二次創作小説(紙ほか)
- Re: 東方異系郷/東方×ガゲプロ+a ( No.37 )
- 日時: 2016/04/26 18:54
- 名前: hum (ID: JZOkdH3f)
幸「えっと、愛弓……だっけか?そいつ殺したん、俺。…とりあえず、ごめん。俺、帰るな」
淡々と告げられたその事実に、私は黙る事しか出来なかった。
幸人さんは霧となって、何処かへと行った。
パ「………小悪魔、今の状況整理、お願い」
パチュリー様が沈黙を破るかの様に声を張り上げる。
幸人さんは言うだけ言って、何処かへ行った。
優先順位としては幸人さんを探す事が第一かも知れない。
小「重要な部分を纏めるとしたら…。
・幸人さんは二重人格だった。
・予想ですが、フラン様と幸人さん、関係がありそう。
と、言うところ…でしょうか?」
レ「そうね、そうなるわ。…フラン、一体どういう事なの?何か、隠し事でもしてた?」
お嬢様が胸の辺りで腕を組み、手を顎に添えながらそう言った。
優しさが含まれていて、圧のかかる様な声だった。
目には疑いの思いが浮かび上がり、怖さを増させた。
小「お、お嬢様、関係がありそうっていうのは予想ですよ〜!」
レ「いえ、小悪魔。それは私も思ってたの。幸人とフランの仲が悪いのは、何かあるんじゃないかってね」
お嬢様がふわり、と微笑む。
慌てて止めようとしたのが馬鹿みたい。
止めようにも、止めれなくなってしまった。
はぁ、私は溜息を吐き、お嬢様とフラン様のやり取りを静かに見る……筈だった。
レ「でも、それは今回の主旨に外れてる。私たちは、何故…紅霧異変が再発したのか、それを解決する為にここに居るのよ」
お嬢様はフラン様に少し近付き、また離れた。
マ「そ、そうだよね…、この話はまた、後にしたら良いよね……」
パ「そうね、レミィの言う通りよ。…って事で小悪魔、何故異変が再発したのか…考察をお願い」
小「えぇ!?また私ですか!?」
パチュリー様の落ち着いた声が聞こえなくなると同時に、一枚の紙切れを渡された。
『…これを読めと?』目を動かし、パチュリー様を見つめると、パチュリー様は『ええ』と言う様に頷いた。
フ「さ…さぁ、読んでよ、小悪魔。咲夜が来そうだわ。結果を聞くよりも、先に予想を聞きたい…」
フラン様がぎこちなく微笑み、言葉を発した。
フラン様の言う通りだ、さっさとこの紙を読み上げるとしよう。