二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃんちの恋のライバル!? ( No.27 )
日時: 2016/07/29 15:42
名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: EoZogUA7)

〜回想〜

「はぁ…」

意味わかんねぇ…。なんだよ急に別れるとか。
別れる原因は俺だったのか…?いや、絶対にあれはサトミの勘違いだ。

〜☆〜

たぶんサトミの勘違いが始まったのであろうあの日の夜。
俺は、仕事の話をするために、先輩と店に来ていた。

「…で、ここはこうしたほうが効率が良くなるかと」
「そうね…。じゃ、今度相談してみましょ。なかなかいい案だと思う」
「そうですか。ありがとうございます」

はじめはこんな感じでまじめな雰囲気だったけど、段々話が変わってきて、こんな話になった。
で、この時の出来事に、サトミが勘違いをするような心当たりがある。

「そういえば、山下君彼女さんがいるんでしょう?かわいいって聞いたわ」
「かわいいって…。ま、確かに否定はしませんけど。でも、結構やらかすタイプですよ」
「そうなの?」
「はい。この間なんて…」
「あははっ、いいじゃない、可愛くて」
「そうですかぁ?」

この時、俺と先輩はへらへら笑って「面白がっている」くらいだった。
けど、何も知らない、ただ外から表情だけを見ていたサトミからしたら楽しそうにキャッキャやってるようにも見えた…かもしれない。
けど、あんなことになるなんて…。

〜☆〜

「…どう考えても、サトミの過ぎた勘違いのせいだな、うん」

俺は自己解決した。
確かに俺にも勘違いさせるような行動をとってしまった責任はあるけれど、あんな大事にまで持って行ったのは…サトミだ。

「…ま、別にもう過ぎたことだけど…」

そう呟いて、左手首に付けていた腕時計を見る。
もうさすがに家を出ただろう。そう思って俺は家に戻った。