニスなんて一年中できるじゃんか」
ル「テニスをバカにしちゃダメだよ。テニスは今が旬なんだから」
マ「スポーツに旬とかあるの!?」
シ「フ…フハハハハハハハ!!残念だったなみんな!」
キ「シ、シロマルさん?どうかしました!?」
シ「実は僕、つい半年前までテニス部に所属してたんだよ!そして自慢じゃないがレギュラーとして試合に出場
した事があるのさ。種目を間違えたなぁ、ルイージ君!!」
ル「なっ!?まさかシロマルにこんな一面があったなんて…」
ヨ「何の取り柄もないただの中学生だと思ってたのに」
シ「僕の事そういう風に見てたの!?」
マ「へっ、んなもん関係ねえよ!誰が相手だろうと、実力で勝つだけだ!!」
キ「おお、マリオさんカッコいいです!」
ヨ「ちょっとでも良いこと言って、好感度をあげようっていう魂胆だね。見え見えだよ」
マ「そういう事言うんじゃありません!!」
ル「とにかく早くはじめようよ。あ、キノピオはクリスマスに、ピーチ姫にプレゼントあげてるから、参加しなくて良いよ」
キ「やった!ありがとうございます!」
マ「良いなーキノピオ…」
ヨ「よし、負けないぞー!」

ーークジにより、チームは次のように決定した。

・チームA マリオ・ヨッシー
・チームB ルイージ・シロマル

ピ「じゃあ、みんな頑張ってね!」
シ「誰のせいだと思ってんだよ…」
ーーーピーーーーーッ!!
ヨ「先攻はボク達だな。マリオ、サーブよろしく」
マ「おう、少しはマリオテニスでやってたからな。絶対負けねえぜ!」
シ「いいかルイージ、ラケットの持ち方は両手で軽く握るようにして…」
ル「持ち方くらい知ってるよ!」
マ「今だっ!!スーパーマリオサーーーブッ!!」
ーードンッ!
ピ「ポイント、チームA!フィフティーン・ラブ!!」
シ「今のポイントになるの!?」
ヨ「ナイッサーマリオ!!」
マ「へへ、伊達に主人公やってるわけじゃないんだぜ!」
ル「ほら、油断してるから一点取られたじゃんか、シロマルのせいで!」
シ「いやバリバリ反則じゃん!!」
キ「チームB…ドンマイです」
マ「よし、この調子で行くぞヨッシー!」
ヨ「うん、絶対に勝とう!」
シ「くそ〜、次は絶対に打ち返してやる!」
ル「シロマルの目に炎が燃え上がっている!?」
マ「くらえ!再びスーパーマリオサーーーブッ!!」
シ「同じ手は食らうか!それっ!」
ーーパーーーーン!
ル「ナイスレシーブ!」
マ「お、中々やるじゃないか。よし、勝負だシロマル!!」
シ「望むところだ、永遠の主人公!!」
ヨ「何かカッコいい!?」
マ「それっ!コーナーをついたこの一球でーー」
ル「おりゃーーーーーっ!!」
ーーパンッ!
マ「…!?ルイージ!!」
シ「ナイスボレー!!」
ル「兄さん、僕も永遠の2番手として、兄さんと勝負するよ!」
マ「よっしゃ、負けねえぞ弟よ!!」
キ「……なんだかんだあって、1セット目はチームAが先取しました!」
マ「省略しない!!」
ヨ「…ボク、何もしてない…」


そして、勝負は意外にも互角の展開を広げていた。
セットを取る、取られるの繰り返しで、セット2対2の同点で、最終セットを迎えた。
ーーそして、ポイント『40対30』。チームAのアドバンテージ、ヨッシーのサーーーブ!!

ヨ「これをとれば、ボク達の勝ちだ…これで決める!!」
マ「ファイトだぜ、ヨッシー!」
シ「くっ、何があっても返してみせる!!」
ル「シロマル、落ち着いて返してこう!」
ヨ「そりゃ!!」
ヨッシーの打ったサーブは、ピンポイントでサービスラインの隅にヒットした。
シ「おっ?中々難しいコースに打ってくるじゃないか。だが取れない球じゃないーー」
瞬間、どこからかシロマルの足元に別のボールが転がってきた。…そして
ーーすてん!!
シ「うわっ!?」
みんな「おおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
シロマルはそのまま、コートにすてんと転げ落ちた。もちろん、ボールの勢いは緩まらず、シロマルの横を通過した。
ピ「ゲーム!!スコア3対2!よってこの勝負、チームAの勝ちよ!」
マ・ヨ「やったーーー!!」
シ「はあぁぁ!?なんであそこで別のボールが転がってくるんだよ!?アレがなきゃ絶対勝てただろ!」
ル「シロマル…情けないよ」
マ「マまあ、約束は約束だもんな。ってなわけでシロマル、ピーチ姫へのプレゼントよろしく!」
シ「…はあぁ…結局こうなるのか…」
ル「まあまあ、僕も半分くらいコイン…あ、君の世界ではお金っていうのかな?出してあげるから」
シ「な、いいの!?」
ル「同じチームメイトだからね」
シ「ルイージ…」
ル「その代わり、利子は高くつくよ?w」
シ「そういうリアルな話しなくていいから!!」
ピ「じゃ、いつでも良いから、私に何かプレゼントしてね。楽しみに待ってるから!」
シ「いや、そう言われましても…」
マ「何にせよ、今日はこれで終わりだな」
ヨ「今日は何か楽しかったね」
キ「…シロマルさん、本当にテニス部に所属してたんですか?」
シ「本当だよ!レギュラーになったのも全部本当なんだよ!あれはたまたまボールが転がってきて…」
キ「言い訳は見苦しいですよ(冷たい目)」
シ「う……」
ル「…さ、そろそろ終わろうか?」
マ「そうだな、じゃあみなさんまた明日!」
みんな「さよなら〜!」














シ「ルイージ君、さっきの話本当?」
ル「利子が高くつくのはねw」
シ「…何でそこだけ…?」