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<プロローグ>　　　【×××】

とある気高い吸血鬼は幼かった。

『幼い見た目とは裏腹に、恐ろしき怪力を持つ』

???：何よこの本。腐った事しか書いてないわね。


偉そうな態度をとり、我が道を進む・・・正に吸血鬼と言えよう。
自己中心的思考な持ち主で、周りを巻き込む。

‘‘・・・厄介な奴だ,,

何処かの誰かが、そう言っていたのは覚えていて。
そうやって、周りから嫌われ、畏れられ、離されたのも・・・・
彼女は覚えている。


???：っていう感じの、面白くない?
???：ええ、そうね、面白いね。・・・私を悲劇のヒロイン的扱いするのやめてくれない?
???：ごめん、どんなポジションにも置けるから・・・。
???：全く、困った者だわ。


そうやってまた、彼女達は笑い合うのだろう。