二次創作小説(紙ほか)
- Re: 紅い吸血鬼の日記~東方 ( No.8 )
- 日時: 2016/06/10 19:02
- 名前: 秋林檎 (ID: Ouicm1PF)
修学旅行旅行楽しかった!!
東大寺の仏像衝撃的だったww((
<第一話> 【レミリア・スカ一レット】
レミリア:んん〜・・・・うぅ・・?
咲夜:お嬢様、もう朝ですよ。
とんとん、と軽く肩を叩かれる。
・・・私は泣いていたらしい。
メイド長である十六夜 咲夜が私の頬を拭った。
レミリア:咲夜、吸血鬼を朝に起こすとは・・・。
咲夜:はっ、申し訳ございません。ですが、昨日・・・・
レミリア:昨日?
咲夜は優秀だ。
よくよく、昨日の出来事を思い出してみよう。
・・・・・・。
レミリア:・・・。
咲夜:どうです、もしかして・・・・・・冗談だと、おっしゃるのですか?
レミリア:・・・ごめん、私がすっかり忘れてた。・・はぁ、生き様を変える、ってね。
私の自慢の従者に泥を塗るわけにはいかない。
・・・・・此処は素直に認めなければ。
咲夜:お嬢様は、随分と変わられましたね。
レミリア:そうかしら?全然自覚はないのだけれど。
咲夜がぽつり、と漏らす。
咲夜は嬉しいような、淋しいような、何を伝えたいのか分からない。
真意が伝わらない歪んだ顔をしていた。
レミリア:でも、そうかもね。・・・・・幻想郷に来てから考えが変わった。
日が射さないような小さな窓から幻想郷を一瞥した。
ーーーーーーー
午後7:47、紅 美鈴はレミリアに呼ばれ、レミリアと真正面から見つめあっている。
美鈴:あっ、えぇと・・・何かご用です・・・・か?
美鈴は気が弱い。
だからいつもレミリアの妹に振り回されているのだ。
現に今、この状況でも美鈴は怯んだ様な瞳でレミリアを見つめている。
レミリア:別に?何も用はないよ。
美鈴:・・・・・・・嘘ですね。
レミリアは顔を少し隠すように俯き、声は少し震えている。
美鈴は絞り出した様な声で言った。
瞳は弱々しくも何かを主張している。
レミリア:流石、気を敏感に感じ取る妖怪代表、美鈴ね。
美鈴:あの、ホントにそういうのいいんで。
レミリアは美鈴の言葉を聞いて、ガクッと首を落とす。
しかし、仕方あるまい、とでも言うかの様に顔を上げる。
レミリア:フランの事なんだけど。最近、変態っていうか、その、ね?分かるでしょ?
美鈴:言えたら・・・・・・・言って、おきます。
レミリア:・・・・・ありがと。
なんだ、そんな事か、と美鈴は安堵しながら仕事へと戻った。
ーーーーーーーーーー日記。
*月**日
今日はフランと沢山お話しした。
フランと別れた後、とても疲れた。
疲れの原因が何か大体察しはつくから、
その事に関して美鈴に相談した。
朝型吸血鬼は珍しいから、人里に出ると、
物凄く注目された。
羽も触られたから、ビックリした。周りを良く見ないとなぁ・・・。
何気に、今日初めて一人で人里に行った。
ーーーーーーーーーー
フラン:お姉さま、入っていい?
レミリア:ん?何?・・・・・とりあえず、入って。
日記を書き終えた後、フランが枕を抱えてやって来た。
あ、ちょま、このパターン・・・・・。
フラン:一緒に寝ていい?
レミリア:やっぱりかああああああああああ!!!!
フランの天使の様な笑みに対して、レミリアは頭を抱えて蹲った。