二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方封宝伝〜紅魔編 ( No.9 )
日時: 2016/04/29 11:02
名前: hum (ID: JZOkdH3f)

?「お姉様っ、大丈夫!?」

バァン!!と大きな音を立てながら扉が開かれる。

……もうちょっと静かに開けろよ。
地震の次は家族を落ち着かせなきゃいけないのか……。

半ば苛立ち気味に、声のした方を向く。

レ「フラン、騒がしいわ……もう少し静かに開けて」
フ「そこ!?普通『大丈夫よ』とか『フランの方こそ、大丈夫なの?』とか関係のある事喋って!!せめて!」

くっそモノマネ上手いじゃねぇか糞野郎。
なんでそんなに私のモノマネが上手なんだよ、可笑しいでしょ。

咲「……妹様、お言葉ではありますが、うるさいです」
フ「地震の後だよ!?なんでそんなに落ち着いてんの!?怖いよ!」

フランが怖いわ。
むしろ何でそんな落ち着いてツッコミできんだよ、って話なんだけど…。

レ「はいはい、茶番はそこまでにして。……と、フラン…パチェ達は?」
フ「お姉様…私より親友の事を優先するの!?この…ッ、浮気者!」
レ「何を誤解招く事言ってんのよ!」

はぁ、なんかもう一気に疲れた。
浮気者って何よ、付き合ってもすらねぇっての。

咲「その点は心配なさらなくていいですよ、お嬢様。連れてきたので」
レ「やっぱり咲夜は気が利くね〜」

咲夜はやはり垢が抜けている。
難しく言うなら、瀟洒…という所だ。

咲「…紫様を」
レ「おい!可笑しいだろ!!」

紫「あらあら……レミリアったら、やらしいのね〜…実の妹を…」
レ「お前はとっとと帰れ!付き合ってもすらねぇよ!」


前言撤回、咲夜は馬鹿だ。
なんで紫なんかを連れてくるんだ、空気読めよ。

いつまでも一つのネタにくっ付いてる場合じゃないわ、早くみんなの安全を確認しないと…。

咲「と、いうのは冗談で、ちゃんと連れてきてますよ」
フ「咲夜は準備が良いのね〜、行き当たりばったりな冗談だけじゃなくて、ちゃんと連れてきてたとは!」

咲「…有難きお言葉です」

なんか嫌味混じってる気がするよ!?
行き当たりばったりな、って嫌味だよね!?

咲夜気づいてないの?馬鹿なの?


パ「もう、レミィったら…いつまで平和ボケしてるつもり?」
レ「………は?」

パチェからの呆れ混じりな言葉を聞き、我に返る。

そして、またもや誰かの声が飛び込んできた。
?「そうね、パチュリーの言う通りよ」

……お前等そんなにかっこ良く登場したいか。