二次創作小説(紙ほか)

Re: 【暗殺教室】二次創作 第1話後編 ( No.14 )
日時: 2016/07/31 12:20
名前: 暗殺教室大ファン (ID: EBIrcfyl)

僕は先生の目の前で立ち止まった。
(殺れば出来るっ!)バッ!
思いっきりナイフを前に出した。でも、当然のように受け止められた。
「言ったでしょう。もっと工夫を。」
(認めさせなきゃ。どんな手を使っても!)
渚は超破壊生物に抱き着く。
「しまった!」
超破壊生物が見た物は、対先生弾がたっぷり入った手榴弾だった。
(BB弾グレネード!!)
超破壊生物は焦る。
(特製のな。もらった!)
寺坂はボタンを押した。すると渚の手榴弾が爆発した
バンッ!!!
BB弾は色んな所に飛んで行った。
「ッしゃぁ!百億いただきぃ!
ざまぁ!こいつも自爆テロは予想してなかっただろ!」
寺坂は喜ぶ。
「ちょっと寺坂!渚に何持たせたの!?」
茅野は強い口調で寺坂に聞く。
「おもちゃの手榴弾だよぉ。ただし、火薬を使って威力を上げている。」
寺坂は茅野をにらみながら言う。
「え・・・火薬?」
「あぁ、人間が死ぬ威力じゃねぇよぉ。」
寺坂は渚を見ながら言う。
「!」
渚を見た寺坂は驚いた。
(無傷?タコの死体とつながって。)
ビビった寺坂は天井を向いた。
「実は先生、月に一度脱皮をします。」
N 先生の顔は見るまでもなく真っ黒だ。
寺坂が壁にもたれて座る。
「手法者は寺坂。君だな?」
超破壊生物は珍しく呼び捨てで呼んだ。
「先生は君達には危害を加えません。でも君達以外にはどんな危害を加えるか分かりませんよ?」
そう言って超破壊生物はマッハ20で外に出た。
ビュビュビュビュン!
帰って来た超破壊生物の手にはクラス全員の家の表札だった。
「お・・・俺ん家の表札!?」
寺坂はビビる。クラス全員もビビった。
「さっき言った通りです。君達以外にはどんな危害を加えるか分かりませんよ?
 家族や友人。・・・いや、君達以外を地球ごと爆発させますからね。」
「なんなんだよ!テメェ!迷惑なんだ!いきなりきて地球爆発とか暗殺しろとか。迷惑なんだ!」
寺坂が泣きながら怒る。
すると超破壊生物の顔は明るい朱色になる。
(「正解なら明るい朱色。」)
渚の言葉を思い出す。
「迷惑?とんでもない。君達の暗殺はすごく良かった。」
そう言って超破壊生物は寺坂を褒める。超破壊生物は次に渚の方に行き、触手を頭にのせて言う。
「特に渚君。君の自然な体運びは百点です。先生は見事にスキを突かれました。」
超破壊生物の顔は二重丸になっていた。
「!!」
すると超破壊生物の顔は暗い紫になった。
(「間違っていたら暗い紫。」)
また渚の言葉を思い出す。
「ただし!寺坂君は渚君を、渚君は自分を大切にしなかった。
 そんな生徒に暗殺する資格はありません!」
超破壊生物の顔は黄色に戻ってクラス全員に言う。
「人に笑顔で胸を張れる暗殺をしましょう。君達全員それが出来る力を秘めた有能な暗殺者だ。
 暗殺対象である先生からアドバイスです。」
N マッハ20で怒られて、うねる触手で褒められた異常な教育が僕は普通に嬉しかった。この異常な先生は僕らの事を正面から見てくれていたから。
超破壊生物は教卓にあいた穴を見て過去を思い出した。
「さて問題です渚君。
 先生は殺される気などみじんもない。皆さんと3月までエンジョイしてから地球爆破です。それが嫌なら君達はどうしますか?」
N 暗殺なんてしたことないし、他にすべき事が沢山ある。けど思った。
「その前に先生を殺します。」
N この先生なら、殺意さえも受け止めてくれる。
「ならば殺してみなさい。殺せた者から帰ってよし!」
N 僕等は殺し屋。標的は先生。
「殺せない、先生。あ、名前、殺せんせーは?
N 僕等と殺せんせーの暗殺教室。始業のベルは明日も鳴る。

第1話終了