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二次創作小説(紙ほか)
- Re: サトミちゃんちの恋のライバル!? ( No.35 )
- 日時: 2016/08/16 14:32
- 名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: 3Oig7PbJ)
〜勘付く占い師〜
ピンポーン ピンポンピンポーーーーーン!!
「あーーーっ、なんだよ!うるせぇな!」
バンッ!
俺は、うるさく鳴り響くインターホンの音にむかついて、力任せにドアを開けた。
「痛ったぁ…。相変わらず乱暴だなぁ…コブンゴくんは」
そのドアに顔面を勢いよくぶつけて悶えていたのは、犬川ソウスケ。
俺の、大嫌いな男だった。
〜☆〜
「なんでテメーが来たんだよ…」
「んー?だって、なんかよくない感じだったから」
「ふん…。勝手に言ってろ」
またあのくだらない占いかよ。
当たってるあたり、ホントムカつく。
「で。何かあったわけ?」
「…何も」
「うんあったんだね。じゃあお兄さんに話してごらん」
「ねぇって言ってんだろ!」
勢いよく机をたたき、立ち上がる。
「おお怖い。落ち着けって。座れ」
「俺の家だし」
「あーはいはい分かった。で、サトミと何かあったわけ?」
「別に。勘違いですれ違って別れただけ…っあ」
ボロを出した。
「へぇ…わかれたんだ?」
「し、しょうがねーだろ…あいつが、勝手に…」
「まったく。勝手なのはどっちなんだ〜って話だよね。ホントのことを言わないでさ」
「おまえ、また勝手に人の心を…!」
俺はまた、握りこぶしを作って立ち上がる。
「しょーがないだろ。あーもういいや、今日は帰る」
「勝手に帰れ」
「素直じゃないなー。じゃ、また来るから」
「来なくていい!」
照れ屋だなーといって、アイツは帰っていった。
なんなんだよ。いったい何をしに来たんだ?
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