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家に入ると、魔法の道具でありふれていた。アルカネブにも分からないモノがほとんどだった。分かったのは「かくれん防止器（スニーコスコープ）」くらいだろう。
特に多かったのは、赤地に金色のライオンの描かれたタペストリー類だ。おそらく二人はグリフィンドール出身だろう。

「あのぅ……お二人はグリフィンドール出身で？」

分かっていたが、聞いてみた。

「ええ。私達はグリフィンドール出身。だから知り合ったの」

成る程そうだったのか。謎が解けてきた。
今度は職業が気になった。聞いてみる事にした。

「ご職業は？」

ベルクスが答える。

「僕は癒者（ヒーラー）。ああそうだ、マグルの医者（ドクター）はヒトを切り刻むらしいが本当かね？」