二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方異系郷/東方×ガゲプロ ( No.1 )
- 日時: 2016/03/08 17:54
- 名前: hum (ID: JZOkdH3f)
【如月 伸太郎】幻想入り?
ジリリ…ジリリ……
シ「大音量で流すなああああああああ!!」
ベッドから勢い良く飛び出し、オレの命(PC)に怒鳴り散らすオレ。
エ「おはようございます!ご主人!」
シ「おはようございます!..じゃないよ!もうちょっとまともに起こして!?朝から耳鳴りが止まないからな!?最悪だからな!?」
朝から派手にやらかしてくれたのはコイツ、エネだ。
どういう訳かは知らないが、2年前ぐらいからPCに住み着いている。
PCだけでなく、スマホなどにも移れるらしい。
高スペックだね\(^o^)/
エ「むふふ…、明日は何にしましょうか……」
シ「ぐぬぬ……」
絶対に突っ込んではいけない気がする。
ただひたすらにエネの顔が悪意に満ちている気がしてならないわ。
エ「明日はサイレンでし。朝からノリノリになれる最高のBGMでし」
シ「何処のブ○チだよ!最悪の間違いだよ!!明日は、ってなんだよ!?」
しまった、突っ込んでしまった。
明日は最悪だあぁ……。
エ「あ、ネタバレしちゃいましたね。……あ」
シ「ん?なんだよ、エネ」
エ「今日って確か…団長さん達とカップ買いに行く約束してませんでしたか?」
シ「あぁ〜、そういや、そうだったな」
エネはこういう時に役立つ。
と言うと、可哀想だが実際そうなので誤魔化しようがない。
ドアの隙間から漏れるこの暑さが嫌いだ。
夏ってなんでこんなに暑いんだよ……。
シ「行って来ます」
…かなり久しぶりに言った気がする。
っう、相変わらずな暑さだな。
こんな日に赤ジャージ着ているオレは可笑しいかもしれないが。
…………?
シ「ん?キドじゃないか。どうしたんだ?」
アジト以外でキドだけを見ることは無いような気がする。
何気に家の近くだし、迎えに来てくれたのか?
キ「あ、ああ、シンタローか。丁度良かった。着いて来てくれ」
おいおい、唐突だな!?
シ「は…、カップ買うんじゃなかったのか?」
なんだ、このシリアスな空気。
オレにシリアス似合わんって。何度言ったら分かるんですか!
キ「緊急事態なんだ。アジトに知らない物があるんだ!」
シ「あ、あぁ…で、来いって事か」
うん。納得出来るよ?
出来るけど無理矢理過ぎない?
エ「…噂の奴かもしれないです!行きましょう!!」
噂の奴って…そうかもしれないけど……。
シ「…行くか」
- Re: 東方異系郷/東方×ガゲプロ ( No.2 )
- 日時: 2016/03/06 12:43
- 名前: hum (ID: JZOkdH3f)
シ「…………本?」
……想像してたのと違う。
もっとこう、禍々しい物が在るのかと思ったんだが。
カ「東方…妖怪書……?」
セ「不思議っすね〜、存在しているかのように書かれているっす」
確かに変だな。
妖怪は存在しない筈で、科学的にも証明されている…のに。
マ「な、なにこれ……やく、も…?」
モ「むらさき!?むらさきさんって言うらしいです!」
ヒ「おばさん、馬鹿なの?ゆかりだよ。紫と書いてゆかり」
コ「……?本、って光るの?」
キ「いいや、光らないぞ?」
コ「でも、光ってる……」
コノハ?
みんなが声を揃え、本に注目した、その時だった。
光がメカクシ団一同を包み__!?
「うわああぁぁああああ_!!」
- Re: 東方異系郷/東方×ガゲプロ ( No.3 )
- 日時: 2016/03/08 17:57
- 名前: hum (ID: JZOkdH3f)
【榎本 貴音】馬鹿の刺客
エ「痛っ………!?」
シ「痛いのはこっちの台詞だ!エネ!」
痛いとか知らないっつーの!
そもそも、あんたが其処に居るのが悪いじゃんか!
シ「貴音………?」
貴「はい?…って、元に戻ってる!?」
いやいや、元に戻るのは良いが、なんで糞後輩の前で正体晒す羽目になんのよ。
可笑しいでしょ!?
