二次創作小説(紙ほか)

Re: 東方 夢想朱 ( No.6 )
日時: 2016/08/26 05:34
名前: 瑠愛 (ID: qUUtOunA)


「やば……と、言いたいところだけど」

私はそう言って不敵な笑みを浮かべながら、足元に落ちていた魔理沙の缶のようなものを軽く蹴り、魔理沙の顔の前に持っていく。
衝撃を与えたことにより、プシュッという音が鳴り、中から煙幕が出てくる。

「ぐあっ」

私は魔理沙の腹に弾幕を放つ。
魔理沙は痛みに嗚咽を吐きながら後方に吹き飛ばされた。
そのまま地面を蹴り上げ、私は魔理沙との距離を一気に詰め、魔理沙の額に護符をはりつける。

「動かさない方がいいわよ。頭、吹っ飛ぶから」

私が魔理沙にはったのは、起爆つきの護符。
魔理沙は必死に剥がそうとするが、護符は博麗の力なしでは解けない。
だが、

「……なら、お前も道ずれだ!」

そう言って魔理沙は私に向かってくる。
後数センチというところで、ポンッと軽い音が鳴り、護符が起爆する。
もちろん遊びだったため、本当の威力ではないが。

「………ったあ……まさかこっちに向かってくるとはね」
「そ、そんなの私が一番痛いんだぜ」

赤く腫れている額を抑えながら、魔理沙は涙目で訴えてくる。
と、言うものの、起爆はそこまで威力がないはずなのだが、直前にゴチンと頭を打ちつけたからだ。