【フランドール・スカーレット】カチカチと一定のリズムで時を刻む。寝転ぶと、視界には殺風景な天井が映り込む。横を向いても同じ景色。同じ景色ばかり、つまらない。フ「誰か来てくればいいのに」ぎゅーと縫いぐるみを抱き締めると、目を閉じる。私の視界には、草原が広がり、青空が映る。とある絵本から得た情報を想い出す。瞑想してるみたいで、楽しい。そして、目を開く。私の前には、見慣れていて、見慣れないものが居た。フ「……お姉様!?」