貴「……あ、えっと…元、エネです…?」
シ「おいばかn……貴音!散々やらかしてくれたな?」
貴「バーカバーカ、非力のバカタローが私に勝てないでしょ?」
ふん、と鼻で笑う。
2年前まで散々私を馬鹿にしやがって……お返しだもんね〜だ。
シ「バカはお前だ、ば・か・ね!」
?「誰が馬鹿よ!」
?「誰って…そんなことも分かんないか?」
?「煩い!バカって言う方がバカだもん!」
本物の馬鹿だな…………。
- Re: 東方異系郷/東方×ガゲプロ ( No.4 )
- 日時: 2016/03/06 20:03
- 名前: hum (ID: JZOkdH3f)
?「怒ったもん!アイシクルフォーr__」
?「恋符:マスタースパーク!!」
危なっ!
な、なんなのよ……さっきから。
突然、私の頭上を図太い何かが放たれた。
物凄い音が響き、反響し、耳を塞ぎたくなるほどだ。
シ「っ……!お前、危ないじゃないか」
シンタローが怒りを露わにする。
放たったの、こんなか弱い少女なんだ…。
魔「危ない?……ああ、外来人か。なら、しょうがないな。…さっきのは素敵な巫女が説明してくれるだろうさ。………そういや、自己紹介していなかったな、私は霧雨 魔理沙だ。宜しく」
シ「如月 シンタローだ。巫女…は何処に居るんだ?」
貴「榎本 貴音。あんたが案内でもしてくれるの?」
正直言って、彼女__魔理沙は何を言っているのかわからない。
外来人とはどういうことか、此処は何処なのか…?
ああ、もう!
私に難しいことを考えるのは向いてないわね…
魔「うーん…まあ、良いぜ。用があったところだし、案内してやるよ」
……魔理沙って奴はイイ奴かもしれない。
- Re: 東方異系郷/東方×ガゲプロ ( No.5 )
- 日時: 2016/03/08 17:52
- 名前: hum (ID: JZOkdH3f)
【瀬戸 幸助】魔法の森中
少し時は遡る……。
ーーーー
セ「ん……う、うぅ…あれ、此処は…?」
陽射しがとても暖かい。
目覚めは良いが、此処が何処か分からない以上、油断は出来ない。
?「あら、起きたの」
セ「な、なんすか!?」
ビクッと身体が強張る。
……俺を介抱してくれたのだろうか。
そうだとしたら、とても嬉しいが…こんなか弱い少女が俺を運べるか?
………答えはNO、だ。
?「貴方、見た目に反して結構軽いのね。運ぶの楽だったわ」
セ「…ふぁ?俺を運んだんすか?」
なんたる怪力。
俺を一人で運ぶって凄いんだが。
ア「…あら、名前を教えて無かったわね。
……私はアリス・マーガトロイド、宜しくね」
そう言ってアリスは微笑んだ。
うむ、綺麗だ。……ごめん、さっきのは気にしないで。
セ「俺はセトっす。宜しくっす!」
俺は手を差し出すが、握られることは無かった。
アリスさん冷たいな…美人なのに。
?「うわぁ!人形が沢山有ります!凄い!」
ア「もう一人の子が起きたわ、行きましょう」
セ「は、はいっす」
アリスさんお人好しな割に冷たい………。
- Re: 東方異系郷/東方×ガゲプロ+a ( No.6 )
- 日時: 2016/03/08 18:21
- 名前: hum (ID: JZOkdH3f)
【如月 桃】魔法の森中
モ「可愛いお人形さんがいっぱい!」
辺りを見渡すと、目に付くのは人形だ。
明るい色で作られた服、整った顔、精密に作られた体。
壊すことを躊躇してしまう程であり、息を呑むのも無理はない。
……それほどの出来ばえなのだ。
?「如月さん!?」
え?何?
確かに名前を呼ばれた。
誰?
モ「…セトさん?」
ああ、そうだ。
確か、私、訳が分からない光に呑み込まれて__。
キィン、と頭が痛くなった。
『思い出すな』…そういうことだろうか。
?「目を覚まして早々悪いのだけれど…今から出掛けるわよ」
綺麗な人。
まるでお人形さんみたいだ。
……人形?もしかして、アレを作ったのは……。
いいや、それを考えるのは止そう。
モ「何処に出掛けるんですか?」
?「うーん…あなた達は恐らく、此処にいちゃダメ。
だから、博麗神社に行くわ」
そういえば、この人の名前を聞いてない。
聞いとかなきゃ……。
それより、博麗神社は何処にあるんだろう?
…聞いたことの無い名前だけど。