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【華襠 幸人】紅い霧と渦巻く独占欲。

ーーレミリア、幸人、マリーがメインです。

俺は今、とても幸せだ。
好きな人の側に居れること。

100年ものの年月が経ち、忘れられてるんじゃないか。
そんな不安が過ぎったが、心配する必要は皆無だった。

彼女はちゃんと呼んでくれた。
『幸人』って。

幸「……レミリア？どうかしたん？」

＿＿レミリア。
彼女こそが俺が思いを馳せる相手だ。
この恋が叶わないことなんて知っている。
だけど、どうしても自分のものにしたい……。

そう思ってしまう俺は末期なのだろう。

レ「いや、どうもしてないわよ？……ただ、なんで紅霧が出てるのかな…って」

抱え込むのは良くない。
最終的に俺に縋り付いてくるレミリアもいいが、ここは声をかけるべきだろう。

幸「そうだんな＿＿」
マ「レミリアが出している訳じゃ無いんだよね？」

お前、レミリアを疑うのか？
確かにレミリアは悪い事をしているかも知れない。
しかし、それは悪気があってした訳じゃないのだ。



レ「……やっぱり、これも＿＿」
幸「紅魔館に着いたけど、どうすんの？」

レミリアから無視されているような気がして、無理矢理遮った。

マ「大きな館だね〜」